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公開番号2025106938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000558
出願日2024-01-05
発明の名称作業用手袋
出願人エステー株式会社
代理人個人
主分類A41D 19/00 20060101AFI20250710BHJP(衣類)
要約【課題】装着時に手にフィットして作業性を向上させる。
【解決手段】親指挿入部18の幅方向の中央を通る親指挿入部中心線18Bと人差し指挿入部20の幅方向の中央を通る人差し指挿入部中心線20Bとが交差する角度αが、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の親指の幅方向の中央を通る親指中心線と人差し指の幅方向の中央を通る人差し指中心線とが交差する角度より大きく形成され、人差し指挿入部20から離れた側の親指挿入部18の縁1802と、薬指挿入部24から離れた側の小指挿入部26の縁2602とが交差する角度β(第2角度)が、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の人差し指から離れた側の親指の縁と薬指から離れた側の小指の縁とが交差する角度より大きく形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業時に装着する作業用手袋であって、
開口部を有し少なくとも手首が挿入される筒状部と、
前記開口部と反対の前記筒状部の端部に接続され手のひらが挿入される手のひら挿入部と、
前記手のひら挿入部から前記筒状部と反対に延在して設けられ指が挿入される指挿入部と、を備え、
前記指挿入部は、少なくとも親指および人差し指が独立して挿入される親指挿入部および人差し指挿入部を有し、
前記親指挿入部の幅方向の中央を通る親指挿入部中心線と前記人差し指挿入部の幅方向の中央を通る人差し指挿入部中心線とが交差する第1角度は、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の親指の幅方向の中央を通る親指中心線と人差し指の幅方向の中央を通る人差し指中心線とが交差する角度より大きく形成される、
ことを特徴とする作業用手袋。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
作業時に装着する作業用手袋であって、
開口部を有し少なくとも手首が挿入される筒状部と、
前記開口部と反対の前記筒状部の端部に接続され手のひらが挿入される手のひら挿入部と、
前記手のひら挿入部から前記筒状部と反対に延在して設けられ指が挿入される指挿入部と、を備え、
前記指挿入部は、少なくとも親指および人差し指が独立して挿入される親指挿入部および人差し指挿入部挿入部を有し、
前記人差し指挿入部側の前記親指挿入部の縁と前記親指挿入部側の前記人差し指挿入部の縁とが交差する第1角度は、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の人差し指側の親指の縁と親指側の人差し指の縁とが交差する角度より大きく形成される、
ことを特徴とする作業用手袋。
【請求項3】
前記指挿入部は、薬指および小指が独立して挿入される薬指挿入部および小指挿入部をさらに有し、
前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の縁と、前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の縁とが交差する第2角度は、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の人差し指から離れた側の親指の縁と薬指から離れた側の小指の縁とが交差する角度より大きく形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の作業用手袋。
【請求項4】
前記指挿入部にすべての指を挿入し人差し指の先端部を前記人差し指挿入部の先端部に当接させ、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態で、人差し指から離れた側の親指の縁の根元およびこの根元に接続する手のひらの縁と、前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の縁の根元およびこの根元に接続する前記手のひら挿入部の縁とが当接するとともに、薬指から離れた側の小指の縁の根元およびこの根元に接続する手のひらの縁と、前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の縁の根元とおよびこの根元に接続する前記手のひら挿入部の縁とが当接し、親指の腹と前記親指挿入部の先部とが当接する、
ことを特徴とする請求項3記載の作業用手袋。
【請求項5】
前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の根元に接続する前記手のひら挿入部の縁の第1箇所と、前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の根元に接続する前記手のひら挿入部の縁の第2箇所とを接続する前記手のひら挿入部の第1寸法は、前記筒状部の延在方向に直交する前記筒状部の幅よりも小さい寸法で形成されている、
ことを特徴とする請求項3項記載の作業用手袋。
【請求項6】
前記手のひら挿入部および前記筒状部は、前記第1箇所および前記第2箇所から前記筒状部の前記開口部に向かうに連れて幅が次第に大きくなるテーパ状に形成され、
前記筒状部の幅は、手首が挿入された状態で前記親指挿入部側および前記小指挿入部側に空間が生じる寸法で形成されている、
ことを特徴とする請求項5記載の作業用手袋。
【請求項7】
前記筒状部は、手首から前腕の長さの中間部まで挿入される長さを有し、
前記筒状部の幅は、作業を行うことで不要となった廃棄物を掴んだ状態で前記作業用手袋を裏返すことで前記廃棄物が収容可能な寸法で形成されている、
ことを特徴とする請求項6記載の作業用手袋。
【請求項8】
前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の縁を通る直線との角度が最も小さくなる前記親指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁を通る直線と、前記親指挿入部の縁を通る直線とが交わる点を第1交点とし、
前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の縁を通る直線との角度が最も小さくなる前記小指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁を通る直線と、前記小指挿入部の縁を通る直線とが交わる点を第2交点とし、
前記第1交点と前記第2交点とを通る直線と、前記親指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁とが交わる点を第3交点とし、
前記第1交点と前記第2交点とを通る直線と、前記小指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁とが交わる点を第4交点とすると、
前記第3交点が前記第1箇所であり、
前記第4交点が前記第2箇所であり、
前記第1寸法は、前記第3交点と前記第4交点とを接続する長さである、
ことを特徴とする請求項5記載の作業用手袋。
【請求項9】
前記筒状部は、手首から肘まで挿入される長さを有している、
ことを特徴とする請求項6記載の作業用手袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業用手袋に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作業を行う際に装着するポリエチレン等のフィルムからなる薄手の作業用手袋が市販されており、このような作業用手袋は作業が終わると処分される使い捨てとなっているものが主流である。
このようなフィルムタイプの作業用手袋は、薄い2枚のフィルム(ポリエチレンフィルム)を重ねて手の形の金型を押し付けて手袋の周縁部で切断するとともに溶着することにより製造される(例えば、特許文献1参照)。このため、ゴム手袋のような立体形状の手袋よりも安価に製造できるとともに、化学物質のリスクを少なく設計できるという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-74281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、フィルムタイプの作業用手袋は、ゴム手袋等のように立体形状にできないため、人の手よりも大きめに設計し、手に装着したときにゆとりがある状態(ガバガバの状態)で使われることが一般的である。そうすると、装着時に作業用手袋と手との間に隙間が生じるため、作業中に手袋の中で手だけが動いてしまい作業性を低下させていた。
また、作業用手袋を装着して作業するときには、親指と人差し指が手袋の指挿入部にフィットしていることが重要であって、それが作業性にも繋がっていくが、親指と人差し指の付き方や長さは人によって個体差が非常に大きい。このため、万人の親指と人差し指の両方に適合する長さや幅を有する指挿入部を備えた作業用手袋を設計することは難しかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装着時に手にフィットして作業性を向上させる作業用手袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した目的を達成するため本発明の一実施の形態は、作業時に装着する作業用手袋であって、開口部を有し少なくとも手首が挿入される筒状部と、前記開口部と反対の前記筒状部の端部に接続され手のひらが挿入される手のひら挿入部と、前記手のひら挿入部から前記筒状部と反対に延在して設けられ指が挿入される指挿入部と、を備え、前記指挿入部は、少なくとも親指および人差し指が独立して挿入される親指挿入部および人差し指挿入部を有し、前記親指挿入部の幅方向の中央を通る親指挿入部中心線と前記人差し指挿入部の幅方向の中央を通る人差し指挿入部中心線とが交差する第1角度は、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の親指の幅方向の中央を通る親指中心線と人差し指の幅方向の中央を通る人差し指中心線とが交差する角度より大きく形成されることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、作業時に装着する作業用手袋であって、開口部を有し少なくとも手首が挿入される筒状部と、前記開口部と反対の前記筒状部の端部に接続され手のひらが挿入される手のひら挿入部と、前記手のひら挿入部から前記筒状部と反対に延在して設けられ指が挿入される指挿入部と、を備え、前記指挿入部は、少なくとも親指および人差し指が独立して挿入される親指挿入部および人差し指挿入部挿入部を有し、前記人差し指挿入部側の前記親指挿入部の縁と前記親指挿入部側の前記人差し指挿入部の縁とが交差する第1角度は、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の人差し指側の親指の縁と親指側の人差し指の縁とが交差する角度より大きく形成されることを特徴とする。
【0006】
また、本発明の一実施の形態は、前記指挿入部は、薬指および小指が独立して挿入される薬指挿入部および小指挿入部をさらに有し、前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の縁と、前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の縁とが交差する第2角度は、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の人差し指から離れた側の親指の縁と薬指から離れた側の小指の縁とが交差する角度より大きく形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記指挿入部にすべての指を挿入し人差し指の先端部を前記人差し指挿入部の先端部に当接させ、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態で、人差し指から離れた側の親指の縁の根元およびこの根元に接続する手のひらの縁と、前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の縁の根元およびこの根元に接続する前記手のひら挿入部の縁とが当接するとともに、薬指から離れた側の小指の縁の根元およびこの根元に接続する手のひらの縁と、前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の縁の根元とおよびこの根元に接続する前記手のひら挿入部の縁とが当接し、親指の腹と前記親指挿入部の先部とが当接することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一実施の形態は、前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の根元に接続する前記手のひら挿入部の縁の第1箇所と、前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の根元に接続する前記手のひら挿入部の縁の第2箇所とを接続する前記手のひら挿入部の第1寸法は、前記筒状部の延在方向に直交する前記筒状部の幅よりも小さい寸法で形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一実施の形態は、前記手のひら挿入部および前記筒状部は、前記第1箇所および前記第2箇所から前記筒状部の前記開口部に向かうに連れて幅が次第に大きくなるテーパ状に形成され、前記筒状部の幅は、手首が挿入された状態で前記親指挿入部側および前記小指挿入部側に空間が生じる寸法で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記筒状部は、手首から前腕の長さの中間部まで挿入される長さを有し、前記筒状部の幅は、作業を行うことで不要となった廃棄物を掴んだ状態で前記作業用手袋を裏返すことで前記廃棄物が収容可能な寸法で形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一実施の形態は、前記人差し指挿入部から離れた側の前記親指挿入部の縁を通る直線との角度が最も小さくなる前記親指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁を通る直線と、前記親指挿入部の縁を通る直線とが交わる点を第1交点とし、前記薬指挿入部から離れた側の前記小指挿入部の縁を通る直線との角度が最も小さくなる前記小指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁を通る直線と、前記小指挿入部の縁を通る直線とが交わる点を第2交点とし、前記第1交点と前記第2交点とを通る直線と、前記親指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁とが交わる点を第3交点とし、前記第1交点と前記第2交点とを通る直線と、前記小指挿入部の縁に接続する前記手のひら挿入部の縁とが交わる点を第4交点とすると、前記第3交点が前記第1箇所であり、前記第4交点が前記第2箇所であり、前記第1寸法は、前記第3交点と前記第4交点とを接続する長さであることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記筒状部は、手首から肘まで挿入される長さを有していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施の形態によれば、親指挿入部の幅方向の中央を通る親指挿入部中心線と人差し指挿入部の幅方向の中央を通る人差し指挿入部中心線とが交差する第1角度が、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の親指の幅方向の中央を通る親指中心線と人差し指の幅方向の中央を通る人差し指中心線とが交差する角度より大きく形成されているため、装着時に手にフィットして作業性を向上させる上で有利となる。すなわち、作業用手袋を装着した手で作業を行うと、手のひらの親指側と小指側とが互い引っ張られる方向および親指の根元と先部とが互いに引っ張られる方向にテンションがかかり、親指の腹が親指挿入部の先部に当接することで、作業用手袋が手にフィットして抜けにくくなり作業性を向上させる。
また、本発明の一実施の形態によれば、人差し指挿入部側の親指挿入部の縁と親指挿入部側の人差し指挿入部の縁とが交差する第1角度が、力を入れずにすべての指を互いに離して伸ばした状態の人差し指側の親指の縁と親指側の人差し指の縁とが交差する角度より大きく形成されているため、装着時に手にフィットして作業性を向上させる上で有利となる。すなわち、作業用手袋を装着した手で作業を行うと、手のひらの親指側と小指側とが互い引っ張られる方向および親指の根元と先部とが互いに引っ張られる方向にテンションがかかり、親指の腹が親指挿入部の先部に当接することで、作業用手袋が手にフィットして抜けにくくなり作業性を向上させる。
(【0011】以降は省略されています)

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