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公開番号2025115835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010515
出願日2024-01-26
発明の名称車両用制御装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60S 1/08 20060101AFI20250731BHJP(車両一般)
要約【課題】従来の車両では、リアワイパ装置を適正なタイミングにて稼働させ難く、稼働時にリアワイパがビビリ音を発生し、乗員に不快感を与えるという課題がある。
【解決手段】本発明の車両用制御装置10では、撮像部15からの撮影データ、雨滴センサ16からの検出結果、車両制御部11にて測定する降雨継続時間、フロントワイパ装置13への作動信号の出力回数を用いて、車両制御部11は、リアワイパ装置14の稼働開始を判断する。この制御方法により、製造コストを抑えながら、適切なタイミングにてリアワイパ装置14を稼働させることで、リアワイパのビビリ音の発生を防止し、乗員の快適性を向上させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロントウィンドウに付着した付着物を払拭するフロントワイパ装置と、前記車両のリアウィンドウに付着した前記付着物を払拭するリアワイパ装置を制御する車両用制御装置であって、
前記車両の前方を撮影する撮像部と、
前記フロントウィンドウに付着した前記付着物を検出するセンサ部と、
前記センサ部からの検出信号に基づき前記フロントワイパ装置及び前記リアワイパ装置を制御する車両制御部と、を備え、
前記車両制御部は、
前記撮像部からの撮影データを用いて前記車両の前方の路面が濡れていると判断した場合には、前記センサ部の前記検出信号に基づき測定される降雨継続時間が所定時間を超え、且つ、前記フロントワイパ装置への作動信号の出力回数が所定回数を超えることで、前記リアワイパ装置への作動信号の出力を開始することを特徴とする車両用制御装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記車両の速度を測定する車速センサを備え、
前記車両制御部は、
前記車速センサからの前記速度が第1閾値速度を超えている場合には、前記リアワイパ装置の稼働開始時よりも前記リアワイパ装置への前記作動信号の出力頻度を高く設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
【請求項3】
前記リアウィンドウの傾斜角度を記憶する記憶部を備え、
前記車両制御部は、
前記傾斜角度が第2閾値角度以上である場合には、前記リアワイパ装置の稼働開始時よりも前記リアワイパ装置への前記作動信号の出力頻度を高く設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のリアウィンドウを払拭するリアワイパ装置を自動制御する車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来のウィンドウワイパ制御装置を備えた車両として、例えば、特許文献1に記載の構造が知られている。
【0003】
従来のウィンドウワイパ制御装置は、フロントウィンドウに配設される雨センサの測定信号に基づいて、フロントワイパ装置とリアワイパ装置とを個々に駆動制御することが出来る。そして、雨センサの測定信号は、フロントワイパの払拭領域内のフロントウィンドウの湿りまたは濡れの尺度である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2001-501554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の車両では、ウィンドウワイパ制御装置は、フロントウィンドウに配設される雨センサの測定信号に基づいて、リアワイパ装置を駆動制御する。そして、ウィンドウワイパ制御装置は、車両の速度も考慮して、予め、リアワイパとフロントワイパとの払拭頻度比を調整する。
【0006】
しかしながら、ウィンドウワイパ制御装置では、フロントウィンドウの雨センサの測定信号が基準となるため、リアワイパが、余り水滴が付着していないリアウィンドウに対して稼働することで、ビビリ音が発生し、乗員に不快感を与えてしまうという課題がある。また、リアワイパが、滑らかにリアウィンドウの表面を稼働せず、ガラス面との摺動抵抗により劣化し易くなるという課題がある。更には、リアウィンドウのコーティング面が、剥離し易くなることで、乗員の車外への視界が悪くなると共に、コーティング作業の頻度が多くなることで、乗員のメンテナンス費用が嵩むという課題がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、車両が取得する画像データやセンサ部の検出結果等を用いてリアワイパ装置を適切なタイミングにて稼働させる車両用制御装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態である車両用制御装置では、車両のフロントウィンドウに付着した付着物を払拭するフロントワイパ装置と、前記車両のリアウィンドウに付着した前記付着物を払拭するリアワイパ装置を制御する車両用制御装置であって、前記車両の前方を撮影する撮像部と、前記フロントウィンドウに付着した前記付着物を検出するセンサ部と、前記センサ部からの検出信号に基づき前記フロントワイパ装置及び前記リアワイパ装置を制御する車両制御部と、を備え、前記車両制御部は、前記撮像部からの撮影データを用いて前記車両の前方の路面が濡れていると判断した場合には、前記センサ部の前記検出信号に基づき測定される降雨継続時間が所定時間を超え、且つ、前記フロントワイパ装置への作動信号の出力回数が所定回数を超えることで、前記リアワイパ装置への作動信号の出力を開始することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態である車両用制御装置では、撮像部からの撮影データ、センサ部からの検出結果、車両制御部にて測定する降雨継続時間、フロントワイパ装置への作動信号の出力回数を用いて、車両制御部は、リアワイパ装置の稼働開始を判断する。この制御方法により、製造コストを抑えながら、適切なタイミングにてリアワイパ装置を稼働させることで、リアワイパのビビリ音の発生を防止し、乗員の快適性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態である車両用制御装置を説明するブロック図である。
本発明の一実施形態である車両用制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。
本発明の一実施形態である車両用制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。
本発明の一実施形態である車両用制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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