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公開番号
2025123129
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024019022
出願日
2024-02-09
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
20/50 20160101AFI20250815BHJP(車両一般)
要約
【課題】異常状態の発生により発電機が発電量非制御状態とされても車両の走行可能距離の低下を抑制できる、車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両10は、エンジン12と、エンジン12に連結された発電機GEと、発電機GEと電力授受可能な高圧バッテリ52と、エンジン12を駆動する補機58に電力を供給する低圧バッテリ56と、高圧バッテリ52と低圧バッテリ56との間に設けられたDC/DCコンバータ54と、を備える。電子制御装置90は、異常状態の発生により発電機GEが発電量非制御状態とされた場合において、発電機GEで発生する逆起電力Vemfが高圧バッテリ52のバッテリ電圧Vbat以上となるようにエンジン12の回転速度であるエンジン回転速度Neを増大させる増大制御を実行するとともに高圧バッテリ52からDC/DCコンバータ54を経由して低圧バッテリ56へ電力を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンに連結された発電機と、前記発電機と電力授受可能な高圧バッテリと、前記エンジンを駆動する補機に電力を供給する前記高圧バッテリよりも低圧である低圧バッテリと、前記高圧バッテリと前記低圧バッテリとの間に設けられたDC/DCコンバータと、を備える車両の、制御装置であって、
異常状態の発生により前記発電機が発電量非制御状態とされた場合において、前記発電機で発生する逆起電力が前記高圧バッテリの電圧以上となるように前記エンジンの回転速度を増大させる増大制御を実行するとともに前記高圧バッテリから前記DC/DCコンバータを経由して前記低圧バッテリへ電力を供給する
ことを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記異常状態の発生により前記発電機が発電量非制御状態とされた場合において停車状態であると、前記増大制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載された車両の制御装置。
【請求項3】
前記異常状態の発生により前記発電機が発電量非制御状態とされた場合において前記車両が走行状態であると、車両加速度が所定の許容範囲内に制御可能な場合には、前記増大制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載された車両の制御装置。
【請求項4】
前記異常状態の発生により前記発電機が発電量非制御状態とされた場合において前記走行状態であると、前記車両加速度が所定の許容範囲内に制御不能な場合には、要求駆動トルクに基づいて前記エンジンの回転速度が定められる
ことを特徴とする請求項3に記載された車両の制御装置。
【請求項5】
前記車両は、前記高圧バッテリから供給される電力により駆動される走行用の動力源である電動機を、更に備え、
前記異常状態の発生により前記発電機が発電量非制御状態とされた場合には、前記電動機が非駆動状態とされる
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載された車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンと、そのエンジンに連結された発電機と、その発電機と電力授受可能な高圧バッテリと、そのエンジンを駆動する補機に電力を供給する低圧バッテリと、それら高圧バッテリと低圧バッテリとの間に設けられたDC/DCコンバータと、を備える車両の、制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンと、そのエンジンに連結された発電機と、その発電機と電力授受可能な高圧バッテリと、そのエンジンを駆動する補機に電力を供給する低圧バッテリと、それら高圧バッテリと低圧バッテリとの間に設けられたDC/DCコンバータと、高圧バッテリから供給される電力により駆動される走行用の動力源である電動機と、を備える車両の、制御装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-245009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両の制御装置では、走行用の電動機の異常が検出された場合には、電動機を駆動制御しない「非駆動状態」とされることで電動機の損傷が最小限に食い止められる。この場合、低圧バッテリ及び補機には直接的に或いは間接的に発電機の出力電圧が降圧された電力が供給されるため、これら低圧バッテリ及び補機は通常通り機能する。したがって、電動機が非駆動状態とされても走行用の動力源をエンジンとした走行が可能である。
【0005】
ところで、例えば発電機の異常が検出された場合には、発電機をその回転速度に応じたロータコイルの励磁電流に調整していない「発電量非制御状態」とすることで発電機の損傷を最小限に食い止めることが考えられる。この場合、発電機から高圧バッテリへの電力供給が途絶えるおそれがある。高圧バッテリから電力が供給される電動機を非駆動状態にしてもDC/DCコンバータにより高圧バッテリから低圧バッテリ及び補機への電力供給が継続されると、高圧バッテリの蓄電量が次第に低下する。これにより、補機への電力供給ができなくなる補機バッテリ上がりが発生して走行用の動力源をエンジンとした走行が不能となるおそれがある。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、異常状態の発生により発電機が発電量非制御状態とされても車両の走行可能距離の低下を抑制できる、車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、エンジンと、前記エンジンに連結された発電機と、前記発電機と電力授受可能な高圧バッテリと、前記エンジンを駆動する補機に電力を供給する前記高圧バッテリよりも低圧である低圧バッテリと、前記高圧バッテリと前記低圧バッテリとの間に設けられたDC/DCコンバータと、を備える車両の、制御装置であって、異常状態の発生により前記発電機が発電量非制御状態とされた場合において、前記発電機で発生する逆起電力が前記高圧バッテリの電圧以上となるように前記エンジンの回転速度を増大させる増大制御を実行するとともに前記高圧バッテリから前記DC/DCコンバータを経由して前記低圧バッテリへ電力を供給することにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、異常状態の発生により前記発電機が発電量非制御状態とされた場合において、前記発電機で発生する逆起電力が前記高圧バッテリの電圧以上となるように前記エンジンの回転速度を増大させる増大制御が実行されるとともに前記高圧バッテリから前記DC/DCコンバータを経由して前記低圧バッテリへ電力が供給される。このように発電機が発電量非制御状態とされた場合において、発電機で発生する逆起電力が高圧バッテリの電圧以上となるように増大制御が実行されることで、DC/DCコンバータにより高圧バッテリから低圧バッテリへの電力供給が継続される。これにより、高圧バッテリの蓄電量の低下が抑制されて補機バッテリ上がりの発生が抑制されるため、車両の走行可能距離の低下が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例に係る電子制御装置を備える車両の概略構成図であるとともに、車両における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。
図1に示す高圧バッテリ、インバータ、発電機、DC/DCコンバータ、及びバッテリシステムECUについての説明図である。
図1に示す電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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