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公開番号2025110570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004471
出願日2024-01-16
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G01C 21/34 20060101AFI20250722BHJP(測定;試験)
要約【課題】仮想の都市空間におけるユーザの3次元移動に適した経路を探索することができる情報処理装置などを提供することを目的とする。
【解決手段】HMD100は、複数のCGオブジェクトが存在する仮想の都市空間についての3D都市モデル情報を取得する3D都市モデル情報取得手段201と、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段202と、3D都市モデル情報を用いて、経路探索ネットワーク300を構築し、3D都市モデル情報およびユーザ情報を用いて、少なくとも、CGオブジェクトの見やすさに基づいたスコアSvと、CGオブジェクトに対するユーザの好みに基づいたスコアSuと、を算出することによって、リンクスコアScoreを設定する経路探索ネットワーク構築手段203と、経路探索ネットワーク300において、出発位置から目的位置までの経路を、リンクスコアScoreを用いて探索する経路探索手段206と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のCGオブジェクトが存在する仮想の都市空間についての情報であって、前記複数のCGオブジェクトそれぞれが持っている付随情報を含んだ3D都市モデル情報を取得する第1情報取得手段と、
前記仮想の都市空間における3次元空間において、複数のノードおよび複数のリンクで構成される経路探索ネットワークを、前記3D都市モデル情報を用いて構築する構築手段と、
ユーザの好みについてのユーザ情報を取得する第2情報取得手段と、
前記3D都市モデル情報および前記ユーザ情報を用いて、前記複数のリンクそれぞれについて、少なくとも、リンク付近のCGオブジェクトの見やすさに基づいた第1スコアと、リンク付近のCGオブジェクトに対するユーザの好みに基づいた第2スコアと、を算出することによって、リンクスコアを設定する設定手段と、
出発位置を取得する第1位置取得手段と、
目的位置を取得する第2位置取得手段と、
前記経路探索ネットワークにおいて、前記出発位置から前記目的位置までの経路を、前記リンクスコアを用いて探索する経路探索手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記設定手段は、前記複数のリンクそれぞれについて、リンク付近のCGオブジェクトに対する角度および距離に基づいて前記第1スコアを算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記設定手段は、前記第1スコアおよび前記第2スコアそれぞれに重み係数を乗ずることによって、前記リンクスコアを設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記設定手段は、前記第1スコアおよび前記第2スコアそれぞれの重み係数を前記ユーザ情報に基づいて決定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記経路探索手段は、前記第1スコアおよび前記第2スコアそれぞれの重み係数を変えることによって、複数の前記経路を探索することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記設定手段は、前記複数のリンクそれぞれについて、前記第1スコアおよび前記第2スコアに加え、リンク付近のCGオブジェクトの属性に基づいた第3スコアを算出することによって、前記リンクスコアを設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記属性は、前記付随情報に含まれる名称、タグ、人流、および交通量のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記設定手段は、前記第1スコア、前記第2スコア、および前記第3スコアそれぞれに重み係数を乗ずることによって、前記リンクスコアを設定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記設定手段は、前記第1スコア、前記第2スコア、および前記第3スコアそれぞれの重み係数を前記ユーザ情報に基づいて決定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記経路探索手段は、前記第1スコア、前記第2スコア、および前記第3スコアそれぞれの重み係数を変えることによって、複数の前記経路を探索することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、現実世界における様々な都市活動データが仮想空間に記録されることによって、フィジカル空間(現実空間)とサイバー空間(仮想空間)の高度な融合が実現されている。このような高度な融合の一例として、国土交通省では、都市空間そのものを仮想空間に再現する3D都市空間情報プラットフォームである、3D都市モデルの整備が進められている。なお、以下では、仮想空間に再現された都市空間を「仮想の都市空間」という。3D都市モデルには、仮想の都市空間に存在する建物や街路などのCGオブジェクトに対して、名称や、タグ、人流、交通量などの都市活動情報が付与されている。さらに、このような3D都市モデルの活用によって、ユーザが仮想の都市空間を回遊できるアプリケーション(以下、「都市回遊アプリケーション」という)などが作成されている。この点、広大な仮想の都市空間において、ユーザが空中を上下、左右、前後に移動できる手段が設けられていると、ユーザは、仮想の都市空間に存在するCGオブジェクトを様々なアングルで見ることができる。
【0003】
ただし、空中移動操作、つまり3次元移動操作は、一般的に、直感的な操作ではない。例えば、左右の向きの変更と前後の移動操作は、マウスの左クリックとドラッグ操作で行われ、また、上下の移動操作は、マウスの右クリックとドラッグ操作で行われる。つまり、3次元移動操作は、複数の操作が組み合わされて行われる。そのため、ユーザは、3次元移動操作を直感的な操作で行い難く、操作に集中してしまうと、本来の回遊体験を楽しむことができない。そこで、都市回遊アプリケーションなどでは、空中での経路が作成され、その経路での移動をユーザに行わせることで、3次元移動操作の複雑さを減らしている。
【0004】
例えば、特許文献1には、3次元空間内に設けられる複数のノードと、ノードの間を接続するリンクとからなるドローン用航空ネットワークにおいて、飛行経路を探索する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術では、リンクのコストが、人口密度や、建造物の有無、飛行可能区域であるかどうか、気象情報といったドローンの航空のし易さから決定される。さらに、飛行経路が、トータルのコストの低いリンクを通るようにして決定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6772100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ドローン用の飛行経路を探索する技術が用いられたとしても、仮想の都市空間におけるユーザの回遊体験に適した空中移動経路の探索は困難であるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、仮想の都市空間におけるユーザの3次元移動に適した経路を探索することができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、複数のCGオブジェクトが存在する仮想の都市空間についての情報であって、前記複数のCGオブジェクトそれぞれが持っている付随情報を含んだ3D都市モデル情報を取得する第1情報取得手段と、前記仮想の都市空間における3次元空間において、複数のノードおよび複数のリンクで構成される経路探索ネットワークを、前記3D都市モデル情報を用いて構築する構築手段と、ユーザの好みについてのユーザ情報を取得する第2情報取得手段と、前記3D都市モデル情報および前記ユーザ情報を用いて、前記複数のリンクそれぞれについて、少なくとも、リンク付近のCGオブジェクトの見やすさに基づいた第1スコアと、リンク付近のCGオブジェクトに対するユーザの好みに基づいた第2スコアと、を算出することによって、リンクスコアを設定する設定手段と、出発位置を取得する第1位置取得手段と、目的位置を取得する第2位置取得手段と、前記経路探索ネットワークにおいて、前記出発位置から前記目的位置までの経路を、前記リンクスコアを用いて探索する経路探索手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、仮想の都市空間におけるユーザの3次元移動に適した経路を探索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」という)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
第1実施形態に係るHMDのソフトウェア構成の一例を示す機能ブロック図である。
経路探索ネットワークを説明するための図である。
第1実施形態に係るHMDが都市回遊アプリケーションを実行した際に行われる、3D都市モデル情報取得からリンクスコア設定までの当該HMDの動作の流れを示すフローチャートである。
CGオブジェクトの見やすさを説明するための図である。
各リンクに設定されるリンクスコアの一例を示す図である。
第1実施形態に係るHMDが都市回遊アプリケーションを実行した際に行われる、出発位置取得から経路探索までの当該HMDの動作の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態に係るHMDのソフトウェア構成の一例を示す機能ブロック図である。
第2実施形態に係るHMDが都市回遊アプリケーションを実行した際に行われる、3D都市モデル情報取得からリンクスコア設定までの当該HMDの動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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