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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025109705
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2025004377
出願日
2025-01-10
発明の名称
ポリマー、オキセタン化合物、及び硬化性樹脂組成物
出願人
国立大学法人北海道大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
65/02 20060101AFI20250717BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】バイオマス由来の化合物から誘導され得る新規な化合物、ポリマー及び組成物。
【解決手段】下記式(1)又は(2):
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で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示す、ポリマー。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)又は(2):
JPEG
2025109705000071.jpg
31
149
JPEG
2025109705000072.jpg
31
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示す、ポリマー。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
下記式(100)又は(200):
JPEG
2025109705000073.jpg
33
149
JPEG
2025109705000074.jpg
33
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
2
が式(100)又は(200)中の2つのカルボニル基にそれぞれ結合する炭化水素基を含む2価の有機基を示す、請求項1に記載のポリマー。
【請求項3】
下記式(5):
JPEG
2025109705000075.jpg
22
149
で表される構成単位を更に含み、R
3
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
4
が置換基を有していてもよい1価の炭化水素基を示す、請求項1に記載のポリマー。
【請求項4】
下記式(1A)又は(2A):
JPEG
2025109705000076.jpg
39
149
JPEG
2025109705000077.jpg
39
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示す、ポリマー。
【請求項5】
下記式(100A)又は(200A):
JPEG
2025109705000078.jpg
42
149
JPEG
2025109705000079.jpg
42
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
2
が式(100A)又は(200A)中の2つのカルボニル基にそれぞれ結合する炭化水素基を含む2価の有機基を示す、請求項4に記載のポリマー。
【請求項6】
下記式(5):
JPEG
2025109705000080.jpg
22
149
で表される構成単位を更に含み、R
3
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
4
が置換基を有していてもよい1価の炭化水素基を示す、請求項4に記載のポリマー。
【請求項7】
式(1)又は(2)で表される前記構成単位のみを繰り返し単位として含む、請求項1に記載のポリマー。
【請求項8】
下記式(110)又は(210):
JPEG
2025109705000081.jpg
43
149
JPEG
2025109705000082.jpg
43
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、*が結合手を示す架橋ポリマーである、ポリマー。
【請求項9】
下記式(220):
JPEG
2025109705000083.jpg
25
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、*が結合手を示す架橋ポリマーである、ポリマー。
【請求項10】
下記式(12)又は(22):
JPEG
2025109705000084.jpg
26
149
JPEG
2025109705000085.jpg
26
149
で表されるオキセタン化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリマー、オキセタン化合物、及び硬化性樹脂組成物に関する。本開示はまた、エポキシ化合物又はオキセタン化合物から誘導され得る化合物に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
レボグルコセノン(LGO)は、セルロースのようなバイオマス由来の原料から得ることができる(非特許文献1)。レボグルコセノンの水素添加物であるジヒドロレボグルコセノンはCyrene(登録商標)として市販されており、これを有機溶媒として利用することが検討されている(非特許文献2)。Cyrene(登録商標)から誘導されるアクリルモノマーからポリマーを合成することも提案されている(非特許文献3)。
JPEG
2025109705000001.jpg
35
149
【0003】
一方、非特許文献4は、4級炭素原子を含むスピロエポキシドの相対配置に関する理論計算を検証するための化合物として、Cyrene(登録商標)からスピロエポキシドを合成したことを開示する。非特許文献5は、糖類の合成のための中間体として、レボグルコセノンのカルボニル基をエポキシ基に変換した化合物を開示する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Energy Fuels 2021, 35, 9809-9824
Sustainable Chemistry and Pharmacy 25 (2022) 100591
Polym. Chem., 2019, 10, 3334-3341
J.Org. Chem. 2017, 82, 1873-1879
CarbohydrateResearch, 199 (1990) 243-247
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、バイオマス由来の化合物から誘導され得る新規な化合物、ポリマー及び組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下を含む。
[1]
下記式(1)又は(2):
JPEG
2025109705000002.jpg
31
149
JPEG
2025109705000003.jpg
31
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示す、ポリマー。
[2]
下記式(100)又は(200):
JPEG
2025109705000004.jpg
33
149
JPEG
2025109705000005.jpg
33
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
2
が式(100)又は(200)中の2つのカルボニル基にそれぞれ結合する炭化水素基を含む2価の有機基を示す、[1]に記載のポリマー。
[3]
下記式(5):
JPEG
2025109705000006.jpg
22
149
で表される構成単位を更に含み、R
3
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
4
が置換基を有していてもよい1価の炭化水素基を示す、[1]に記載のポリマー。
[4]
下記式(1A)又は(2A):
JPEG
2025109705000007.jpg
39
149
JPEG
2025109705000008.jpg
39
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示す、ポリマー。
[5]
下記式(100A)又は(200A):
JPEG
2025109705000009.jpg
42
149
JPEG
2025109705000010.jpg
42
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
2
が式(100A)又は(200A)中の2つのカルボニル基にそれぞれ結合する炭化水素基を含む2価の有機基を示す、[4]に記載のポリマー。
[6]
下記式(5):
JPEG
2025109705000011.jpg
22
149
で表される構成単位を更に含み、R
3
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、R
4
が置換基を有していてもよい1価の炭化水素基を示す、[4]に記載のポリマー。
[7]
式(1)又は(2)で表される前記構成単位のみを繰り返し単位として含む、[1]に記載のポリマー。
[8]
下記式(110)又は(210):
JPEG
2025109705000012.jpg
43
149
JPEG
2025109705000013.jpg
43
149
で表される複数の構成単位を含み、R
1
がメチレン基、又はエタン-1,2-ジイル基を示し、*が結合手を示す架橋ポリマーである、ポリマー。
[9]
下記式(220):
JPEG
2025109705000014.jpg
25
149
【発明の効果】
【0007】
バイオマス由来の化合物から誘導され得る新規な化合物、ポリマー及び組成物が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
DBOOの
1
H NMRスペクトルである。
DBOOの
13
C NMRスペクトルである。
DBOO
4
の
1
H NMRスペクトルである。
DBOO
4
の
13
C NMRスペクトルである。
DBOEの
1
H NMRスペクトルである。
DBOEの
13
C NMRスペクトルである。
P(PA-alt-DBOO)の
1
H NMRスペクトルである。
P(GA-alt-DBOO)の
1
H NMRスペクトルである。
P(SA-alt-DBOO)の
1
H NMRスペクトルである。
P(DGA-alt-DBOO)の
1
H NMRスペクトルである。
P(NA-alt-DBOO)の
1
H NMRスペクトルである。
P(PA-alt-DBOO
4
)の
1
H NMRスペクトルである。
P(PA-alt-DBOE)の
1
H NMRスペクトルである。
P(DBOO-co-HO)の
1
H NMRスペクトルである。
P(DBOE-co-HO)の
1
H NMRスペクトルである。
PDBOOの
1
H NMRスペクトルである。
PDBOEの
1
H NMRスペクトルである。
低分子化合物6-3の
1
H NMRスペクトルである。
低分子化合物6-3の
13
C NMRスペクトルである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は以下の例に限定されない。
【0010】
本開示に係るポリマーの一例は、下記式(1)又は(2)で表される複数の構成単位を含む。式(1)及び(2)中、R
1
がメチレン基(-CH
2
-)、又はエタン-1,2-ジイル基(-CH
2
CH
2
-)を示す。このポリマーは、式(1)で表される構成単位、式(2)で表される構成単位、又はこれらの両方を繰り返し単位の一部又は全部として含む分子鎖を有することができる。式(1)又は(2)で表される構成単位を含む分子鎖は直鎖状、分岐状又は環状であってもよく、架橋構造を形成していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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