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公開番号2025087724
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025024369,2022534825
出願日2025-02-18,2020-12-09
発明の名称エンドツーエンド電子メールタグ予測
出願人オラクル・インターナショナル・コーポレイション
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06F 16/383 20190101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】電子メールメッセージの自動エンドツーエンドタグ付けを行うシステム、方法及び非一時的なコンピュータ読取可能媒体を提供する。
【解決手段】システムにおいて、メッセージが送信側電子メールクライアントで作成されている間に、電子メールサーバは、予測モデルへの入力として使用される電子メール情報を受信する。予測モデルは、電子メールメッセージに適用される、特定のユーザグループ又は電子メールリストに使用可能なタグを識別する。予測タグは、電子メールクライアントに返送される。タグは、ユーザによって定められた他のタグとともに電子メールに埋め込まれる。タグ予測サーバは、メッセージが電子メールサーバを通して送られると、予測タグに対して行われた任意の変更を用いてモデルを再訓練する。第2の電子メールクライアントは、メッセージを受信すると、タグをさらに編集し、任意の変更を再び用いてモデルを再訓練する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1つ以上のプロセッサによって実行されると前記1つ以上のプロセッサに動作を実行させる命令を含む非一時的なコンピュータ読取可能媒体であって、前記動作は、
電子メール情報を第1の電子メールクライアントから受信するステップを含み、前記電子メール情報は、前記第1の電子メールクライアントから第2の電子メールクライアントに送信される電子メールメッセージに関連付けられ、前記動作はさらに、
前記電子メール情報をモデルに提供するステップを含み、前記モデルは、使用可能なタグのセットについてのスコアを生成し、前記動作はさらに、
予測タグのセットを、前記スコアに少なくとも一部に基づいて、前記使用可能なタグのセットのサブセットとして識別するステップと、
前記予測タグのセットを前記第1の電子メールクライアントに送信するステップとを含み、前記予測タグのセットから選択されたタグのセットが、前記電子メールメッセージが前記第2の電子メールクライアントに送信されるときに前記電子メールメッセージとともに送信される、非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記選択されたタグのセットは、前記電子メールが前記第2の電子メールクライアントに送信されるときに前記電子メールメッセージのヘッダに埋め込まれている、請求項1に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項3】
ユーザから受信された新規タグのプレフィックスを含む要求を前記第1の電子メールクライアントから受信するステップと、
前記プレフィックスで始まる前記使用可能なタグのセットにおけるオートコンプリートタグのセットを識別するステップと、
前記オートコンプリートタグのセットを前記第1のクライアントに送信するステップとをさらに含む、請求項1に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項4】
前記予測タグのセットのうちの未選択タグのセットも、前記電子メールメッセージが前記第2の電子メールクライアントに送信されるときに前記電子メールメッセージとともに送信される、請求項1に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項5】
前記予測タグのセットのうちのユーザタグのセットも、前記電子メールメッセージが前記第2のクライアントに送信されるときに前記電子メールメッセージとともに送信され、前記ユーザタグのセットは前記予測タグのセットと異なる、請求項1に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項6】
前記第1の電子メールクライアントは、前記予測タグのセットを含む電子メールヘッダのディスプレイを含むユーザインターフェイスを生成するように構成される、請求項1に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項7】
前記動作は、前記電子メール情報に基づいてハッシュキーを生成するステップをさらに含み、前記ハッシュキーは前記電子メールメッセージを一意に識別する、請求項1に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項8】
前記動作は、前記ハッシュキーをハッシュキーのハッシュマップに格納するステップをさらに含み、前記ハッシュマップ内の前記ハッシュキーの各々は、前記予測タグのセットの一部ではない前記使用可能なタグのセットのサブセットを表すデータ構造を参照する、請求項7に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項9】
前記データ構造は、重み付けされたプレフィックスのトライを含む、請求項8に記載の
非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項10】
前記動作は、
前記第1の電子メールクライアントからプレフィックスと前記電子メール情報とを受信するステップと、
前記電子メール情報を用いて前記ハッシュキーを再生成するステップと、
前記ハッシュキーを用いて前記電子メールメッセージについてのデータ構造を参照するステップと、
前記プレフィックスを完成させる前記使用可能なタグのセット内の1つ以上のタグを前記データ構造から取り出すステップとをさらに含む、請求項8に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
背景
現代のインターネットおよびネットワーク通信は、過去20年にわたって指数関数的に増加した。現在、組織のメンバーは、電子メール、インスタントメッセージング、テキストメッセージング、会話チャネル、ソーシャルメディアおよび/またはそれに類似するものを含むいくつかの異なる並列通信チャネルを通して瞬時に通信することができる。この通信は、情報のアクセシビリティの増加、ならびに分散した従業員間での前例のないレベルの協働およびチームワークをもたらした。対面での会議の大部分が、多くの場合より効率的で簡潔で効果的である電子通信に置き換えられた。
続きを表示(約 4,600 文字)【0002】
さまざまな通信手段が出現し続けているにもかかわらず、ビジネス通信の主な方法は、組織内の電子メール(eメール)のままである。インスタント電子メール通信の結果生産性が向上したにもかかわらず、そうでなければなされ得る改善を制限するいくつかの問題が残っている。具体的には、組織内の電子メール量の増加に伴い、ユーザは、毎日発生する大量の電子メール通信を開く、読む、ファイリングする、アドレス指定する、そうでなければ処理することに、ますます多くの時間を費やすことが求められる可能性がある。たとえグループプロジェクトに参加している少数のメンバーのような特定の組織に限定される場合であっても、日々受信される電子メールの膨大な量は、直ちに情報の過負荷につながる可能性がある。
【0003】
過去、電子メールを受信したユーザは、この殺到した電子メール通信を整理して少なくしようという試みにおいて、いくつかの技術を使用した。たとえば、ある電子メールクライアントは、ユーザが、受信した電子メールをさまざまなフォルダに分類できるようにする。また、ある電子メールクライアントは、特定のトピックに従って電子メールを分類するために手動で割り当てられる静的ラベルまたはタグを使用している。以前のある解決策は、電子メールが受信されるときに電子メールの件名または本文内の単語の連続に基づいて電子メールを自動的に分類する規則を設定するために、論理式を使用した。しかしながら、これらの解決策の各々は、組織全体において一貫した方法で電子メールを自動的に分類しておらず、電子メール送信者から電子メール受信者にエンドツーエンド方式でタグを適用していない。その結果、組織内の受信ボックスの各々に対して異なるカテゴリ割り当てが手動で行われることになる。
【発明の概要】
【0004】
概要
システムは、電子メールメッセージの自動エンドツーエンドタグ付けを提供する。メッセージが送信側電子メールクライアントで作成されている間に、サーバは、予測モデルへの入力として使用される電子メール情報を受信することができる。このモデルは、電子メールメッセージに適用される、特定のユーザグループまたは電子メールリストに使用可能なタグを識別する。これらの予測タグは電子メールクライアントに返送され、タグは、ユーザによって定められた他のタグとともに電子メールに埋め込まれてもよい。メッセージが電子メールサーバを通して送られると、システムは、予測タグに対して行われた任意の変更を用いてモデルを再訓練することができる。メッセージが第2の電子メールクライアントで受信されると、受信側はタグをさらに編集することができ、任意の変更を再び用いてモデルを再訓練することができる。
【0005】
電子メールメッセージが送信側電子メールクライアントで起案されると、予測タグのセットがシステムから要求されてもよい。電子メールメッセージは、メーリングリストまた
は他の組織グループ等のユーザグループに関連付けられてもよく、このグループは、時間の経過に伴いグループメッセージとともに発展する、自身の使用可能なタグのセットを有していてもよい。システムは、使用可能なタグの各々に対応する出力を有するモデルへの入力として、電子メール情報(たとえば本文、件名、電子メール受信者など)を使用することができる。モデルは、各タグのスコアを生成してもよく、しきい値を使用して、グループの使用可能なタグから、予測タグのセットを選択してもよい。送信側電子メールクライアントは、予測タグを、標題、受信者リストなどとともにユーザインターフェイスに表示してもよい。次に、ユーザは、予測タグを編集し、予測タグを選択し、予測タグを非選択とし、および/または新規ユーザタグを追加してもよい。新規タグを追加するとき、システムは、タイプされたプレフィックスを、予測タグとして提供されなかった使用可能なタグと適合させるオートコンプリート機能を提供してもよい。
【0006】
電子メールメッセージが送信されるとき、選択された/非選択の/ユーザタグは、電子メールメッセージとともに送信されてもよい。たとえば、タグは、電子メールメッセージのヘッダに埋め込まれてもよい。メッセージが電子メールサーバによって受信されると、システムは、モデルを使用して電子メールのタグを再び分析してもよい。予測タグが選択/提供されなかった場合、システムは、電子メールサーバにおいて予測タグのセットを生成するために電子メール情報を使用してもよい。次に、これらの予測タグは、受信側電子メールクライアントに転送される前に電子メールに追加されてもよい。新規タグがユーザによって追加された場合、または既存タグがユーザによって編集された場合、モデルは、次に、訓練ペアとして電子メール情報および変更されたタグを使用して再訓練されてもよい。
【0007】
電子メールが受信側電子メールクライアントによって受信されると、受信側ユーザは、電子メールメッセージとともに受信されたタグを編集、追加、および/または削除するために、ユーザインターフェイスを再び使用してもよい。これらの編集が完了すると、システムは、受信側ユーザによって行われた任意の変更を再び使用して、タグ予測モデルのための新たな訓練セットを生成してもよい。これは、タグを、電子メールメッセージのライフサイクルの開始から終了まで、割り当てる、伝播する、および/または編集することを可能にする。送信者および/または受信者は、電子メールの分類をグループ内で標準化することができるように、タグの共通セットを使用することができる。また、電子メールを送信するために訓練され利用されるタグ予測モデルは、Slack(登録商標)チャネル、ソーシャルメディアフィード、インスタントメッセージングなどのような追加の通信チャネルにおいてメッセージにタグ付けするために使用されてもよい。
【0008】
タグ予測モデルのいくつかの実装形態は、電子メール情報を使用してポピュレートされる単語埋め込み行列を生成してもよい。異なるウィンドウサイズを有するいくつかの異なる畳み込みフィルタの各々が、単語埋め込み行列の列に対して実行されてもよい。畳み込みフィルタからの結果に対し、結果ベクトルをポピュレートするために最大値プーリング演算が行われてもよい。モデルは、これも単語埋め込み行列を使用する並列演算セットをさらに含んでいてもよい。アテンション行列が単語埋め込み行列から生成されてもよく、別の最大値プーリング演算を使用して、特定のタグを入力テキストの部分に関連付けてもよい。結果として得られたアテンションベクトルを、単語埋め込み行列を転置したもので乗算することにより、第2の結果ベクトルを生成することができる。次に、この2つの結果ベクトルを完全連結層として組み合わせることにより、使用可能なタグの各々の最終スコアを提供することができる。
【0009】
さまざまな実施形態の性質および利点の一層の理解は、本明細書の残りの部分および図面を参照することによって得られ、いくつかの図面における同様の参照番号は同様の構成要素を示すために使用される。場合によっては、サブラベルが参照番号に関連付けられて
複数の同様の構成要素のうちの1つを示す。既存のサブラベルを指定することなく参照番号に言及される場合、そのような複数の同様の構成要素のすべてを示すことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
いくつかの実施形態に係る、動的タグ予測を実現するためのシステムアーキテクチャを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、送信側クライアントデバイスにおける電子メールクライアントの一部であってもよいユーザインターフェイスを示す。
いくつかの実施形態に係る、新規タグを追加し既存タグを削除するためにユーザインターフェイスが如何にして使用され得るかを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、タグ202のリスト対してユーザ変更が行われた後のユーザインターフェイスを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、タグを特定のテキスト選択に適用するためにユーザインターフェイスが如何にして使用され得るかを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、ユーザによる編集のための予測タグのセットを表示するために電子メールクライアントによって実行されるプロセスのフローチャートを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、使用可能なタグのセットから予測タグのセットを生成するためにタグ予測サーバによって実行される動作の機能図を示す。
いくつかの実施形態に係る、電子メールメッセージが電子メールサーバを通して送信されるときに電子メールメッセージ内のタグを処理するための方法のフローチャートを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、受信側クライアントデバイスを使用してタグとやり取りするための方法のフローチャートを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、受信側電子メールクライアントにおいて実現されるユーザインターフェイスを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、タグのセットを修正するためにユーザインターフェイスが如何にして使用され得るかを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、電子メールメッセージ内の特定のタグに関連する特定のテキストを閲覧するためにユーザインターフェイスが如何にして使用され得るかを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、如何にしてタグ予測モデルが入力電子メール情報に基づいて使用可能なタグの信頼度スコアのセットを生成するかを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、使用可能なタグの信頼度スコアを生成するためにタグ予測モデルによって実行される第2の演算を示す図である。
いくつかの実施形態に係る、如何にして、タグ予測モデルによって実行された2つの演算から得られたベクトルを組み合わせて最終結果セットにできるかを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、追加の通信チャネルを含む拡張されたシステムアーキテクチャを示す図である。
いくつかの実施形態に係る、電子メールシステムを通して電子メールが送受信される際に電子メールにタグ付けする方法を示す図である。
実施形態のうちのいくつかを実現するための分散型システムの簡略化されたブロック図を示す図である。
ある実施形態のシステムの構成要素が提供するサービスをクラウドサービスとして提供し得るシステム環境の構成要素の簡略化されたブロック図を示す図である。
各種実施形態を実現し得る具体例としてのコンピュータシステムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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