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公開番号
2025108943
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002504
出願日
2024-01-11
発明の名称
定着装置および画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250716BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】固定部の上流側に設けられた支持ロールによってベルトの姿勢を矯正している場合に、ベルトの摩耗を抑制する。
【解決手段】加熱され循環移動可能な無端状のベルトと、ベルトの内周面に接触して固定される固定部と、ベルトを固定部に押し付けて未定着画像が形成された記録材を通過させる定着部を形成し、回転駆動する加圧ロールと、ベルトの移動方向において固定部より上流側に配置され、ベルトを回転可能に支持する支持ロールと、を有し、固定部は、定着部が形成される位置より移動方向の上流側に円弧状の曲面である第1曲面が形成され、第1曲面より移動方向の上流側に円弧状の曲面である第2曲面が形成され、第1曲面の曲率半径をr1(mm)とし、第2曲面の曲率半径をr2(mm)とすると、r1>r2の条件を満たし、ベルトは、張力が掛かった状態で支持ロールと第1曲面とに掛け渡されること、を特徴とする定着装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱され循環移動可能な無端状のベルトと、
前記ベルトの内周面に接触して固定される固定部と、
前記ベルトを前記固定部に押し付けて未定着画像が形成された記録材を通過させる定着部を形成し、回転駆動する加圧ロールと、
前記ベルトの移動方向において前記固定部より上流側に配置され、当該ベルトを回転可能に支持する支持ロールと、
を有し、
前記固定部は、前記定着部が形成される位置より前記移動方向の上流側に円弧状の曲面である第1曲面が形成され、当該第1曲面より当該移動方向の上流側に円弧状の曲面である第2曲面が形成され、当該第1曲面の曲率半径をr1(mm)とし、当該第2曲面の曲率半径をr2(mm)とすると、
r1>r2
の条件を満たし、
前記ベルトは、張力が掛かった状態で前記支持ロールと前記第1曲面とに掛け渡されること、
を特徴とする定着装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記第1曲面と前記第2曲面とは前記固定部の端部に形成され、
前記第2曲面は、前記第1曲面に連続して形成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記第1曲面と前記第2曲面とは、滑らかに連続することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記第2曲面の曲率半径は、前記ベルトを湾曲させた場合に当該ベルトが劣化しだす曲率半径より大きいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記第2曲面の曲率半径は、前記ベルトのばたつきがあっても当該ベルトが当該第2曲面に接触しない曲率半径として定められることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
未定着画像を記録材に形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段で形成された前記未定着画像を前記記録材に定着させる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、固定部材について、定着部を形成するときに、そのベルトと加圧ロールとが接触する接触部分を加圧ロールから離れる側に湾曲させる円弧状の曲面で形成し、その接触部分に記録材が挿入される挿入側に隣接する挿入部分を接触部分と反対側に湾曲する円弧状の曲面で形成し、ベルトの厚みをt(mm)、入口部分の曲面の曲率半径をr1(mm)、その接触部分の曲面の曲率半径をr2(mm)としたときに、t(1/r1+1/r2)≦0.130、かつ、r1≦r2との条件を満たしている定着装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-182256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
循環移動可能な無端状のベルトの内周側にて固定される固定部を有し、この固定部に圧力を加えながら回転する加圧ロールによって、記録材に形成されている未定着トナー像を定着させる定着装置がある。この定着装置において、ベルトの姿勢が乱れると未定着トナーが乱れる。この乱れを抑制するために、固定部の上流側にてベルトに接触し回転する支持ロールを設け、ベルトの姿勢を矯正する技術が採用されている。
しかし、この支持ロールから固定部までの距離が短くなる等の理由でベルトの姿勢の自由度が制限された場合には、固定部が振動等によって変位し、固定部の端部とベルトとの間で摩擦が発生しやすくなり、ベルトの摩耗が生じやすくなる。
本発明は、固定部の上流側に設けられた支持ロールによってベルトの姿勢を矯正している場合に、ベルトの摩耗を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、加熱され循環移動可能な無端状のベルトと、前記ベルトの内周面に接触して固定される固定部と、前記ベルトを前記固定部に押し付けて未定着画像が形成された記録材を通過させる定着部を形成し、回転駆動する加圧ロールと、前記ベルトの移動方向において前記固定部より上流側に配置され、当該ベルトを回転可能に支持する支持ロールと、を有し、前記固定部は、前記定着部が形成される位置より前記移動方向の上流側に円弧状の曲面である第1曲面が形成され、当該第1曲面より当該移動方向の上流側に円弧状の曲面である第2曲面が形成され、当該第1曲面の曲率半径をr1(mm)とし、当該第2曲面の曲率半径をr2(mm)とすると、r1>r2の条件を満たし、前記ベルトは、張力が掛かった状態で前記支持ロールと前記第1曲面とに掛け渡されること、を特徴とする定着装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第1曲面と前記第2曲面とは前記固定部の端部に形成され、前記第2曲面は、前記第1曲面に連続して形成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1曲面と前記第2曲面とは、滑らかに連続することを特徴とする請求項2に記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2曲面の曲率半径は、前記ベルトを湾曲させた場合に当該ベルトが劣化しだす曲率半径より大きいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第2曲面の曲率半径は、前記ベルトのばたつきがあっても当該ベルトが当該第2曲面に接触しない曲率半径として定められることを特徴とする請求項4に記載の定着装置である。
請求項6に記載の発明は、未定着画像を記録材に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段で形成された前記未定着画像を前記記録材に定着させる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の定着装置と、を備える画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、固定部の上流側に設けられた支持ロールによってベルトの姿勢を矯正している場合に、ベルトの摩耗を抑制できる。
請求項2の発明によれば、第2曲面は、第1曲面に連続して設けられていない場合に比べて、ベルトと固定部との接触面積を小さくすることができる。
請求項3の発明によれば、第1曲面と第2曲面とが滑らかに連続していない場合に比べて、ベルトの摩耗を抑制できる。
請求項4の発明によれば、第2曲面の下限値を定めることができる。
請求項5の発明によれば、第2曲面の上限値を定めることができる。
請求項6の発明によれば、定着装置において固定部の上流側に設けられた支持ロールによってベルトの姿勢を矯正している場合に、ベルトの摩耗を抑制した画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施の形態が適用される画像形成装置を示す図である。
定着部の構成を示す図である。
接触部材の形状を示す図である。
加圧ロールにより定着ベルトが固定部に押し付けられている状態を示す図である。
比較例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔画像形成装置1〕
以下、添付図面を参照して、本実施の形態が適用される画像形成装置について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1を示した図である。
画像形成装置1は、例えば、記録材にトナー像を形成する電子写真方式の画像形成装置が例示される。
【0009】
画像形成装置1は、トナー像を形成する画像形成部10Y,10M,10C,10K(以下、単に「画像形成部10」と称する場合がある)と、画像形成部10が形成したトナー像を記録材に転写する転写部20と、記録材を搬送する搬送部40と、未定着画像である未定着のトナー像を記録材に定着させる定着装置50と、画像形成装置1の各部を制御する制御部100とを備える。
【0010】
〔制御部100〕
制御部100は、画像形成装置1の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)101と、演算に際して作業エリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)102と、CPU101が実行する各種プログラムや各種設定等を記憶するメモリであるROM(Read Only Memory)103と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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