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公開番号
2025116953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011504
出願日
2024-01-30
発明の名称
粘着シート及びこれを有する粘着シート積層体
出願人
日榮新化株式会社
代理人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250804BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】光線透過率、空気の抜けやすさ及び視認性を高いレベルでバランス良く備えた粘着シート及びこれを有する粘着シート積層体を提供する。
【解決手段】粘着シート積層体20は、透明な樹脂製の基材7と、基材7の一方の面に形成された粘着剤層5とを有する粘着シート15と、粘着剤層5の基材7と反対側の面を直接覆い、離型面6を有する樹脂製の剥離ライナー10とを備えている。離型面6には、幅Wが20μm以上50μm以下であり、第1の方向に延びる部分と、第1の方向と交差する第2の方向に延びる部分とを有する格子状の凸状部9が形成されており、凸状部9により区画される各凹部19の一辺の長さLは、200μm以上350μm以下であり、凸状部9の高さHは、10μm以上25μm以下であり、W/Lの値は、0.100以上0.200以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明な樹脂製の基材と、
前記基材の一方の面に形成された粘着剤層と
を備えた粘着シートであって、
前記粘着剤層には、第1の方向に延びる複数の第1の溝と、前記第1の方向と交差して第2の方向に延びる複数の第2の溝とで構成された格子状の溝が形成されており、
前記粘着剤層のうち、前記格子状の溝によって区画された各部分を平面視した場合の一辺の長さLaは200μm以上350μm以下であり、
前記格子状の溝の深さHaは、10μm以上25μm以下であり、
前記格子状の溝の幅Waは、20μm以上50μm以下であり、
Wa/Laの値は、0.100以上0.200以下である粘着シート。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
JIS K7361-1に準拠して測定された全光線透過率は、85%以上であり、
JIS K7361-1に準拠して測定されたヘイズ値は、20%以下である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記第1の方向と前記第2の方向との交差角は、80°以上90°以下である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記粘着剤層の23℃、周波数1Hzの条件での貯蔵弾性率は、1.0×10
3
Pa以上5.0×10
6
Pa以下である請求項1~3のうちいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項5】
透明な樹脂製の基材と、前記基材の一方の面に形成された粘着剤層とを有する粘着シートと、
前記粘着剤層の前記基材と反対側の面を覆い、前記粘着剤層と接触する離型面を有する樹脂製の剥離ライナーと
を備え、
前記離型面には、幅Wが20μm以上50μm以下であり、第1の方向に延びる部分と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる部分とを有する格子状の凸状部が形成されており、
前記凸状部により区画される各凹部の一辺の長さLは、200μm以上350μm以下であり、
前記凸状部の高さHは、10μm以上25μm以下であり、
W/Lの値は、0.100以上0.200以下である粘着シート積層体。
【請求項6】
JIS K7361-1に準拠して測定された前記粘着シートの全光線透過率は、85%以上であり、
JIS K7361-1に準拠して測定された前記粘着シートのヘイズ値は、20%以下である請求項5に記載の粘着シート積層体。
【請求項7】
前記第1の方向と前記第2の方向との交差角は、80°以上90°以下である請求項5に記載の粘着シート積層体。
【請求項8】
前記粘着剤層の23℃、周波数1Hzの条件での貯蔵弾性率は、1.0×10
3
Pa以上5.0×10
6
Pa以下である請求項5~7のうちいずれか1項に記載の粘着シート積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、粘着シート及びこれを有する粘着シート積層体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラスやアクリル板等、透明な材料に貼り付けて使用する装飾シートでは、高い透明性とともに、貼り付け時に空気の噛み込みが少ないことも求められている。
【0003】
特表2004-532336号公報(特許文献1)には、格子状の凸状部が形成された剥離ライナーの剥離面上に粘着剤層を形成することによって、高い光線透過率と低いヘイズ値とを示す粘着シートを作製できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2004-532336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の粘着シートでは、粘着剤層に転写された溝が形成されており、被着体との間に噛み込んだ空気が抜けやすくなっている。しかしながら、本願発明者が透明な粘着フィルムの開発を進めていくと、光線透過率が高く、ヘイズが低い粘着シートであっても、当該シートを通して文字等の複雑な形状を見た場合、文字や形状が歪むこと等により、十分に内容を視認できないことがあることに気づいた。実際に粘着シートを装飾用途等に使用する場合、単に光線透過率が高いだけでなく、背後にある文字や模様、図形等を正確に識別できる、視認性の高さも要求される。
【0006】
本発明の目的は、光線透過率、空気の抜けやすさ及び視認性を高いレベルでバランス良く備えた粘着シート及びこれを有する粘着シート積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示された粘着シートは、透明な樹脂製の基材と、前記基材の一方の面に形成された粘着剤層とを備えている。前記粘着剤層には、第1の方向に延びる複数の第1の溝と、前記第1の方向と交差して第2の方向に延びる複数の第2の溝とで構成された格子状の溝が形成されており、前記粘着剤層のうち、前記格子状の溝によって区画された各部分を平面視した場合の一辺の長さLaは200μm以上350μm以下であり、前記格子状の溝の深さHaは、10μm以上25μm以下であり、前記格子状の溝の幅Waは、20μm以上50μm以下であり、Wa/Laの値は、0.100以上0.200以下である。
【0008】
粘着シート積層体は、透明な樹脂製の基材と、前記基材の一方の面に形成された粘着剤層とを有する粘着シートと、前記粘着剤層の前記基材と反対側の面を覆い、前記粘着剤層と接触する離型面を有する樹脂製の剥離ライナーとを備えている。前記離型面には、幅Wが20μm以上50μm以下であり、第1の方向に延びる部分と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる部分とを有する格子状の凸状部が形成されており、前記凸状部により区画される各凹部の一辺の長さLは、200μm以上350μm以下であり、前記凸状部の高さHは、10μm以上25μm以下であり、W/Lの値は、0.100以上0.200以下である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示された粘着シート及びこれを有する粘着シート積層体によれば、光線透過率、空気の抜けやすさ(いわゆる「エア抜け性」)及び文字等の視認性を高いレベルでバランス良く備えた粘着シートを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の第1の実施形態に係る剥離シートのリサイクル方法に適用される剥離シートを備えた樹脂シート積層体を示す断面図である。
図2は、剥離シートを粘着剤層と接する面側から見た平面図である。
図3は、実施例1及び比較例1~3として作製された粘着シートについて、視認性評価の結果を示す写真図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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