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公開番号2025115847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010539
出願日2024-01-26
発明の名称導電性水系塗り床材組成物及び導電性塗り床の施工方法及び導電性塗り床
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類C09D 163/02 20060101AFI20250731BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】非導電性プライマー、不陸修正材、及び導電性プライマーの3工程を1工程で担うことができること、及び上塗り材との付着性に優れることにより導電性塗り床を省工程で形成でき、さらに導電性塗り床を耐衝撃性に優れるものとする導電性水系塗り床材組成物、導電性塗り床の施工方法、及び導電性塗り床を提供する。
【解決手段】エポキシ樹脂と、アミンと、カーボンナノチューブと、水硬性セメントと、充填材と、骨材と、水と、を含み、エポキシ樹脂はビスフェノールF型エポキシ樹脂であり、アミンは変性脂肪族ポリアミンであり、カーボンナノチューブは組成物全体100重量部中0.0030~0.0065重量部であり、骨材は組成物全体100重量部中25~55重量部である、導電性水系塗り床材組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エポキシ樹脂と、アミンと、カーボンナノチューブと、水硬性セメントと、充填材と、骨材と、水と、を含み、
エポキシ樹脂はビスフェノールF型エポキシ樹脂であり、
アミンは変性脂肪族ポリアミンであり、
カーボンナノチューブは組成物全体100重量部中0.0030~0.0065重量部であり、
骨材は組成物全体100重量部中25~55重量部である、
導電性水系塗り床材組成物。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記水硬性セメントが組成物全体100重量部中10~30重量部であり、
前記水が水硬性セメント100重量部に対し10~30重量部である、
請求項1に記載の導電性水系塗り床材組成物。
【請求項3】
コンクリート床下地、または既存塗り床下地の上に、
請求項1または2に記載の導電性水系塗り床材組成物を塗付量0.7~2.0kg/m

で塗付して導電性水系塗り床材組成物層を形成し、
この上に導電性塗り床材組成物を塗付して導電性塗り床材組成物層を形成する、
導電性塗り床の施工方法。
【請求項4】
前記導電性塗り床材組成物が、水分散ポリオールと、ポリイソシアネートと、有機金属系触媒と、炭素繊維と、水硬性セメントと、骨材と、を含む導電性水系ポリマーセメント組成物であって、
水分散ポリオールは、水と、ヒマシ油系3官能ポリオールと、ビスフェノールA骨格を有する4官能ポリオールを含み、水酸基当量は500~800であり、組成物全体100重量部中10~30重量部であり、ヒマシ油系3官能ポリオールは水分散ポリオール100重量部中30重量部超50重量部以下であり、
ポリイソシアネートは脂肪族イソシアヌレートを含み、組成物全体100重量部中20~40重量部であり、
炭素繊維は長さ0.01~2.5mm、直径5~20μmであり、組成物全体100重量部中0.05~0.2重量部であり、
水硬性セメントは組成物全体100重量部中10~20重量部であり、
骨材は組成物全体100重量部中20~50重量部である、
請求項3に記載の導電性塗り床の施工方法。
【請求項5】
請求項3に記載の導電性塗り床の施工方法により形成された導電性塗り床。
【請求項6】
請求項4に記載の導電性塗り床の施工方法により形成された導電性塗り床。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性塗り床の施工工程を省略できる導電性水系塗り床材組成物、導電性塗り床の施工方法、及び導電性塗り床に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、本出願人は導電性塗り床用のプライマーとして特許文献1において、導電床用プライマーであって、少なくともエポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤、人造黒鉛からなることを特徴とする水系導電性プライマー組成物を開示している。
【0003】
また、特許文献2において、床下地コンクリート表面に形成された導電プライマー層と、該導電プライマー層の上に導電性水系ポリマーセメント組成物を塗付量2.5~4.5kg/m

で塗付して形成された導電性水系ポリマーセメント組成物層と、から成る導電塗り床構造体であり、該導電性水系ポリマーセメント組成物は水分散ポリオールと、ポリイソシアネートと、有機金属系触媒と、炭素繊維と、水硬性セメントと、骨材と、から成り、水分散ポリオールは水と少なくともヒマシ油系3官能ポリオールを含み、水酸基当量は200~800であり、水分散ポリオールは導電性水系ポリマーセメント組成物100重量部中の10~30重量部であり、ポリイソシアネートは脂肪族イソシアヌレートから成り、ポリイソシアネートは導電性水系ポリマーセメント組成物100重量部中の20~40重量部であり、炭素繊維は長さ0.01~2.5mm、直径5~20μmであり、炭素繊維は導電性水系ポリマーセメント組成物100重量部中の0.05~0.2重量部であり、水硬性セメントは導電性水系ポリマーセメント組成物100重量部中の10~20重量部であり、骨材は導電性水系ポリマーセメント組成物100重量部中の20~40重量部である、ことを特徴とする導電塗り床構造体を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-262254号公報
特開2022-130882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1記載の水系導電性プライマー組成物は、床下地コンクリートの不陸が大きい箇所では導電性が得られなかったり、仕上がりが悪くなったりする場合があるという課題があった。これを解決するために床下地コンクリートと該水系導電性プライマーの間に不陸修正材を施工したり、該導電性プライマーの上に導電性の不陸修正材を施工したりできるが、工程数が増えて時間と労力がかかる場合があるという課題があった。また、該水系導電性プライマーが形成する導電プライマー層は、耐衝撃性が不十分であり層間剥離が生じる場合があるという課題があった。また、該水系導電プライマーは、硬化後に表面を研磨により目粗しをしなければ、この上に施工する材料(上塗り材)との付着性が不十分となる場合があるという課題があった。
【0006】
また、特許文献2記載の導電塗り床構造体は、導電プライマー層を特許文献1記載の水系導電性プライマーで形成すると、塗り床全体の耐衝撃性が不十分となる場合があるという課題があった。これを解決するために床下地コンクリートの表面に非導電性の塗り床を施工し、その上に該導電プライマー層を形成することができるが、工程数が増えて時間と労力がかかる場合があるという課題があった。
【0007】
そこで本発明が解決しようとする課題は、非導電性プライマー、不陸修正材、及び導電性プライマーの3工程を1工程で担うことができること、及び上塗り材との付着性に優れることにより導電性塗り床を省工程で形成でき、さらに導電性塗り床を耐衝撃性に優れるものとする導電性水系塗り床材組成物、導電性塗り床の施工方法、及び導電性塗り床を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、エポキシ樹脂と、アミンと、カーボンナノチューブと、水硬性セメントと、充填材と、骨材と、水と、を含み、
エポキシ樹脂はビスフェノールF型エポキシ樹脂であり、
アミンは変性脂肪族ポリアミンであり、
カーボンナノチューブは組成物全体100重量部中0.0030~0.0065重量部であり、
骨材は組成物全体100重量部中25~55重量部である、
導電性水系塗り床材組成物を提供する。
【0009】
また請求項2記載の発明は、水硬性セメントが組成物全体100重量部中10~30重量部であり、
水が水硬性セメント100重量部に対し10~30重量部である、
請求項1に記載の導電性水系塗り床材組成物を提供する。
【0010】
また請求項3記載の発明は、コンクリート床下地、または既存塗り床下地の上に、
請求項1または2に記載の導電性水系塗り床材組成物を塗付量0.7~2.0kg/m

で塗付して導電性水系塗り床材組成物層を形成し、
この上に導電性塗り床材組成物を塗付して導電性塗り床材組成物層を形成する、
導電性塗り床の施工方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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