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公開番号2025120740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015786
出願日2024-02-05
発明の名称風向調整装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20250808BHJP(車両一般)
要約【課題】吹出口から吹き出される風の風向をより視覚的に認識することが可能な風向調整装置を得る。
【解決手段】風向調整装置2は、車室空間Sに開口する吹出口321から吹き出される風の風向を調整可能な装置であり、吹出口321に連通する送風路32と、吹出口321から吹き出される風の風向を変更可能な風向変更部33と、を有する風向調整装置本体3を備えている。さらに、風向調整装置2は、吹出口321の輪郭線C0よりも外側で吹出口321の輪郭線C0に沿うように配置され、吹出口321から吹き出される風の風向を表示することが可能な風向表示部4を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車室空間に開口する吹出口から吹き出される風の風向を調整可能な風向調整装置であって、
前記吹出口に連通する送風路と、前記吹出口から吹き出される風の風向を変更可能な風向変更部と、を有する風向調整装置本体と、
前記吹出口の輪郭線よりも外側で前記吹出口の輪郭線に沿うように配置され、前記吹出口から吹き出される風の風向を表示することが可能な風向表示部と、
を備える、
風向調整装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記風向表示部が複数の照明体を備える、
請求項1に記載の風向調整装置。
【請求項3】
複数の前記照明体の輝度を別個独立して調整することが可能な制御部を備える、
請求項2に記載の風向調整装置。
【請求項4】
前記吹出口を含む平面上には、前記吹出口から吹き出される風の向きに対応する座標が割り当てられており、
前記制御部は、前記風向変更部の位置に基づいて前記吹出口から吹き出される風の向きに対応する前記平面上の座標を対象座標として決定し、前記対象座標から前記照明体までの距離に応じて前記照明体の輝度を調整する、
請求項3に記載の風向調整装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記対象座標からの距離が第1の所定距離となる前記照明体の輝度が最大となり、前記対象座標からの距離が第2の所定距離以上となる前記照明体の輝度がゼロとなるように、前記照明体の輝度を調整する、
請求項4に記載の風向調整装置。
【請求項6】
前記第1の所定距離は、前記吹出口から吹き出される風の向きが前記吹出口の法線方向から最もずれた向きとなる場合における前記対象座標からの最小距離である、
請求項5に記載の風向調整装置。
【請求項7】
前記第2の所定距離は、前記吹出口から吹き出される風の向きが前記吹出口の法線方向となる場合における前記対象座標から前記照明体までの最大距離である、
請求項5または請求項6に記載の風向調整装置。
【請求項8】
前記第2の所定距離は、前記吹出口から吹き出される風の向きが前記吹出口の法線方向となる場合における前記対象座標から前記照明体までの最小距離よりも大きい、
請求項5または請求項6に記載の風向調整装置。
【請求項9】
前記吹出口の輪郭線は、略長方形状をしており、
前記第2の所定距離は、前記吹出口から吹き出される風の向きが前記吹出口の法線方向となる場合における前記対象座標から前記吹出口の輪郭線の短辺側に位置する前記照明体までの最小距離である、
請求項5または請求項6に記載の風向調整装置。
【請求項10】
前記制御部は、輝度が最大となる2つの照明体の間に1つの照明体が存在する場合には、前記1つの照明体の輝度も最大となるように調整する、
請求項5または請求項6に記載の風向調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、風向調整装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両に用いられる空調装置において、車室空間に風を吹き出す吹出口に備えられる風向調整装置は、空調風吹出装置、エアアウトレット、ベンチレータ、レジスタなどとも呼ばれ、例えば、インストルメントパネルやセンターコンソール部などの車両の各部に設置され、冷暖房による快適性能の向上に寄与している。
【0003】
このような風向調整装置としては、下記の特許文献1に開示されているように、複数のフィンを回動自在に連結させることで形成される第1のフィンおよび第2のフィンを有する風向変更部を備えるものが知られている。
【0004】
そして、回動自在に連結させた複数のフィンを変位させることで、吹出口から吹き出される風の風向を調整できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-178581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような風向調整装置においては、吹出口から吹き出される風の風向をより視覚的に認識できるようにするのが好ましい。
【0007】
そこで、本開示は、吹出口から吹き出される風の風向をより視覚的に認識することが可能な風向調整装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の風向調整装置は、車室空間に開口する吹出口から吹き出される風の風向を調整可能な装置である。この風向調整装置は、前記吹出口に連通する送風路と、前記吹出口から吹き出される風の風向を変更可能な風向変更部と、を有する風向調整装置本体と、前記吹出口の輪郭線よりも外側で前記吹出口の輪郭線に沿うように配置され、前記吹出口から吹き出される風の風向を表示することが可能な風向表示部と、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、吹出口から吹き出される風の風向をより視覚的に認識することが可能な風向調整装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態にかかる風向調整装置が配置されるインストルメントパネルを模式的に示す斜視図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置を模式的に示す斜視図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置が備える風向表示部における風向の表示方法の一例を模式的に示す図であって、(a)は、風向が正面を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図、(b)は、風向が左右方向の中央で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図、(c)は、風向が最も右側で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図、(d)は、風向が正面よりも右側で上方に向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置を示すブロック図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の吹出口および照明体に風向に対応する座標を割り当てる方法の一例を示す図であって、吹出口および照明体において座標が割り当てられる点を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の吹出口および照明体に風向に対応する座標を割り当てる方法の一例を示す図であって、図5の各点に座標を割り当てた状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第1例を説明する図であって、輝度がゼロとなる第2の距離を説明する図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第1例を説明する図であって、輝度が最大となる第1の距離を説明する図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第1例を説明する図であって、点Vから照明体までの距離と照明体の輝度との関係を示すグラフである。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第1例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が正面を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第1例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が左右方向の中央で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第1例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が最も右側で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
図12の一部を拡大して示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第2例を説明する図であって、輝度がゼロとなる第2の距離を説明する図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第2例を説明する図であって、輝度が最大となる第1の距離を説明する図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第2例を説明する図であって、点Vから照明体までの距離と照明体の輝度との関係を示すグラフである。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第2例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が正面を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第2例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が左右方向の中央で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第2例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が最も右側で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第3例を説明する図であって、輝度がゼロとなる第2の距離を説明する図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第3例を説明する図であって、輝度が最大となる第1の距離を説明する図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法の第3例を説明する図であって、点Vから照明体までの距離と照明体の輝度との関係を示すグラフである。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第3例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が正面を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第3例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が左右方向の中央で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第1実施形態にかかる風向調整装置の照明体の輝度の決定方法を第3例とした場合における風向表示部の表示状態を示す図であって、風向が最も右側で最も上方を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
第2実施形態にかかる風向調整装置が配置されるインストルメントパネルを模式的に示す斜視図である。
第2実施形態にかかる風向調整装置の吹出口および照明体に風向に対応する座標を割り当てる方法の一例を示す図である。
第2実施形態にかかる風向調整装置が備える風向表示部における風向の表示方法の一例を模式的に示す図であって、風向が正面を向いている場合における風向表示部の表示状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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