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公開番号
2025122461
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017965
出願日
2024-02-08
発明の名称
組成物、接着剤および被覆剤
出願人
国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
89/00 20060101AFI20250814BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】湿潤時における接着性に優れる接着剤および被覆剤に関する技術を提供する。
【解決手段】組成物は、ゼラチンと、ポリエチレンイミンと、ポリリジンとの少なくとも一方のポリカチオンと、同一分子内に2個のフェノール性水酸基を有する芳香族化合物であって、フェノール性水酸基の位置関係がオルト位又はパラ位である芳香族化合物と、を含む組成物であって、固形分換算において、ゼラチンが50質量%以上80質量%以下であり、ポリカチオンが10質量%以上35質量%以下であり、芳香族化合物が2質量%以上10質量%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ゼラチンと、
ポリエチレンイミンと、ポリリジンとの少なくとも一方のポリカチオンと、
同一分子内に2個のフェノール性水酸基を有する芳香族化合物であって、前記フェノール性水酸基の位置関係がオルト位又はパラ位である芳香族化合物と、を含む組成物であって、
固形分換算において、
前記ゼラチンが50質量%以上80質量%以下であり、
前記ポリカチオンが10質量%以上35質量%以下であり、
前記芳香族化合物が2質量%以上10質量%以下である、
組成物。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の組成物において、
固形分換算において、前記ゼラチンが60質量%以上70質量%以下である、
組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の組成物において、
前記芳香族化合物は、カフェ酸と、3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-L-アラニンと、3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸と、2,5-ジヒドロキシ安息香酸と、からなる群より選ばれる少なくとも一つを含む、
組成物。
【請求項4】
請求項1に記載の組成物において、
前記芳香族化合物は、カフェ酸と、3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸と、からなる群より選ばれる少なくとも一つを含む、
組成物。
【請求項5】
請求項1に記載の組成物を含む、接着剤。
【請求項6】
請求項1に記載の組成物を含む、被覆剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、組成物、接着剤および被覆剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷の低減を目的として、バイオマス由来の接着剤の利用が注目されている。そして、ゼラチンは、バイオマス由来の木質用接着剤として古来から利用されている。しかしながら、ゼラチンは耐水性が低いという課題があった。この課題を解決するために、非特許文献1には、ヒドロキノンとカテキンとのいずれか一方とゼラチンとを配合する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「ポリフェノールの酸化架橋を利用したゼラチン接着剤」科学と工業、86巻、223-228(2012)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、発明者らは、非特許文献の技術では、耐水性が向上するものの、湿潤時における接着性が十分ではないことを発見した。このため、ゼラチンを用いた接着剤であって、湿潤時における接着性に優れる接着剤に関する技術が望まれている。また、このような課題は、接着剤に限らず、ゼラチンを用いた被覆剤等においても共通の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することができる。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、組成物が提供される。この組成物は、ゼラチンと、ポリエチレンイミンと、ポリリジンとの少なくとも一方のポリカチオンと、同一分子内に2個のフェノール性水酸基を有する芳香族化合物であって、前記フェノール性水酸基の位置関係がオルト位又はパラ位である芳香族化合物と、を含む組成物であって、固形分換算において、前記ゼラチンが50質量%以上80質量%以下であり、前記ポリカチオンが10質量%以上35質量%以下であり、前記芳香族化合物が2質量%以上10質量%以下である。この形態の組成物によれば、湿潤時における接着性に優れる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の組成物において、固形分換算において、前記ゼラチンが60質量%以上70質量%以下であってもよい。この形態の組成物によれば、湿潤時における接着性により優れる。
【0008】
(3)上記(1)または(2)に記載の組成物において、前記芳香族化合物は、カフェ酸と、3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-L-アラニンと、3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸と、2,5-ジヒドロキシ安息香酸と、からなる群より選ばれる少なくとも一つを含んでいてもよい。この形態の組成物によれば、湿潤時における接着性により優れる。
【0009】
(4)上記(1)から(3)までのいずれか一項に記載の組成物において、前記芳香族化合物は、カフェ酸と、3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸と、からなる群より選ばれる少なくとも一つを含んでいてもよい。この形態の組成物によれば、湿潤時における接着性にさらに優れる。
【0010】
(5)本開示の他の形態によれば、上記(1)から上記(4)までのいずれか一項に記載の組成物を含む接着剤が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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