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公開番号2025117275
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012024
出願日2024-01-30
発明の名称検眼システム、検眼プログラム、および検眼方法
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/028 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 被検者の仮枠検査を精度よく進めることができる検眼システム、検眼プログラム、および検眼方法を提供する。
【解決手段】 被検眼を検眼するための検眼システムであって、被検眼の自覚式測定における光学特性の第1測定結果を取得する第1取得手段と、被検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズにおける光学特性の第2測定結果を取得する第2取得手段と、第1取得手段が取得した第1測定結果と、第2取得手段が取得した第2測定結果と、を比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて、第1測定結果と第2測定結果とのずれに関する報知情報を出力する出力手段と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼を検眼するための検眼システムであって、
前記被検眼の自覚式測定における光学特性の第1測定結果を取得する第1取得手段と、
前記被検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズにおける光学特性の第2測定結果を取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段が取得した前記第1測定結果と、前記第2取得手段が取得した前記第2測定結果と、を比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づいて、前記第1測定結果と前記第2測定結果とのずれに関する報知情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする検眼システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1の検眼システムにおいて、
前記比較手段は、前記第1測定結果と前記第2測定結果とを比較することで、前記比較結果として、前記第1測定結果に基づいて設定される許容範囲に前記第2測定結果がおさまるか否かの検出結果を取得し、
前記出力手段は、前記検出結果に基づいて前記報知情報を出力することを特徴とする検眼システム。
【請求項3】
請求項2の検眼システムにおいて、
前記被検眼の前記光学特性の種類、および、前記第1測定結果における測定値の大きさ、の少なくともいずれかに基づいて、前記許容範囲が異なることを特徴とする検眼システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかの検眼システムにおいて、
前記第2取得手段は、前記第2測定結果をリアルタイムに取得し、
前記比較手段は、前記第1測定結果と、都度変化する前記第2測定結果と、をリアルタイムに比較し、
前記出力手段は、前記第1測定結果と、都度変化する前記第2測定結果と、の前記ずれに基づいて、前記報知情報をリアルタイムに生成して出力することを特徴とする検眼システム。
【請求項5】
請求項1~4の検眼システムにおいて、
前記出力手段は、前記第1測定結果における乱視軸角度と、前記第2測定結果における乱視軸角度と、のずれに関する前記報知情報を出力することを特徴とする検眼システム。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかの検眼システムにおいて、
前記被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置と、
前記トライアルレンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置と、
を有し、
前記自覚式検眼装置は、
前記被検眼に向けて視標光束を出射し、前記視標光束の光学特性を矯正手段によって変化させることで、前記被検眼の光学特性を測定する自覚式測定手段を備え、
前記眼鏡レンズ測定装置は、
前記トライアルレンズに測定光束を投光し、前記トライアルレンズを通過した前記測定光束を受光することで、前記トライアルレンズの光学特性を測定する光学特性測定手段を備えることを特徴とする検眼システム。
【請求項7】
被検眼を検眼するための検眼システムにて用いる検眼プログラムであって、
前記検眼プログラムがプロセッサに実行されることで、
前記被検眼の自覚式測定における光学特性の第1測定結果を取得する第1取得ステップと、
前記被検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズにおける光学特性の第2測定結果を取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにて取得した前記第1測定結果と、前記第2取得ステップにて取得した前記第2測定結果と、を比較する比較ステップと、
前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記第1測定結果と前記第2測定結果とのずれに関する報知情報を出力する出力ステップと、
を前記検眼システムに実行させることを特徴とする検眼プログラム。
【請求項8】
被検眼を検眼するための検眼システムにて実行される検眼方法であって、
前記被検眼の自覚式測定における光学特性の第1測定結果を取得する第1取得ステップと、
前記被検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズにおける光学特性の第2測定結果を取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにて取得した前記第1測定結果と、前記第2取得ステップにて取得した前記第2測定結果と、を比較する比較ステップと、
前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記第1測定結果と前記第2測定結果とのずれに関する報知情報を出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする検眼方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼を検眼するための検眼システム、検眼プログラム、および検眼方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
被検者に対する検眼では、被検眼に光学部材を介した検査視標を呈示することによって光学特性(例えば、眼屈折力等)を測定する、いわゆる自覚検査が行われた後に、被検者がトライアルレンズをセットしたトライアルフレーム(つまり、仮枠眼鏡)を装用した状態で装用感を確認する、いわゆる仮枠検査が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-149843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、検者は、被検眼の自覚検査の測定結果に基づいてトライアルレンズの配置を決定し、所望のトライアルレンズをトライアルフレームに手作業でセットしている。このため、検者によるトライアルレンズの入れ間違いが発生しやすく、被検者が検査視標の見え方に違和感をもつ等して、仮枠検査を精度よく進められない場合があった。
【0005】
本開示は、上記従来技術に鑑み、被検者の仮枠検査を精度よく進めることができる検眼システム、検眼プログラム、および検眼方法を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示は、以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1)本開示の第1態様に係る検眼システムは、被検眼を検眼するための検眼システムであって、前記被検眼の自覚式測定における光学特性の第1測定結果を取得する第1取得手段と、前記被検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズにおける光学特性の第2測定結果を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段が取得した前記第1測定結果と、前記第2取得手段が取得した前記第2測定結果と、を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記第1測定結果と前記第2測定結果とのずれに関する報知情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
(2)本開示の第2態様に係る検眼プログラムは、被検眼を検眼するための検眼システムにて用いる検眼プログラムであって、前記検眼プログラムがプロセッサに実行されることで、前記被検眼の自覚式測定における光学特性の第1測定結果を取得する第1取得ステップと、前記被検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズにおける光学特性の第2測定結果を取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにて取得した前記第1測定結果と、前記第2取得ステップにて取得した前記第2測定結果と、を比較する比較ステップと、前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記第1測定結果と前記第2測定結果とのずれに関する報知情報を出力する出力ステップと、を前記検眼システムに実行させることを特徴とする。
(3)本開示の第3態様に係る検眼方法は、被検眼を検眼するための検眼システムにて実行される検眼方法であって、前記被検眼の自覚式測定における光学特性の第1測定結果を取得する第1取得ステップと、前記被検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズにおける光学特性の第2測定結果を取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにて取得した前記第1測定結果と、前記第2取得ステップにて取得した前記第2測定結果と、を比較する比較ステップと、前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記第1測定結果と前記第2測定結果とのずれに関する報知情報を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
検眼システムの概略図である。
眼屈折力測定ユニットの概略図である。
支持ユニットと測定ユニットの概略図である。
指標パターンの一例である。
表示画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
本開示の実施形態に係る検眼システムの概要を説明する。以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用されうる。
【0009】
本実施形態における被検眼を検眼するための検眼システムは、被検眼の検眼工程において使用される複数の検眼用装置を有してもよい。例えば、検眼システムは、検眼用装置として、被検眼の光学特性を他覚的に測定する他覚式検眼装置を有してもよい。一例としては、被検眼の眼屈折力を他覚的に測定するためのオートレフラクトメータ、等を有してもよい。例えば、検眼システムは、検眼用装置として、被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置を有してもよい。一例としては、被検眼の眼屈折力を自覚的に測定するためのレフラクター、等を有してもよい。また、例えば、検眼システムは、検眼用装置として、検眼が装用するトライアルフレームに配置したトライアルレンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置を有してもよい。
【0010】
<自覚式検眼装置>
自覚式検眼装置は、被検眼に向けて視標光束を出射し、視標光束の光学特性を矯正手段によって変化させることで、被検眼の光学特性を測定する自覚式測定手段を備えてもよい。例えば、視標光束の光学特性は、視標光束の球面度数、円柱度数、乱視軸角度、等であってもよい。例えば、被検眼の光学特性は、被検眼の眼屈折力(一例として、球面度数、円柱度数、乱視軸角度、等)であってもよい。もちろん、例えば、被検眼の光学特性は、被検眼のコントラスト感度、両眼視機能(一例として、斜位量、立体視機能、等)、等を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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