TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025108015
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001582
出願日
2024-01-10
発明の名称
情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
出願人
株式会社ロジロジ
代理人
弁理士法人エピファニー特許事務所
主分類
G16H
15/00 20180101AFI20250715BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】医療従事者の医療文章を作成する業務負担を抑制することを目的としている。
【解決手段】本発明によれば、医療文章の作成を支援するための情報処理システムであって、データ取得部と、医療文章生成部とを備え、前記データ取得部は、会話データと、医療データとを取得可能に構成され、前記会話データは、医療従事者と患者との会話の内容を含み、前記医療データは、医薬品データを有し、前記医薬品データは、新医薬品データ及び旧医薬品データを有し、前記新医薬品データは、前記会話データの前記会話に対応し、前記旧医薬品データは、前記新医薬品データよりも前のデータであり、前記医療文章生成部は、前記会話データ及び前記医薬品データに基づいて前記医療文章を生成するように構成される、情報処理システムが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
医療文章の作成を支援するための情報処理システムであって、
データ取得部と、医療文章生成部とを備え、
前記データ取得部は、会話データと、医療データとを取得可能に構成され、
前記会話データは、医療従事者と患者との会話の内容を含み、
前記医療データは、医薬品データを有し、
前記医薬品データは、新医薬品データ及び旧医薬品データを有し、
前記新医薬品データは、前記会話データの前記会話に対応し、
前記旧医薬品データは、前記新医薬品データよりも前のデータであり、
前記医療文章生成部は、前記会話データ及び前記医薬品データに基づいて前記医療文章を生成するように構成される、情報処理システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記会話データは、音声会話データであり、
前記データ取得部は、文字起こし部から文字会話データを取得可能に構成され、
前記文字起こし部は、前記音声会話データを用いて前記会話の内容を文字にした前記文字会話データを生成するように構成され、
前記医療文章生成部は、前記文字会話データ及び前記医薬品データに基づいて、前記医療文章を生成するように構成される、情報処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムであって、
前記医療文章生成部は、出力生成部を有し、
前記出力生成部は、大規模言語モデルへ出力する文章生成プロンプトを生成し、
前記文章生成プロンプトは、前記文字会話データ及び前記医薬品データを有し、且つ、前記医療文章を生成する指示を有し、
前記データ取得部は、前記文章生成プロンプトに対する前記大規模言語モデルからの出力として、前記医療文章を取得する、情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記出力生成部は、前記大規模言語モデルへ出力する精度向上プロンプトを生成し、
前記精度向上プロンプトは、処理前文字データ及び前記医薬品データを有し、且つ、前記医薬品データを参照して処理後文字データを生成する指示を有し、
前記処理前文字データは、前記音声会話データを文字起こししたデータであり、
前記処理後文字データは、前記医療文章生成部が前記医療文章を生成するときに用いる前記文字会話データであり、
前記データ取得部は、前記精度向上プロンプトに対する前記大規模言語モデルからの出力として、前記処理後文字データを取得する、情報処理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムであって、
前記精度向上プロンプトは、前記医療従事者が話した内容と前記患者が話した内容とを区別して前記処理後文字データを生成する指示を有し、
前記文字会話データは、前記医療従事者が話した内容と前記患者が話した内容とが区別されている、情報処理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記会話データは、文字データであり、且つ、前記医療従事者が話した内容と前記患者が話した内容とが区別されている、情報処理システム。
【請求項7】
請求項1~請求項6の何れか1つに記載の情報処理システムであって、
前記医療データは、前記患者の基本データを更に有し、
前記基本データは、前記患者の氏名及び前記患者の性別を有し、
前記医療文章生成部は、前記会話データ、前記医薬品データ及び前記基本データに基づいて、前記医療文章を生成する、情報処理システム。
【請求項8】
請求項1~請求項6の何れか1つに記載の情報処理システムであって、
前記医療データは、前記患者の薬歴データを更に有し、
前記医療文章生成部は、前記会話データ、前記医薬品データ及び前記薬歴データに基づいて、前記医療文章を生成する、情報処理システム。
【請求項9】
請求項1~請求項6の何れか1つに記載の情報処理システムであって、
前記医療文章は、主観的情報と、客観的情報と、評価と、計画とが区別されて生成される、情報処理システム。
【請求項10】
医療文章の作成を支援するための情報処理方法であって、
取得ステップと、生成ステップとを備え、
前記取得ステップでは、会話データと、医療データとを取得し、
前記会話データは、医療従事者と患者との会話の内容を含み、
前記医療データは、医薬品データを有し、
前記医薬品データは、新医薬品データ及び旧医薬品データを有し、
前記新医薬品データは、前記会話データの前記会話に対応し、
前記旧医薬品データは、前記新医薬品データよりも前のデータであり、
前記生成ステップでは、前記会話データ及び前記医薬品データに基づいて前記医療文章を生成する、情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
医療従事者(例えば、薬局であれば薬剤師)は、医師に処方された薬を調剤することの他に、患者との会話を通じて患者のデータを取得及び管理する業務がある。従来において、医療従事者の業務を支援する技術が提案されているが、特許文献1には、服薬指導の業務の質を上げるためのシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-047624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
医療従事者の業務には、医療文書を作成して患者とのやりとりを記録する作業がある。例えば、調剤や服薬指導といったように注意力を要するその他の業務を抱えている状況下において、医療文章の作成は医療従事者にとって負担となっているが、必要な業務であり省くことはできない。
【0005】
本発明は、医療従事者の医療文章を作成する業務負担を抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明によれば、医療文章の作成を支援するための情報処理システムであって、データ取得部と、医療文章生成部とを備え、前記データ取得部は、会話データと、医療データとを取得可能に構成され、前記会話データは、医療従事者と患者との会話の内容を含み、前記医療データは、医薬品データを有し、前記医薬品データは、新医薬品データ及び旧医薬品データを有し、前記新医薬品データは、前記会話データの前記会話に対応し、前記旧医薬品データは、前記新医薬品データよりも前のデータであり、前記医療文章生成部は、前記会話データ及び前記医薬品データに基づいて前記医療文章を生成するように構成される、情報処理システムが提供される。
【0007】
本発明によれば、医療従事者と患者との会話データと、医療データの医薬品データとを用いて、医療文章を生成することができ、医療従事者の医療文章を作成する業務負担を抑制することが可能である。
【0008】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。[2]好ましくは、[1]に記載の情報処理システムであって、前記会話データは、音声会話データであり、前記データ取得部は、文字起こし部から文字会話データを取得可能に構成され、前記文字起こし部は、前記音声会話データを用いて前記会話の内容を文字にした前記文字会話データを生成するように構成され、前記医療文章生成部は、前記文字会話データ及び前記医薬品データに基づいて、前記医療文章を生成するように構成される、情報処理システムが提供される。
[3]好ましくは、[2]に記載の情報処理システムであって、前記医療文章生成部は、出力生成部を有し、前記出力生成部は、大規模言語モデルへ出力する文章生成プロンプトを生成し、前記文章生成プロンプトは、前記文字会話データ及び前記医薬品データを有し、且つ、前記医療文章を生成する指示を有し、前記データ取得部は、前記文章生成プロンプトに対する前記大規模言語モデルからの出力として、前記医療文章を取得する、情報処理システムが提供される。
[4]好ましくは、[3]に記載の情報処理システムであって、前記出力生成部は、前記大規模言語モデルへ出力する精度向上プロンプトを生成し、前記精度向上プロンプトは、処理前文字データ及び前記医薬品データを有し、且つ、前記医薬品データを参照して処理後文字データを生成する指示を有し、前記処理前文字データは、前記音声会話データを文字起こししたデータであり、前記処理後文字データは、前記医療文章生成部が前記医療文章を生成するときに用いる前記文字会話データであり、前記データ取得部は、前記精度向上プロンプトに対する前記大規模言語モデルからの出力として、前記処理後文字データを取得する、情報処理システムが提供される。
[5]好ましくは、[4]に記載の情報処理システムであって、前記精度向上プロンプトは、前記医療従事者が話した内容と前記患者が話した内容とを区別して前記処理後文字データを生成する指示を有し、前記文字会話データは、前記医療従事者が話した内容と前記患者が話した内容とが区別されている、情報処理システムが提供される。
[6]好ましくは、[1]に記載の情報処理システムであって、前記会話データは、文字データであり、且つ、前記医療従事者が話した内容と前記患者が話した内容とが区別されている、情報処理システムが提供される。
[7]好ましくは、[1]~[6]の何れか1つに記載の情報処理システムであって、前記医療データは、前記患者の基本データを更に有し、前記基本データは、前記患者の氏名及び前記患者の性別を有し、前記医療文章生成部は、前記会話データ、前記医薬品データ及び前記基本データに基づいて、前記医療文章を生成する、情報処理システムが提供される。
[8]好ましくは、[1]~[7]の何れか1つに記載の情報処理システムであって、前記医療データは、前記患者の薬歴データを更に有し、前記医療文章生成部は、前記会話データ、前記医薬品データ及び前記薬歴データに基づいて、前記医療文章を生成する、情報処理システムが提供される。
[9]好ましくは、[1]~[8]の何れか1つに記載の情報処理システムであって、前記医療文章は、主観的情報と、客観的情報と、評価と、計画とが区別されて生成される、情報処理システムが提供される。
[10]本発明の実施形態の別の観点によれば、医療文章の作成を支援するための情報処理方法であって、取得ステップと、生成ステップとを備え、前記取得ステップでは、会話データと、医療データとを取得し、前記会話データは、医療従事者と患者との会話の内容を含み、前記医療データは、医薬品データを有し、前記医薬品データは、新医薬品データ及び旧医薬品データを有し、前記新医薬品データは、前記会話データの前記会話に対応し、前記旧医薬品データは、前記新医薬品データよりも前のデータであり、前記生成ステップでは、前記会話データ及び前記医薬品データに基づいて前記医療文章を生成する、情報処理方法が提供される。
[11]本発明の実施形態の別の観点によれば、コンピュータに、[10]に記載の情報処理方法を実行させる、プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る情報処理システム100のシステム構成の一例である。
図2は、情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3は、図2に示す制御部12の機能ブロック図である。
図4Aは、薬局側から情報処理装置1へ出力されるデータの説明図であり、図4Bは、図4Aに示す情報処理装置1の記憶部11に格納される、データベースとしての格納データDT0の種類の一例を模式的に示す説明図である。
図5は、情報処理装置1と、大規模言語モデルサーバー2及び音声文字化サーバー3との間でやりとりされるデータの説明図である。
図6は、図5に示すデータのやりとりの後に、情報処理装置1と、大規模言語モデルサーバー2との間でやりとりされるデータの説明図である。
図7Aは、時系列として図7Bに示すデータよりも後の日付の医療データの一例を示しており、図7Bは、時系列として図7Aに示すデータよりも前の日付の医療データの一例を示している。図7A及び図7Bにおいて、グレーで示されているデータは、非出力医療データ(大規模言語モデルサーバー2へ出力しないデータ)である。
図8Aは、処理前文字データd2の一例を示しており、図8Bは、処理後文字データd3の一例を示している。
図9は、医療文章MT1の一例である。
図10は、実施形態に係る情報処理システム100の情報処理方法の一例を示したフローチャートである。
図11Aは、変形例1に係る情報処理システム100のシステム構成の一例であり、図11Bは、図11Aに示す情報処理装置1の制御部12の機能ブロック図である。
図12は、変形例2に係る情報処理システム100のシステム構成の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
川崎重工業株式会社
基板搬送ロボット、異常検出方法、および、プログラム
22日前
住友金属鉱山株式会社
導電性ペースト、電子部品及び積層セラミックコンデンサ
17日前
日本製鉄株式会社
メタンの製造方法
2か月前
王子ホールディングス株式会社
ラミネート紙およびこれを用いた液体用紙容器
2か月前
エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション
心臓弁ドッキングデバイスおよびシステム
2か月前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
4か月前
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
磁気共鳴イメージング装置、撮像方法および撮像プログラム
14日前
株式会社ロイヤリティマーケティング
情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
14日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
5か月前
東芝ユニファイドテクノロジーズ株式会社
外観検査装置及び外観検査方法
14日前
ソフトバンクグループ株式会社
ロボット
14日前
ローム株式会社
MEMSセンサ及びMEMSセンサの製造方法
14日前
オラクル・インターナショナル・コーポレイション
エンドツーエンド電子メールタグ予測
1か月前
株式会社日立製作所
電力系統監視装置および方法
3か月前
株式会社AESCジャパン
電極箔の製造装置、及び電池
9日前
関西電力株式会社
食材管理システム
3か月前
ストライカー・コーポレイション
ビットの回転磁場を識別する電動式外科用ドリル装置
6か月前
DGSHAPE株式会社
切削加工機
1か月前
NJT銅管株式会社
銅シャフト炉のバーナー構造体
2か月前
丸善製薬株式会社
皮膚バリア機能改善剤
4か月前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
4か月前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
一酸化炭素メタン化触媒、一酸化炭素メタン化触媒の製造方法、及び前記触媒を用いて水素含有ガス中の一酸化炭素を低減する方法
6か月前
日本精工株式会社
データ処理装置、アクチュエータ装置、および、制御プログラム
6か月前
大和ハウス工業株式会社
布基礎、及び布基礎の構築方法
6か月前
トヨタ紡織株式会社
乗物衝撃吸収構造
15日前
株式会社三洋物産
遊技機
2か月前
アップル インコーポレイテッド
画素内メモリディスプレイ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
制御システム
6か月前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
4か月前
ケイワート・サイエンス株式会社
ケイ素化合物水溶液の製造方法
2か月前
PayPay株式会社
決済サーバ、決済方法、およびプログラム
1か月前
東日本高速道路株式会社
低温下におけるアスファルト混合物の静的直接引張試験方法の開発
6か月前
日本化薬株式会社
縮合多環芳香族化合物、光電変換素子用材料、有機薄膜、及び有機光電変換素子
6か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物の製造方法および硬化物
2か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
3か月前
株式会社トライデント・ラボ
船内支援方法及び船内支援システム
4日前
続きを見る
他の特許を見る