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公開番号
2025121681
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017288
出願日
2024-02-07
発明の名称
流体制御弁
出願人
CKD株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
F16K
1/32 20060101AFI20250813BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】開閉動作の高速化を可能とする流体制御弁を提供すること。
【解決手段】弁座33と、弁座33に当接または離間をするダイアフラム部材34と、弁座33に最も近づいてダイアフラム部材34を弁座33に当接させる下限位置と、弁座33から最も離間する上限位置と、の間で動作し、ダイアフラム部材34に対し、少なくとも当接をする方向の駆動力を伝える駆動軸22と、駆動力を発生するために、駆動軸22を下限位置の側に付勢するスプリング部4Aと、を備える流体制御弁1Aにおいて、スプリング部4Aは、駆動軸22を下限位置の側に常時付勢する第1圧縮コイルばね42と、駆動軸22が、下限位置と上限位置との間の所定位置と、上限位置と、の間にあるとき、駆動軸22を下限位置の側に付勢する第2圧縮コイルばね43と、を備えること。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弁座と、
前記弁座に当接または離間をする弁体と、
前記弁座に最も近づいて前記弁体を前記弁座に前記当接をさせる第1位置と、前記弁座から最も離間する第2位置と、の間で動作し、前記弁体に対し、少なくとも前記当接をする方向の駆動力を伝える駆動軸と、
前記駆動力を発生するために、前記駆動軸を前記第1位置の側に付勢する付勢部と、
を備える流体制御弁において、
前記付勢部は、
前記駆動軸を前記第1位置の側に常時付勢する第1付勢部材と、
前記駆動軸が、前記第1位置と前記第2位置との間の所定位置と、前記第2位置と、の間にあるとき、前記駆動軸を前記第1位置の側に付勢する第2付勢部材と、
を備えること、
を特徴とする流体制御弁。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の流体制御弁において、
前記所定位置は、前記流体制御弁が所定の容量係数を得ることが可能な弁開度に対応する位置であること、
を特徴とする流体制御弁。
【請求項3】
請求項2に記載の流体制御弁において、
制御流体は、ウエハの成膜処理に用いられるプロセスガスであること、
前記所定の容量係数は、前記成膜処理に必要な容量係数であること、
を特徴とする流体制御弁。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1つに記載の流体制御弁において、
前記所定位置は、前記第2位置に対して60%以上、前記弁座から離れた位置であること、
を特徴とする流体制御弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弁座と、弁座に当接または離間をする弁体と、弁座に最も近づいて弁体を弁座に当接をさせる第1位置と、弁座から最も離間する第2位置と、の間で動作し、弁体に対し、少なくとも当接をする方向の駆動力を伝える駆動軸と、駆動力を発生するために、駆動軸を第1位置の側に付勢する付勢部と、を備える流体制御弁に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体製造工程における成膜処理には複数種のプロセスガスが用いられる。このプロセスガスの流量を制御するために、流体制御弁が用いられる。流体制御弁としては、例えば、特許文献1に開示される流体制御弁が知られている。特許文献1に開示される流体制御弁は、エアオペレイト式開閉弁であり、エアシリンダによりダイアフラムと弁座の当接離間動作を制御し、プロセスガスの流量制御を行うものである。
【0003】
具体的には、図9および図10を用いて説明する。図9は、従来技術に係る流体制御弁100の断面図であり、流体制御弁100の弁閉状態を示している。図10は、従来技術に係る流体制御弁100の断面図であり、流体制御弁100の弁開状態を示している。
【0004】
まず、流体制御弁100の弁開動作について説明する。流体制御弁100は、ノーマルクローズタイプであるので、アクチュエータ部7が動作していない状態では、圧縮コイルばね82によって、ダイアフラム部材94が弁座93に当接した閉弁位置に位置されている(図9参照)。アクチュエータ部7は空圧駆動のエアシリンダ構造であるため、操作エアが、パイロットポート74からアクチュエータ部7に送給されると、ケース71内のピストン(不図示)が離間方向(図9,図10中の上方)に移動する。これに伴い、ピストンと結合する駆動軸72が同方向に駆動される。ばね受け83は、駆動軸72と連結されているので、圧縮コイルばね82による荷重に抗して上昇する。これにより、ばね受け83によって押さえつけられていたステム92が、ダイアフラム部材94の復元力によって離間方向(図9,図10中の上方)に上昇する。ダイアフラム部材94は、図10に示すように、復元力によって球冠形状に戻り、弁座93から離間する。これにより、流体制御弁100は、弁開状態となる。この弁開状態で、プロセスガスは、弁孔912から弁室911に流入され、次いで、出力流路914に出力される。
【0005】
ここで、圧縮コイルばね82によって駆動軸72に負荷される当接方向の荷重について、図4を用いて説明する。図4は、圧縮コイルばねによる荷重とストロークの関係を示したグラフである。より具体的には、グラフ中の破線が、従来技術に係る流体制御弁100における、圧縮コイルばね82によって駆動軸72(ばね受け83)に負荷される当接方向の荷重と、駆動軸72のストロークとの関係を表している。なお、ダイアフラム部材94が、その復元力により、駆動軸72(ばね受け83)に対して離間方向に荷重を負荷しているため、ここでいう荷重とは、圧縮コイルばね82のばね荷重から、ダイアフラム部材94によって発生する荷重を差し引いた値である。
【0006】
また、横軸のストロークは、駆動軸72の位置を表しており、ストローク0%は駆動軸72が下限位置にあることを意味し、ストローク100%は駆動軸22が上限位置にあることを意味する。なお、横軸の括弧内の数値は、流体制御弁1Aの弁開度を表している。駆動軸22が下限位置(ストローク0%)であるとき、流体制御弁1Aは弁閉状態であるため、弁開度は0%である。駆動軸22がストローク80%であるとき、ダイアフラム部材34が球冠状に戻ることで流体制御弁1Aは弁開度が最大となるため、弁開度は100%である。また、縦軸の荷重は、駆動軸22が下限位置(ストローク0%)にあるときの荷重を100%として表している。
【0007】
グラフを見れば、駆動軸72が下限位置から離間方向に移動するにつれ(すなわち、ストロークが増大するにつれ)、駆動軸72に負荷される荷重が直線的に増大してく。これは、駆動軸72が離間方向に移動することで、圧縮コイルばね82が圧縮されていくためである。そして、駆動軸72が上限位置(ストローク100%)に到達すると、荷重は200%に達する。
【0008】
次に、流体制御弁100の弁閉動作について説明する。流体制御弁100が弁開状態にあるときに、パイロットポート74への操作エアの送給が停止され、パイロットポート74から操作エアが排出されると、圧縮コイルばね82による荷重(図4:荷重200%)によって、ばね受け83は当接方向(図9,10中の下方)に駆動される。ばね受け83は、ステム92を押圧することで同方向に移動させる。ステム92の移動に伴い、ダイアフラム部材94は変形されて弁座93に当接する。ダイアフラム部材94が弁座93に当接すると、流体制御弁1が、図9に示すように、弁閉状態となる。弁閉状態では、ダイアフラム部材94と弁座93との間がシールされ、プロセスガスの弁孔912から弁室911への流れが遮断される。つまり、流体制御弁100は、圧縮コイルばね82による荷重(図4:荷重200%)によって弁閉の動作が開始され、かつ、圧縮コイルばね82による荷重(図4:荷重100%)によって弁閉時のシールが保たれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-223318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
近年進んでいる半導体の微細化に伴い、流体制御弁の開閉動作の高速化が望まれている。開閉動作の高速化のためには、圧縮コイルばねによる荷重が、弁開動作の際の荷重は可能な限り低いこと、弁閉動作の際の荷重は可能な限り高いことが望ましい。その理由は以下の通りである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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