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公開番号2025109483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003401
出願日2024-01-12
発明の名称接合レンズ及び接合レンズの製造方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G02B 3/00 20060101AFI20250717BHJP(光学)
要約【課題】非球面レンズを含み、良好に調芯された接合レンズ、及びこの接合レンズの製造方法を提供する。
【解決手段】第1レンズの一方のレンズ面である第1接合面と、第2レンズの一方のレンズ面である第2接合面とが接着剤によって接合された接合レンズであって、第2レンズは他方のレンズ面として非球面形状のレンズ面を有し、第2レンズの非球面形状のレンズ面の非球面軸は、第1レンズの光軸と一致し、かつ、第2接合面の近軸球面の中心に対して第2レンズの径方向において位置ズレがあり、第1接合面と第2接合面との間の接着剤は、位置ズレの方向において厚みが異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1レンズの一方のレンズ面である第1接合面と、第2レンズの一方のレンズ面である第2接合面とが接着剤によって接合された接合レンズであって、
前記第2レンズは他方のレンズ面として非球面形状のレンズ面を有し、
前記第2レンズの前記非球面形状のレンズ面の非球面軸は、前記第1レンズの光軸と一致し、かつ、前記第2接合面の近軸球面の中心に対して前記第2レンズの径方向において位置ズレがあり、
前記第1接合面と前記第2接合面との間の前記接着剤は、前記位置ズレの方向において厚みが異なる接合レンズ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1接合面と前記第2接合面とは同一形状である請求項1に記載の接合レンズ。
【請求項3】
前記第1接合面、前記第1レンズの他方のレンズ面、及び前記第2接合面は、球面形状である請求項1に記載の接合レンズ。
【請求項4】
前記第2レンズの屈折率をNglassとし、
前記接着剤の屈折率をNceとした場合、
0.8×Nglass<Nce<1.2×Nglass (1)
で表される条件式(1)を満足する請求項1に記載の接合レンズ。
【請求項5】
0.9×Nglass<Nce<1.1×Nglass (1-1)
で表される条件式(1-1)を満足する請求項4に記載の接合レンズ。
【請求項6】
0.95×Nglass<Nce<1.05×Nglass (1-2)
で表される条件式(1-2)を満足する請求項4に記載の接合レンズ。
【請求項7】
前記光軸に垂直な面において、前記光軸の方向の前記接着剤の厚みが最大となる位置を第1位置、前記光軸を中心として前記第1位置を90度回転させた位置を第2位置、前記光軸を中心として前記第1位置を180度回転させた位置を第3位置、前記光軸を中心として前記第1位置を270度回転させた位置を第4位置とした場合、
前記光軸の位置、前記第1位置、前記第2位置、前記第3位置、及び前記第4位置の前記光軸の方向の前記接着剤の厚みの平均値が10μm以上かつ50μm以下である請求項1に記載の接合レンズ。
【請求項8】
前記厚みの平均値が15μm以上かつ40μm以下である請求項7に記載の接合レンズ。
【請求項9】
一方のレンズ面として第1接合面を有する第1レンズと、一方のレンズ面として第2接合面を有し他方のレンズ面として非球面形状のレンズ面を有する第2レンズとを接着剤によって接合する接合レンズの製造方法であって、
前記第1接合面と前記第2接合面との間に接着剤を充填するステップと、
前記第1レンズの光軸に対する前記非球面形状のレンズ面の非球面軸の傾き角と、前記非球面形状のレンズ面における前記光軸に対する前記非球面軸の前記第1レンズの径方向の位置ズレ量とを検出するステップと、
前記傾き角と前記位置ズレ量とに応じて、前記第1レンズと前記第2レンズとの相対位置を調整するステップと、
前記相対位置が調整された状態で前記接着剤を硬化させるステップと、を含む接合レンズの製造方法。
【請求項10】
前記第1レンズの径方向に前記第1レンズと前記第2レンズとを相対的に移動させることにより、前記光軸と前記非球面軸とを一致させるステップを含む請求項9に記載の接合レンズの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、接合レンズ、及び接合レンズの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、接着剤によりレンズ同士を貼り合わせた接合レンズであって、貼り合わされたレンズ同士の間の接着層が、レンズの光学上の有効径内で、有効径の中心側より有効径の範囲の周縁側で厚くされ、有効径より外側で有効径の範囲内の最も厚い部分より薄くなっている接合レンズが記載されている。
【0003】
特許文献2には、負パワーのレンズと正パワーのレンズからなる接合レンズであって、正のパワーを備え、負パワーのレンズと正パワーのレンズとを接着している樹脂接着剤層を備えた接合レンズが記載されている。この接合レンズにおいて、負パワーのレンズと樹脂接着剤層との接合面と、正パワーのレンズと樹脂接着剤層との接合面とは、それぞれが互いに異なる非球面形状をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-037155号公報
特開2019-032536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の技術に係る1つの実施形態は、非球面レンズを含み、良好に調芯された接合レンズ、及びこの接合レンズの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術に係る一態様は、第1レンズの一方のレンズ面である第1接合面と、第2レンズの一方のレンズ面である第2接合面とが接着剤によって接合された接合レンズであって、第2レンズは他方のレンズ面として非球面形状のレンズ面を有し、第2レンズの非球面形状のレンズ面の非球面軸は、第1レンズの光軸と一致し、かつ、第2接合面の近軸球面の中心に対して第2レンズの径方向において位置ズレがあり、第1接合面と第2接合面との間の接着剤は、位置ズレの方向において厚みが異なる接合レンズである。
なお、本開示の技術においては、第2接合面は球面形状でも非球面形状でもよい。第2接合面が球面形状の場合は、「第2接合面の近軸球面の中心」は、第2接合面の球面の中心と同じである。
【0007】
第1接合面と第2接合面とは同一形状であることが好ましい。
【0008】
第1接合面、第1レンズの他方のレンズ面、及び第2接合面は、球面形状であるように構成してもよい。
【0009】
第2レンズの屈折率をNglassとし、接着剤の屈折率をNceとした場合、上記態様の接合レンズは、下記条件式(1)を満足することが好ましく、下記条件式(1-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(1-2)を満足することがさらにより好ましい。
0.8×Nglass<Nce<1.2×Nglass (1)
0.9×Nglass<Nce<1.1×Nglass (1-1)
0.95×Nglass<Nce<1.05×Nglass (1-2)
【0010】
上記態様の接合レンズにおいて、上記光軸に垂直な面において、上記光軸の方向の接着剤の厚みが最大となる位置を第1位置、上記光軸を中心として第1位置を90度回転させた位置を第2位置、上記光軸を中心として第1位置を180度回転させた位置を第3位置、上記光軸を中心として第1位置を270度回転させた位置を第4位置とした場合、上記光軸の位置、第1位置、第2位置、第3位置、及び第4位置の上記光軸の方向の接着剤の厚みの平均値が10μm以上かつ50μm以下であることが好ましく、15μm以上かつ40μm以下であることがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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