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公開番号
2025110968
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005063
出願日
2024-01-17
発明の名称
衛生管理システム
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
個人
,
個人
主分類
G06Q
50/00 20240101AFI20250723BHJP(計算;計数)
要約
【課題】個人識別用の物体の持ち込みを要することなく、衛生管理空間内にて非接触で本人確認可能な構成を提供する。
【解決手段】サーバ30は、個人特定用情報に関連付けられる所定の識別操作情報を生成して認証用装置10及び検査装置20にそれぞれ送信する。認証用装置10は、取得された個人特定用情報をサーバ30に送信することで当該サーバ30から所定の識別操作情報が受信されて取得されると、この所定の識別操作情報を表示画面14aに表示する。検査装置20は、撮像部23によって撮像される作業者の個人識別操作がサーバ30から受信した所定の識別操作情報から特定される操作であるとの肯定判定後に、撮像部23によって検査対象として撮像される作業者による手洗い動作が既定の動作条件を満たしているか否かについて判定して、その判定結果を含めた情報を検査結果としてサーバ30に送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
衛生管理空間に入室する作業者の個人特定用情報の取得及び認証結果に伴う表示を行う認証用装置と、
前記作業者の所定の動作を検査可能な検査装置と、
前記認証用装置及び前記検査装置と通信可能なサーバと、
を備える衛生管理システムであって、
前記サーバは、
前記認証用装置から受信した前記個人特定用情報を利用して個人認証を行う認証部と、
前記認証部による認証成功時に前記個人特定用情報に関連付けられる所定の識別操作情報を生成する識別操作情報生成部と、
前記識別操作情報生成部により生成された前記所定の識別操作情報を前記認証用装置及び前記検査装置にそれぞれ送信する識別操作情報送信部と、
前記検査装置から受信した検査結果が記憶される記憶部と、
を備え、
前記認証用装置は、
前記個人特定用情報を取得するための個人特定用情報取得部と、
前記個人特定用情報取得部により取得された前記個人特定用情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記所定の識別操作情報を受信して取得する識別操作情報取得部と、
前記所定の識別操作情報を表示する表示部と、
を備え、
前記検査装置は、
撮像部と、
前記撮像部によって撮像される前記作業者の個人識別操作が前記サーバから受信した前記所定の識別操作情報から特定される操作であるか否かについて判定する第1判定部と、
前記第1判定部による肯定判定後に、前記撮像部によって検査対象として撮像される前記作業者による前記所定の動作が既定の動作条件を満たしているか否かについて判定する第2判定部と、
前記第2判定部による判定結果を報知する報知部と、
前記第2判定部による判定結果を含めた情報を前記検査結果として前記サーバに送信する検査結果送信部と、
を備えることを特徴とする衛生管理システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
衛生管理空間に入室する作業者の個人特定用情報の取得及び認証結果に伴う表示を行う認証用装置と、
前記作業者の所定の動作を検査するための検査用情報を生成可能な検査装置と、
前記認証用装置及び前記検査装置と通信可能なサーバと、
を備える衛生管理システムであって、
前記サーバは、
前記認証用装置から受信した前記個人特定用情報を利用して個人認証を行う認証部と、
前記認証部による認証成功時に前記個人特定用情報に関連付けられる所定の識別操作情報を生成する識別操作情報生成部と、
前記識別操作情報生成部により生成された前記所定の識別操作情報を前記認証用装置及び前記検査装置にそれぞれ送信する識別操作情報送信部と、
前記検査装置から受信した前記検査用情報から特定される前記所定の動作が既定の動作条件を満たしているか否かについて検査した検査結果を前記検査装置に送信する検査部と、
前記検査部の検査結果が記憶される記憶部と、
を備え、
前記認証用装置は、
前記個人特定用情報を取得するための個人特定用情報取得部と、
前記個人特定用情報取得部により取得された前記個人特定用情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記所定の識別操作情報を受信して取得する識別操作情報取得部と、
前記所定の識別操作情報を表示する表示部と、
を備え、
前記検査装置は、
撮像部と、
前記撮像部によって撮像される前記作業者の個人識別操作が前記サーバから受信した前記所定の識別操作情報から特定される操作であるか否かについて判定する判定部と、
前記判定部による肯定判定後に、前記撮像部によって検査対象として撮像される前記作業者による前記所定の動作を評価可能に生成した前記検査用情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記検査結果を受信して取得する検査結果取得部と、
前記検査結果取得部により取得された前記検査結果を報知する報知部と、
を備えることを特徴とする衛生管理システム。
【請求項3】
前記所定の動作は、手洗い動作であって、
前記個人識別操作は、手の動きを利用した操作であることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生管理システム。
【請求項4】
前記衛生管理空間内への入口には、認証成功時に開指示を受けて自動で開閉する扉が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生管理システム。
【請求項5】
前記検査装置は、前記第2判定部の判定に利用された撮像結果に基づいて前記作業者による前記所定の動作に関する特徴データを生成する特徴データ生成部を備えて、前記特徴データが含められた前記検査結果を前記検査結果送信部により前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記検査装置から受信された前記特徴データと同じ作業者について前記記憶部に蓄積されている複数の前記特徴データとに基づいて本人確認を行うことを特徴とする請求項1に記載の衛生管理システム。
【請求項6】
前記サーバは、前記検査装置から受信した前記検査用情報に基づいて前記作業者による前記所定の動作に関する特徴データを生成して前記記憶部に記憶するとともに、生成した前記特徴データと同じ作業者について前記記憶部に蓄積されている複数の前記特徴データとに基づいて本人確認を行うことを特徴とする請求項2に記載の衛生管理システム。
【請求項7】
前記所定の動作は、複数の動作段階に区分けされ、
前記検査装置は、前記動作段階ごとに設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生管理空間内での作業者による所定の動作を管理する衛生管理システムに関するものである。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
食品工場や医療現場など衛生管理が必要な現場となる衛生管理空間では、HACCP(ハサップ:危害要因分析に基づく衛生管理手法)に沿った衛生管理が義務化され、手洗いなどの衛生管理の徹底や記録の実施などが必要になる。
【0003】
このような衛生管理に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される手洗監視システムが知られている。この手洗監視システムの一実施形態では、手洗用のナノバブル水を供給する水供給装置の近傍にユーザが所持するID装置からのID情報信号を検出可能な人物検出装置が設置されており、この人物検出装置によりID情報信号が検出されていた検出開始時刻及び検出終了時刻とナノバブル水供給装置によるナノバブル水の供給情報とをID情報信号に関連付けて集計する処理が行われている。また、上記手洗監視システムの他の実施形態では、手洗用の電解水を供給する水供給装置の近傍に撮像装置が設置されており、撮像装置によってユーザを撮像した撮像画像に含まれるQRコード(登録商標)から読み取ったID情報と手洗用の電解水の供給に関する供給開始時刻及び供給停止時刻とを集計する処理が行われている。このような集計処理により、上述した手洗監視システムでは、個人ごとにユーザを監視しつつ、その手洗いの状況を監視している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-076305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、より厳格な衛生管理が求められる衛生管理空間では、個人識別と特定動作の管理に関して、以下のような課題が存在する。例えば、物理キー、タッチパネル、紙とペン等を利用した個人識別及び動作の記録は、非接触が求められる衛生管理空間内では利用することができないという課題がある。また、落下、破損による異物混入が発生するおそれがあるため、個人を特定可能な物体(IDカードやQRコードを印字した表示媒体)等を衛生管理空間内に持ち込むことが難しいという課題がある。また、個人を特定可能な非接触通信媒体(無線タグなど)の衛生服や帽子などへの装着は、服の管理が個人管理となりやすいために衛生状態を保つのが難しくなるだけでなく、上記非接触通信媒体等を衛生服などに装着するための加工等が必要になるという課題がある。また、帽子、マスク、メガネなどの装着は、目や鼻などの顔部位が露出しなくなり生体照合での個人識別が難しくなるという課題がある。また、チェックリストでの管理は、動作直後に記録することは難しく、衛生管理空間外での自己申告の場合は書き忘れ、記録ミスや不正などが発生するという課題がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、個人識別用の物体の持ち込みを要することなく、衛生管理空間内にて非接触で本人確認可能な構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態は、
衛生管理空間(2)に入室する作業者の個人特定用情報の取得及び認証結果に伴う表示を行う認証用装置(10)と、
前記作業者の所定の動作を検査可能な検査装置(20)と、
前記認証用装置及び前記検査装置と通信可能なサーバ(30)と、
を備える衛生管理システム(1)であって、
前記サーバは、
前記認証用装置から受信した前記個人特定用情報を利用して個人認証を行う認証部(31)と、
前記認証部による認証成功時に前記個人特定用情報に関連付けられる所定の識別操作情報を生成する識別操作情報生成部(31)と、
前記識別操作情報生成部により生成された前記所定の識別操作情報を前記認証用装置及び前記検査装置にそれぞれ送信する識別操作情報送信部(35)と、
前記検査装置から受信した検査結果が記憶される記憶部(32)と、
を備え、
前記認証用装置は、
前記個人特定用情報を取得するための個人特定用情報取得部(13,11)と、
前記個人特定用情報取得部により取得された前記個人特定用情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記所定の識別操作情報を受信して取得する識別操作情報取得部(11,16)と、
前記所定の識別操作情報を表示する表示部(14)と、
を備え、
前記検査装置は、
撮像部(23)と、
前記撮像部によって撮像される前記作業者の個人識別操作が前記サーバから受信した前記所定の識別操作情報から特定される操作であるか否かについて判定する第1判定部(21)と、
前記第1判定部による肯定判定後に、前記撮像部によって検査対象として撮像される前記作業者による前記所定の動作が既定の動作条件を満たしているか否かについて判定する第2判定部(21)と、
前記第2判定部による判定結果を報知する報知部(24)と、
前記第2判定部による判定結果を含めた情報を前記検査結果として前記サーバに送信する検査結果送信部(26)と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の他の一形態は、
衛生管理空間(2)に入室する作業者の個人特定用情報の取得及び認証結果に伴う表示を行う認証用装置(10)と、
前記作業者の所定の動作を検査するための検査用情報を生成可能な検査装置(20)と、
前記認証用装置及び前記検査装置と通信可能なサーバ(30)と、
を備える衛生管理システム(1)であって、
前記サーバは、
前記認証用装置から受信した前記個人特定用情報を利用して個人認証を行う認証部(31)と、
前記認証部による認証成功時に前記個人特定用情報に関連付けられる所定の識別操作情報を生成する識別操作情報生成部(31)と、
前記識別操作情報生成部により生成された前記所定の識別操作情報を前記認証用装置及び前記検査装置にそれぞれ送信する識別操作情報送信部(35)と、
前記検査装置から受信した前記検査用情報から特定される前記所定の動作が既定の動作条件を満たしているか否かについて検査した検査結果を前記検査装置に送信する検査部(31)と、
前記検査部の検査結果が記憶される記憶部(32)と、
を備え、
前記認証用装置は、
前記個人特定用情報を取得するための個人特定用情報取得部(13,11)と、
前記個人特定用情報取得部により取得された前記個人特定用情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記所定の識別操作情報を受信して取得する識別操作情報取得部(11,16)と、
前記所定の識別操作情報を表示する表示部(14)と、
を備え、
前記検査装置は、
撮像部(23)と、
前記撮像部によって撮像される前記作業者の個人識別操作が前記サーバから受信した前記所定の識別操作情報から特定される操作であるか否かについて判定する判定部(21)と、
前記判定部による肯定判定後に、前記撮像部によって検査対象として撮像される前記作業者による前記所定の動作を評価可能に生成した前記検査用情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記検査結果を受信して取得する検査結果取得部(21,26)と、
前記検査結果取得部により取得された前記検査結果を報知する報知部(24)と、
を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、サーバは、認証用装置から受信した個人特定用情報を利用して個人認証を行う認証部による認証成功時に、個人特定用情報に関連付けられる所定の識別操作情報を生成して認証用装置及び検査装置にそれぞれ送信する。認証用装置は、取得された個人特定用情報をサーバに送信することで当該サーバから所定の識別操作情報が受信されて取得されると、この所定の識別操作情報を表示する。検査装置は、撮像部によって撮像される作業者の個人識別操作がサーバから受信した所定の識別操作情報から特定される操作であるとの第1判定部の肯定判定後に、撮像部によって検査対象として撮像される作業者による所定の動作が既定の動作条件を満たしているか否かについて第2判定部により判定して、第2判定部による判定結果を含めた情報を検査結果としてサーバに送信する。
【0010】
これにより、作業者は、衛生管理空間外での認証成功時に認証用装置にて表示される所定の識別操作情報から特定される操作を、衛生管理空間内にて検査装置の撮像部に対して個人識別操作として行うことで、自分が認証成功した検査対象者であると検査装置に対して認識させることができる。したがって、個人識別用の物体の持ち込みを要することなく、衛生管理空間内にて非接触で本人確認可能なシステムを実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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