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公開番号2025107748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001144
出願日2024-01-09
発明の名称熱中症警報装置
出願人株式会社スリーライク
代理人個人
主分類A61B 5/01 20060101AFI20250714BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の熱中症警報装置は、簡単な構造でありながら、作業者が熱中症を起こし得る状態となった際に、それを作業者自身に知らせることができる。
【解決手段】本発明の熱中症警報装置は、本体部は、少なくとも、上面と、底面と、右側面と、左側面とを有し、底面に、手首の表面と接触して手首の体表面の温度を測定する体表面温度センサーが設けられ、上面、右側面、左側面の少なくともいずれかに、周囲温度を測定する周囲温度センサーが設けられ、制御装置は、体表面温度センサーで測定された手首の体表面温度及び周囲温度センサーで測定された周囲温度に基づいて、深部温度を特定し、特定した深部温度が所定の温度以上となった場合に、報知装置で警報を発生させるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
手首に装着される本体部と、体表面温度センサーと、周囲温度センサーと、制御装置と、報知装置とを備えた熱中症警報装置であって、
本体部は、少なくとも、上面と、底面と、右側面と、左側面とを有し、
底面に、手首の表面と接触して手首の体表面の温度を測定する体表面温度センサーが設けられ、
上面、右側面、左側面の少なくともいずれかに、周囲温度を測定する周囲温度センサーが設けられ、
制御装置は、体表面温度センサーで測定された手首の体表面温度及び周囲温度センサーで測定された周囲温度に基づいて、深部温度を特定し、
特定した深部温度が所定の温度以上となった場合に、報知装置で警報を発生させる熱中症警報装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
手首に装着される本体部と、体表面温度センサーと、周囲温度センサーと、制御装置と、報知装置とを備えた熱中症警報装置であって、
本体部は、少なくとも、上面と、底面と、右側面と、左側面とを有し、
底面に、手首の表面と接触して手首の体表面の温度を測定する体表面温度センサーが設けられ、
上面、右側面、左側面の少なくとも1つの箇所に、周囲温度を測定する周囲温度センサーが設けられ、
制御装置は、体表面温度センサーで測定された手首の体表面温度が所定の温度以上で、且つ、周囲温度センサーで測定された周囲温度が所定の温度以上となった場合に、報知装置で警報を発生させる熱中症警報装置。
【請求項3】
さらに、本体部を起動させる電源ボタンが備えられ、
右側面の前側に電源ボタン及び左側面の前側に周囲温度センサーが配置された、又は左側面の前側に電源ボタン及び右側面の前側に周囲温度センサーが配置された請求項1又は2に記載の熱中症警報装置。
【請求項4】
報知装置は、本体部の上面に配置されている請求項1又は2に記載の熱中症警報装置。
【請求項5】
報知装置は、音、光、振動の少なくともいずれかを発生させるものである請求項1又は2に記載の熱中症警報装置。
【請求項6】
体表面温度センサーと手首の表面とが接触するように、底面が湾曲している請求項1又2に記載の熱中症警報装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業者が熱中症を起こし得る可能性がある状態となった際に、それを作業者自身に知らせる熱中症警報装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、夏季の気温が非常に高くなる傾向があり、例えば、屋外で作業を行う人が熱中症を発症してしまう場合がある。
熱中症は作業者本人に自覚症状がなく、突然に昏倒してしまうこともある。
熱中症は、深部体温の上昇によって発症する。特許文献1には、身体の深部体温を測定する体内温度計が開示されている。尚、以後、身体の深部体温のことを単に、「深部温度」と称す。
特許文献1に開示された体内温度計は、腕時計型の形状をしており、上面、底面、右側面、左側面を備えた本体部を有している。
本体部は、皮膚と接触する底面に4個の温度センサーが設けられている。当該4個の温度センサーから皮膚表面の温度を測定し、測定した4つの温度を算出式に代入して、熱中症と相関がある深部温度を算出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6755034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された体内温度計は、4個の温度センサーを使用するものであり、構造が複雑である。また、4個の温度センサーの内、1個でも皮膚との接触が弱いと正しく深部温度を算出することが難しくなる。
本発明は、作業者が熱中症を起こし得る可能性がある状態となった際に、それを作業者自身に知らせる装置であって、部品点数が少なく、簡単な構造の熱中症警報装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者が上記した課題を解決するために研究を重ねたところ、体表面温度と、周囲温度と、深部温度との間に相関関係があることが分かった。そのため、これらの相関関係を利用すると、体表面温度と周囲温度とを測定するだけで、作業者の深部体温を特定することができ、作業者が熱中症を起こし得る可能性がある状態を特定できることが分かった。
また、周囲温度と体表面温度との範囲が、ある一定の範囲の環境下において、作業者の深部体温が高くなり、作業者が熱中症を起こし得る可能性がある状態を特定できることが分かった。
【0006】
上記した知見に基づいて完成された態様は、手首に装着される本体部と、体表面温度センサーと、周囲温度センサーと、制御装置と、報知装置とを備えた熱中症警報装置であって、
本体部は、少なくとも、上面と、底面と、右側面と、左側面とを有し、
底面に、手首の表面と接触して手首の体表面の温度を測定する体表面温度センサーが設けられ、
上面、右側面、左側面の少なくともいずれかに、周囲温度を測定する周囲温度センサーが設けられ、
制御装置は、体表面温度センサーで測定された手首の体表面温度及び周囲温度センサーで測定された周囲温度に基づいて、深部温度を特定し、
特定した深部温度が所定の温度以上となった場合に、報知装置で警報を発生させる熱中症警報装置である。
上記態様によれば、簡単な構造でありながら、深部温度を特定し、作業者が熱中症を起こし得る状態となった際に、それを作業者自身に知らせることができ、熱中症の発症を未然に防ぐことができる。
【0007】
本発明の別の態様は、手首に装着される本体部と、体表面温度センサーと、周囲温度センサーと、制御装置と、報知装置とを備えた熱中症警報装置であって、
本体部は、少なくとも、上面と、底面と、右側面と、左側面とを有し、
底面に、手首の表面と接触して手首の体表面の温度を測定する体表面温度センサーが設けられ、
上面、右側面、左側面の少なくとも1つの箇所に、周囲温度を測定する周囲温度センサーが設けられ、
制御装置は、体表面温度センサーで測定された手首の体表面温度が所定の温度以上で、且つ、周囲温度センサーで測定された周囲温度が所定の温度以上となった場合に、報知装置で警報を発生させる熱中症警報装置である。
上記態様によれば、体表面温度センサーで測定された手首の体表面温度が所定の温度以上で、且つ、周囲温度センサーで測定された周囲温度が所定の温度以上となった場合に、報知装置で警報を発生させ、熱中症の発症を未然に防ぐことができる。
【0008】
好ましい態様は、さらに、本体部を起動させる電源ボタンが備えられ、右側面の前側に電源ボタン及び左側面の前側に周囲温度センサーが配置された、又は左側面の前側に電源ボタン及び右側面の前側に周囲温度センサーが配置された熱中症警報装置である。
上記態様によれば、本体部の側面の前側に周囲温度センサーがある。そのため屋外で作業を行ったときに、太陽光が直接的に周囲温度センサーに照射されにくく、直射日光の影響を受けずに、外気温を測定することができる。
また、人差し指と親指とで電源ボタンが押し易い。
【0009】
さらに好ましい態様は、報知装置は、本体部の上面に配置されている熱中症警報装置である。
上記態様によれば、報知装置は本体部の上面にあるので、作業者が感知しやすい。
【0010】
さらに好ましい態様は、報知装置は、音、光、振動の少なくともいずれかを発生させるものである。
上記態様によれば、報知装置は、音、光、振動の少なくともいずれかを発生させるものであるので、作業者が感知しやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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