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公開番号2025109347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003165
出願日2024-01-12
発明の名称無線タグ通信システム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類G06K 7/10 20060101AFI20250717BHJP(計算;計数)
要約【課題】搬送される無線タグへの情報の書き込みの成功率をより高くすることができる無線タグ通信システムを提供すること。
【解決手段】無線タグ通信システムは、搬送部と、タグ通信部と、制御部とを持つ。搬送部は、シートの搬送を行う。タグ通信部は、搬送中の前記シートに備えられた無線タグの検出処理、及び前記無線タグへの情報の書き込み処理を行う。制御部は、前記搬送部が前記シートの搬送を開始した後、所定の待ち時間が経過してから前記タグ通信部に前記書き込み処理を実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートの搬送を行う搬送部と、
搬送中の前記シートに備えられた無線タグの検出処理、及び前記無線タグへの情報の書き込み処理を行うタグ通信部と、
前記搬送部が前記シートの搬送を開始した後、所定の待ち時間が経過してから前記タグ通信部に前記書き込み処理を実行させる制御部と、
を備える無線タグ通信システム。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記所定の待ち時間は、前記搬送が開始されてから前記検出処理が開始されるまでの時間である
請求項1に記載の無線タグ通信システム。
【請求項3】
前記所定の待ち時間は、前記検出処理により前記無線タグが検出されてから、前記書き込み処理が実行されるまでの時間である
請求項1に記載の無線タグ通信システム。
【請求項4】
前記搬送部は、経路長が互いに異なる複数の搬送経路を有し、
前記所定の待ち時間は、前記経路長に基づいて決定された時間であり、
前記制御部は、前記搬送に用いられる前記搬送経路に対応する前記所定の待ち時間が経過してから前記書き込み処理を実行させる
請求項1から3のうちいずれか一項に記載の無線タグ通信システム。
【請求項5】
シートの搬送を行う搬送部と、
搬送中の前記シートに備えられた無線タグの検出処理、及び前記無線タグへの情報の書き込み処理を行うタグ通信部と、
前記搬送部が前記シートの搬送を開始した後、前記タグ通信部に前記検出処理を繰り返し実行させ、所定の回数連続して同一の前記無線タグが検出された場合、前記タグ通信部に前記書き込み処理を実行させる制御部と、
を備える無線タグ通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、無線タグ通信システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
無線タグが備えられたシートに画像を形成することができる画像形成装置がある。このような画像形成装置は、無線タグとの通信を行う無線タグ通信装置を備えている。無線タグ通信装置は、シートの搬送中に無線タグへの情報の書き込みを行うことがある。このとき無線タグ通信装置は、書き込みの対象ではない無線タグに誤って情報を書き込まないようにする必要がある。このような誤書き込みを防止するため、従来の無線タグ通信装置は、例えば無線タグを検出するための検出信号を乗せた電波の発信電力を小さめに設定している。そして、無線タグ通信装置は、電波を受信した無線タグから返される応答信号を乗せた電波(反射波)のRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)を測定する。無線タグ通信装置は、RSSIの値が所定の閾値を超えた場合に、その無線タグに対して情報の書き込み処理を行う。この閾値は、例えば、搬送中のシートに備えられた無線タグと、給紙カセットに載置されたシート(すなわち、搬送開始前のシート)に備えられた無線タグとを判別可能な値となるように、予め設定されている。
【0003】
しかしながら、画像形成装置内のシートの搬送経路には、無線タグ通信装置と無線タグとの間の通信が妨げられる領域(以下、「通信不可領域」という。)が存在することがある。例えば、無線タグ通信装置が電波を発信する方向と、搬送中の無線タグのアンテナの方向とのずれが大きくなる領域は、通信不可領域になりやすい。また、画像形成装置内に部材が密に配置されていることによって電波が遮蔽される領域がある場合にも、通信不可領域が生じやすい。そのため、搬送中のシートが通信不可領域に位置している場合には、無線タグと無線タグ通信装置との間の通信が行われず、無線タグへの情報の書き込みが失敗する場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-133510号公報
特開2021-117810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、搬送される無線タグへの情報の書き込みの成功率をより高くすることができる無線タグ通信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の無線タグ通信システムは、搬送部と、タグ通信部と、制御部とを持つ。搬送部は、シートの搬送を行う。タグ通信部は、搬送中の前記シートに備えられた無線タグの検出処理、及び前記無線タグへの情報の書き込み処理を行う。制御部は、前記搬送部が前記シートの搬送を開始した後、所定の待ち時間が経過してから前記タグ通信部に前記書き込み処理を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態における画像形成システムの側面図。
第1の実施形態における画像形成装置10の機能構成を示すブロック図。
第1の実施形態の画像形成装置10においてシートが存在しうる位置の例を示す図。
、第1の実施形態における応答信号を乗せた電波のRSSIの時系列変化の一例を示す図。
第1の実施形態における無線タグ通信装置201の構成の一例を示す図。
第1の実施形態における画像形成システムの動作の一例を示すフローチャート。
第1の実施形態における画像形成システムで設定されるタグ近接待ち時間の一例を示す図。
シートの種類の一例を示す図。
第1の実施形態の変形例における画像形成システムの動作の一例を示すフローチャート。
第2の実施形態における画像形成システムの動作の一例を示すフローチャート。
第2の実施形態における画像形成システムで設定されるタグ再検出待ち時間の一例を示す図。
第3の実施形態における画像形成システムの動作の一例を示すフローチャート。
第3の実施形態における画像形成システムで設定されるタグ検出回数の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の無線タグ通信システムを、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の機能を有する構成には同一の符号を付す。また、重複する説明については省略する場合がある。
【0009】
以下、第1の実施形態について説明する。
【0010】
図1は、第1の実施形態における画像形成システムの側面図である。画像形成システムは、本発明の無線タグ通信システムの一例である。画像形成システムは、シートの表面に画像を形成するとともに、そのシートに備えられた無線タグに情報の書き込みを行うシステムである。画像形成システムは、ワークプレイスに設置して用いられる。図1に示されるように、画像形成システムは、画像形成装置10と、無線タグ通信装置201とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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