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公開番号
2025116399
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010799
出願日
2024-01-29
発明の名称
乳化重合用乳化剤
出願人
日本乳化剤株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
C09K
23/12 20220101AFI20250801BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】樹脂エマルジョンからなる塗膜の耐酸性を向上させうる手段を提供する。
【解決手段】式(1)で表される化合物を含む、乳化重合用乳化剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1):
JPEG
2025116399000009.jpg
28
130
式(1)において、
R
1
は炭素数13~17の飽和または不飽和の炭化水素基を表し、
Aは炭素数2~4の直鎖状または分枝状のアルキレン基を表し
nはAOで表されるオキシアルキレン基の平均付加モル数を表し、1~80の数であり、
mはQ
+
の原子価を表し、1または2であり、
Q
+
は、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、または含窒素化合物カチオンを表す、
で表される化合物を含む、乳化重合用乳化剤。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記化合物がカルダノールから誘導される化合物である、請求項1に記載の乳化重合用乳化剤。
【請求項3】
R
1
は炭素数13~17の飽和または不飽和の直鎖の炭化水素基である、請求項1または2に記載の乳化重合用乳化剤。
【請求項4】
Aがエチレン基である、請求項1または2に記載の乳化重合用乳化剤。
【請求項5】
nが5~60である、請求項1または2に記載の乳化重合用乳化剤。
【請求項6】
Q
+
がナトリウムイオン、カリウムイオンまたはアンモニウムイオンである、請求項1または2に記載の乳化重合用乳化剤。
【請求項7】
請求項1または2に記載の乳化重合用乳化剤と、重合性モノマーと、水と、を含む組成物の乳化重合物を含む、樹脂エマルジョン。
【請求項8】
塗料、接着剤、フィルムコーティング剤、含浸剤、または繊維加工剤に用いられる、請求項7に記載の樹脂エマルジョン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳化重合用乳化剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
VOC(揮発性有機化合物)に対する規制が強化されるなか、塗料をはじめ接着剤や紙コーティング剤、含浸剤、繊維加工剤等の用途に使われる溶剤系樹脂の代替素材として、乳化重合法で作られる水系で低汚染物質の合成樹脂エマルジョンが注目されている。
【0003】
乳化重合法に用いられる乳化重合用乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等の非イオン性界面活性剤や、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニル硫酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤が挙げられる。これらの乳化重合用乳化剤は、ミセルを形成しモノマーを可溶化すること、およびポリマー粒子を安定に分散することを役割としているほか、生成した樹脂エマルジョンの物性にも影響を与える。
【0004】
乳化重合用乳化剤として、ノニルフェノールにエチレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加したエーテル型の非イオン性界面活性剤、およびこれを硫酸エステル化した陰イオン性界面活性剤は、凝集物の発生が少なく、重合安定性が良好である等の特徴を有するため、広範囲に使用されている。例えば、特許文献1には、ノニルフェノールにプロペニル構造を有する化合物が樹脂エマルジョンの安定性および得られたポリマーフィルムの耐水性に優れることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-221431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らの検討によれば、特許文献1に記載の乳化剤を用いた乳化重合により調製された樹脂エマルジョンを用いて塗膜を形成した場合、塗膜の耐酸性が低いという課題があることが判明した。例えば、屋外施設に塗布される塗膜は、酸性雨の影響を受けてしまい、劣化するおそれがある。樹脂エマルジョンの用途をより広く展開するという観点からは、樹脂エマルジョンの耐酸性を向上させることが求められる。
【0007】
そこで、本発明は、樹脂エマルジョンからなる塗膜の耐酸性を向上させうる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、特定の構造を有する乳化重合用乳化剤を用いた乳化重合により樹脂エマルジョンを調製することによって、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本発明の一形態によれば、下記式(1):
【0010】
JPEG
2025116399000001.jpg
28
130
(【0011】以降は省略されています)
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