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公開番号2025116851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2025012823
出願日2025-01-29
発明の名称オステオカルシン含有組成物生産方法及びオステオカルシン含有組成物
出願人株式会社オステオカルシン研究所
代理人個人
主分類C07K 1/14 20060101AFI20250801BHJP(有機化学)
要約【課題】 本願発明は、コストを低く抑えつつ、有効成分として吸収されるGlu型の絶対量を増大させることが可能なオステオカルシン含有組成物生産方法等を提供することを目的とする。
【解決手段】 オステオカルシン含有組成物を生産するオステオカルシン含有組成物生産方法であって、オステオカルシンを含有する原料を酸処理する酸処理工程を含む、オステオカルシン含有組成物生産方法である。これにより、Glu型の割合を高めたオステオカルシン含有組成物を生産することが可能になる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
オステオカルシン含有組成物を生産するオステオカルシン含有組成物生産方法であって、
オステオカルシンを含有する原料を酸処理する酸処理工程を含む、オステオカルシン含有組成物生産方法。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記酸処理工程において、pHが1以上5以下の酸性溶液を用いて前記原料の酸処理を行う、請求項1記載のオステオカルシン含有組成物生産方法。
【請求項3】
前記酸処理工程において、pHが1以上4以下の酸性溶液を用いて前記原料の酸処理を行う、請求項1記載のオステオカルシン含有組成物生産方法。
【請求項4】
前記酸性溶液は、塩酸を含む、請求項2又は3記載のオステオカルシン含有組成物生産方法。
【請求項5】
前記酸性溶液は、硫酸、クエン酸、又は、クエン酸及びクエン酸三ナトリウムのいずれかをさらに含む、請求項4記載のオステオカルシン含有組成物生産方法。
【請求項6】
前記酸処理工程を経た組成物を腸溶カプセルに収容する腸溶カプセル収容工程をさらに含む、請求項1記載のオステオカルシン含有組成物生産方法。
【請求項7】
全オステオカルシン濃度におけるGlu型濃度の割合が10%以上である、オステオカルシン含有組成物。
【請求項8】
腸溶カプセルに収容されている、請求項7記載のオステオカルシン含有組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、オステオカルシン含有組成物生産方法及びオステオカルシン含有組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
オステオカルシン(OC)は、ヒトやブタ等の骨中に約0.4%の割合で存在する非コラーゲン性たんぱく質の一つであり、骨形成細胞である骨芽細胞によって分泌されるたんぱく質である。特に、認知機能の増大や生殖能力の向上を含む、いわゆる「若返り」の効果を期待されながら、大量生産が難しいことで市場に広まるには至っていない。
【0003】
この点、本願発明者は、オステオカルシン含有組成物の製造において、濃縮時に膜トラブルが発生しにくく、かつ、大量生産につながる技術を発明した(特許文献1)。
【0004】
また、オステオカルシンは、安定型のOCGla(以下、「Gla型」と表記する。)と、活性型のOCGlu(以下、「Glu型」と表記する。)の2つの分子形態で構成されている。Glu型は、代謝関連で効果があることが近年明らかにされつつあり、多くの研究がなされている。例えば、インスリン分泌のβ細胞の拡大、がん細胞増殖抑制、肥大化脂肪の縮小、細胞の抗酸化向上、内臓機能改善、及び、骨密度改善においてGlu型が寄与していることが報告されている(非特許文献1-3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7390158号公報
【非特許文献】
【0006】
林 慶和、“オステオカルシンによる癌細胞増殖抑制機構の解析”、九州大学、2016
大谷 崇仁、“オステオカルシンによる脂肪細胞の機能的活性化”、九州大学、2014
近藤 皓彦、“オステオカルシンが動脈硬化進展と次世代の生活習慣病発症に及ぼす影響”、九州大学、2017
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、通常のオステオカルシンは、Gla型が約95%を占め、有効成分であるGlu型は約5%と量が少ない。また、オステオカルシンを高濃度化することはコストがかかり、有効成分ではないGla型が大半を占めることに変わりがない点で無駄も多い。
【0008】
そこで、本願発明は、コストを低く抑えつつ、有効成分として吸収されるGlu型の絶対量を増大させることが可能なオステオカルシン含有組成物生産方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明の第1の観点は、オステオカルシン含有組成物を生産するオステオカルシン含有組成物生産方法であって、オステオカルシンを含有する原料を酸処理する酸処理工程を含む、オステオカルシン含有組成物生産方法である。
【0010】
本願発明の第2の観点は、第1の観点のオステオカルシン含有組成物生産方法であって、前記酸処理工程において、pHが1以上5以下の酸性溶液を用いて前記原料の酸処理を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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