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公開番号
2025115473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024009941
出願日
2024-01-26
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
61/18 20060101AFI20250731BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】制動装置が操作されていない状態で、シフト装置がパーキングポジションから切り替えられることを抑制できる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】Pポジションからのシフト操作部の切り替えを規制するPロックと、Nポジションからのシフト操作部の切り替えを規制するNロックとを切り替え可能に構成され、ブレーキ操作部が操作されることにより、設定されているPロックまたはNロックを解除するように構成されたロック機構を備え、シフト操作部の位置に対応して信号を出力する複数の電気接点の信号に基づいて、現在のシフト操作部の位置を推定し(ステップS1)、Pポジションへのシフト操作部の操作履歴を記憶し、推定されたシフト操作部の現在の位置と、シフト操作部の操作履歴とに基づいて、PロックとNロックとのいずれか一方を設定する(ステップS6、S7)。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
パーキングポジションと、ニュートラルポジションと、走行ポジションとを含む複数のシフトポジションを選択するためのシフト操作部と、
前記シフト操作部が前記パーキングポジションであることによりオンされるパーキング接点と、前記シフト操作部が前記ニュートラルポジションであることによりオンされるニュートラル接点と、前記シフト操作部が前記走行ポジションであることによりオンされる走行接点とを含む複数の電気接点と、
前記パーキングポジションから他のシフトポジションへの前記シフト操作部の切り替えを規制または制限するパーキングポジションロックと、前記ニュートラルポジションから他のシフトポジションへの前記シフト操作部の切り替えを規制または制限するニュートラルポジションロックとを切り替え可能に構成されたロック機構と、
車輪に制動力を作用させるために運転者が操作するブレーキ操作部とを備え、
前記ロック機構は、前記ブレーキ操作部が操作されることにより、設定されている前記パーキングポジションロックまたは前記ニュートラルポジションロックを解除するように構成された車両の制御装置であって、
前記電気接点によって検出された信号に基づいて前記ロック機構を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記電気接点の信号に基づく前記シフト操作部の現在の位置を推定するシフトポジション推定部と、
前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を記憶する履歴記憶部と、
前記シフトポジション推定部による推定された前記シフト操作部の現在の位置と、前記履歴記憶部による前記シフト操作部の操作履歴とに基づいて、前記パーキングポジションロックと前記ニュートラルポジションロックとのいずれか一方を設定するように判定するロック判定部とを備えている
ことを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両の制御装置であって、
前記履歴記憶部は、前記パーキング接点のみがオンの場合に、前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を記憶するとともに、前記ニュートラル接点と前記走行接点との少なくともいずれか一方がオンの場合に、前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を削除する
ことを特徴とする車両の制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両の制御装置であって、
前記シフト操作部が前記パーキングポジションまたは前記ニュートラルポジションであることによりオンされかつ前記電気接点とは異なるスイッチを更に備え、
前記履歴記憶部は、前記ニュートラル接点および前記スイッチがオンである場合に、前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を削除する
ことを特徴とする車両の制御装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか一項に記載の車両の制御装置であって、
前記ロック判定部は、前記履歴記憶部に前記操作履歴が記憶されていないこと、オンされている前記電気接点が前記ニュートラル接点であること、および前記ブレーキ操作部が操作されていることの条件を満たす場合に、前記ニュートラルポジションロックを設定するように判定する
ことを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、パーキングポジション、走行ポジション、ニュートラルポジションを含む複数のシフトポジションから、運転者のシフト操作によって選択されたシフトポジションに基づいて車両を制御する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、機械式シフトレバーを用いた自動変速機のシフトポジションの電気接点に故障が生じた場合であっても、意図しない車両の発進を防止することが可能な車両の制御装置が記載されている。この特許文献1に記載された機械式シフトレバーは、パーキングポジションおよびニュートラルポジションから他のシフトポジションへの切り替えを、制動装置が操作されていない状態では規制するロック機構を備えている。このロック機構は、パーキングポジションからの切り替えを規制するPロックと、ニュートラルポジションからの切り替えを規定するNロックとのいずれかを設定するように構成されている。そして、特許文献1に記載された制御装置は、電気接点が故障していると判定し、かつ制動装置が操作されていない場合に、パーキングポジションからの切り替えを規制するようにロック機構を制御するとともに、車両の駆動力源と駆動輪との間の動力の伝達を遮断するように構成されている。
【0003】
なお、特許文献1に記載された制御装置は、現在、ニュートラルポジションを検出する電気接点(N接点)がオンであり、かつ制動装置が操作されていない場合には、Nロックするように構成されている。言い換えると、N接点がオンであり、かつ制動装置が操作されていない場合には、Pロックを解除するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-132851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように特許文献1に記載された制御装置は、N接点がオンであり、かつ制動装置が操作されていない場合には、Pロックを解除してNロックするように構成されている。したがって、シフトレバーがパーキングポジションにある時に、何らかの要因でシフトレバーに荷重が作用してパーキングポジションを検出する電気接点(P接点)がオフに切り替わり、その際に、N接点がオンとなる故障が生じた場合には、N接点がオンでありかつ制動装置が操作されていない状態となって、Pロックが解除されることになる。そのような場合には、制動装置が操作されていないにも拘わらず、シフトレバーがパーキングポジションから移動可能となる可能性がある。
【0006】
この発明は上記の技術的課題に着目して考え出されたものであり、制動装置が操作されていない状態で、シフト装置がパーキングポジションから切り替えられることを抑制できる車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、この発明は、パーキングポジションと、ニュートラルポジションと、走行ポジションとを含む複数のシフトポジションを選択するためのシフト操作部と、前記シフト操作部が前記パーキングポジションであることによりオンされるパーキング接点と、前記シフト操作部が前記ニュートラルポジションであることによりオンされるニュートラル接点と、前記シフト操作部が前記走行ポジションであることによりオンされる走行接点とを含む複数の電気接点と、前記パーキングポジションから他のシフトポジションへの前記シフト操作部の切り替えを規制または制限するパーキングポジションロックと、前記ニュートラルポジションから他のシフトポジションへの前記シフト操作部の切り替えを規制または制限するニュートラルポジションロックとを切り替え可能に構成されたロック機構と、車輪に制動力を作用させるために運転者が操作するブレーキ操作部とを備え、前記ロック機構は、前記ブレーキ操作部が操作されることにより、設定されている前記パーキングポジションロックまたは前記ニュートラルポジションロックを解除するように構成された車両の制御装置であって、前記電気接点によって検出された信号に基づいて前記ロック機構を制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記電気接点の信号に基づく前記シフト操作部の現在の位置を推定するシフトポジション推定部と、前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を記憶する履歴記憶部と、前記シフトポジション推定部による推定された前記シフト操作部の現在の位置と、前記履歴記憶部による前記シフト操作部の操作履歴とに基づいて、前記パーキングポジションロックと前記ニュートラルポジションロックとのいずれか一方を設定するように判定するロック判定部とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】
また、この発明では、前記履歴記憶部は、前記パーキング接点のみがオンの場合に、前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を記憶するとともに、前記ニュートラル接点と前記走行接点との少なくともいずれか一方がオンの場合に、前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を削除してよい。
【0009】
また、この発明では、前記シフト操作部が前記パーキングポジションまたは前記ニュートラルポジションであることによりオンされかつ前記電気接点とは異なるスイッチを更に備え、前記履歴記憶部は、前記ニュートラル接点および前記スイッチがオンである場合に、前記パーキングポジションへの前記シフト操作部の操作履歴を削除してよい。
【0010】
そして、この発明では、前記ロック判定部は、前記履歴記憶部に前記操作履歴が記憶されていないこと、オンされている前記電気接点が前記ニュートラル接点であること、および前記ブレーキ操作部が操作されていることの条件を満たす場合に、前記ニュートラルポジションロックを設定するように判定してよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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