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公開番号
2025106817
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2025061958,2021537770
出願日
2025-04-03,2019-12-18
発明の名称
硬化性シリコーンベースの組成物およびその用途
出願人
モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド
,
Momentive Performance Materials Inc.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
83/04 20060101AFI20250709BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】所望の機械的および化学的特性を備えた硬化性シリコーン組成物を提供する。
【解決手段】本技術は、ハイブリッドシリコーンポリマー、触媒、および充填剤を含む硬化性シリコーンベースの組成物を提供する。本技術は、有機分子、またはアルコキシラジカル、ヒドロキシルラジカル、イソシアネートラジカル、第一級アミン、またはカルボキシルラジカルを含むシロキサン分子を含むポリマーA;任意選択で、有機分子、シロキサン分子、またはハイブリッドシロキサン分子を含むポリマーB;触媒;および充填剤を含む硬化性シリコーン組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
硬化性シリコーン組成物であって、
(i)重量比で25%から40%の式1のポリマーA;
(ii)重量比で50%から80%の導電性充填剤;
(iii)触媒、および任意選択で
(iv)式2のポリマーB;を含み、
ここで硬化性シリコーン組成物は、縮合硬化システムであり;そして硬化性組成物の硬化形態は電気導電性材料であり、
(R)
a
(W)
b
(R)
a’’
式1
ここでaとa’’はゼロまたはそれよりも大きく、但しa+a’’>0という条件であり、そしてbはゼロではあり得ず、
ここでRは式(1a)で表され、
(CH
2
)
c
(CH
2
O)
d
(CHOH)
e
(S)
f
(X)
g
式(1a)
Sは、ヒドロキシルラジカル、イソシアネートラジカル、一級アミン、またはカルボキシルラジカルから独立して選択され、そしてXは式(1b)から独立して選択され、
TIFF
2025106817000040.tif
30
166
ここでR
1
、R
1
’、およびR
1
’’は、アルキルラジカル、アルコキシラジカルから独立して選択され、
c、d、e、f、gは各々0またはそれよりも大きい整数であり、但しf+g>0であり、そしてd、e、fは0であるという条件であり、
式1のWは、式(1c)で表され、
(Y)
h
(Z)
i
式(1c)
ここでh、iはゼロまたはそれよりも大きく、但しh+i>0という条件であり、
式(1c)のYは、式(1d)で表され、
(M
1
)
x’’
(D
1
)
j
(D
2
)
k
(D
*
)
l
(T
1
)
m
(Q
1
)
n
(M
2
)
y’’
式(1d)
ここでj、k、l、m、n、x’’、およびy’’はゼロまたはそれよりも大きく、但し(j+k+l+m+n+x’’+y’’)>0という条件であり、
ここでM
1
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
ポリマーAが、シラノール、ハイブリッドシラノール、シリル化有機ポリマー、またはハイブリッドシロキサンを含む、請求項1に記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項3】
式(1a)が、直鎖、分岐鎖、または環状構造から選択される、請求項1に記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項4】
式2aまたは2a’で表されるポリマーBが、架橋剤または鎖延長剤として使用される、請求項1に記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項5】
式2aまたは2a’によって表されるポリマーBが、直鎖状ポリマー、分岐状ポリマー、または環状ポリマーから選択される、請求項1に記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項6】
式2aで表されるポリマーBが環状ポリマーである、請求項1に記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項7】
M’がヘテロ原子から選択される、請求項6に記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項8】
式2nのW’が、1-20炭素原子の置換または非置換炭化水素ラジカル、フッ素化炭化水素、またはパーフルオロエーテルから選択される、請求項6に記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項9】
ポリマーBが約1%から80%の範囲で存在する、請求項1から8のいずれかに記載の硬化性シリコーン組成物。
【請求項10】
充填剤が、グラファイト、グラフェン、金属被覆グラファイト、金属被覆グラフェン、アルミニウム粉末、銅粉末、青銅粉末、真ちゅう粉末、炭素の繊維またはウィスカー、グラファイト、炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナ、窒化アルミニウム、銀、酸化亜鉛、カーボンナノチューブ、窒化ホウ素ナノシート、酸化亜鉛ナノチューブ、黒色リン、銀被覆アルミニウム、銀被覆ガラス、銀メッキアルミニウム、ニッケルメッキ銀、ニッケルメッキアルミニウム、異なる構造のカーボンブラック、モネルメッシュおよびワイヤ、またはそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される、請求項1から9のいずれかに記載の硬化性シリコーン組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年12月26日に提出されたインド仮出願201821049328号の優先権および利益を主張し、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,500 文字)
【0002】
本技術は、硬化性シリコーンベースの組成物に関する。特に、本技術は、ハイブリッドシリコーンポリマー、触媒、および充填剤を含む硬化性シリコーンベースの組成物に関する。組成物は、硬化にてシリコーン複合材料を提供する。
【背景技術】
【0003】
シリコーンは、高い熱安定性、柔軟性、および/または耐薬品性などの固有の特性で知られている。シロキサンは、上記のような特性に基づいて、電子または電気用途に使用される。導電性が重要となり得る用途ではシロキサンを使用することが望ましいことがあり得る一方で、導電性シロキサン材料の開発は困難である。
【0004】
電気的特性は、シリコーンマトリックスに充填剤を添加することによってシリコーンにて達成することができ、そして所望の導電率は、組成物中の充填剤の充填を増加させることによって達成することができる。しかしながら、より高い充填では、充填剤粒子は、ある期間にて組成物から分離する可能性がある。したがって、シロキサンマトリックスへの充填が高い充填剤の分散は大きな課題である。組成物中の充填剤のより高い充填はまた、組成物の硬化速度論および加工性に悪影響を与える可能性がある。その他の一般的な課題には、限定されるものではないが、可変接触抵抗および体積抵抗率が含まれる。
【0005】
これらの技術的問題を解決するために、所望の機械的および化学的特性を備えた硬化性シリコーン組成物を開発するための努力がなされた。
【発明の概要】
【0006】
良好な導電性とともに、所望の接着性および他の機械的および化学的特性を提供することができる硬化性シリコーン組成物が提供される。いくつかの実施形態では、本技術は、ポリマーA、触媒、および1つまたは複数の充填剤を含む硬化性組成物を提供し、ここでポリマーAは、シロキサンまたはハイブリッドシロキサン分子を含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、硬化性組成物は、ポリマーBをさらに含む。1つまたは複数の実施形態では、ポリマーBは、架橋剤として機能し得る。1つまたは複数の実施形態では、ポリマーBは、シロキサン、ハイブリッドシロキサン、シラン、またはそれらの組み合わせを含み得る。これらの実施形態では、硬化性組成物は、ポリマーA、ポリマーB、触媒、および1つまたは複数の充填剤を含み、ここでポリマーAは、シロキサンまたはハイブリッドシロキサン分子を含む。これらの実施形態において、ポリマーAは、アルコキシラジカル、ヒドロキシルラジカル、イソシアネートラジカル、一級アミン、またはカルボキシルラジカルを含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、硬化性シリコーン組成物が提供される。組成物は、(i)式1のポリマーA;(ii)充填剤;(iii)触媒;および任意選択で(iv)式2のポリマーBを含み、ここで硬化性シリコーン組成物は、縮合硬化システムであり;そして硬化性組成物の硬化形態は導電性材料である。ポリマーAは、式1で表すことができ、
(R)
a
(W)
b
(R)
a’’
式1
ここでa、a’’およびbはゼロまたはそれよりも大であり得、但しa+a’’+bは常に0より大きいという条件であり、
Rは、直鎖状または分岐状であり得る式(1a)で表すことができ、
(CH
2
)
c
(CH
2
O)
d
(CHOH)
e
(S)
f
(X)
g
式(1a)
Sは、ヒドロキシルラジカル、イソシアネートラジカル、一級アミン、またはカルボキシルラジカルから独立して選択することができ、そしてXは式(1b)から独立して選択され、
TIFF
2025106817000001.tif
29
163
ここでR
1
、R
1
’、およびR
1
’’は、アルキルラジカル、アルコキシラジカル、ヒドロキシルラジカル、水素ラジカルから、または非置換炭化水素、またはフッ素化炭化水素であってC1-C20炭素原子を有するものから独立して選択され、
c、d、e、f、gは整数であり、そして0またはそれよりも大であり得、但しc+d+e+f+g>0という条件であり、
式1のWは、式(1c)で表すことができ、
(Y)
h
(Z)
i
式(1c)
ここでh、iはゼロまたはそれよりも大であり得、但しh+i>0という条件であり、
式(1c)のYは、式(1d)で表すことができ、
(M
1
)
x’’
(D
1
)
j
(D
2
)
k
(D
*
)
l
(T
1
)
m
(Q
1
)
n
(M
2
)
y’’
式(1d)
ここでj、k、l、m、n、x’’、およびy’’はゼロまたはそれよりも大であり得、但し(j+k+l+m+n+x’’+y’’)>0という条件であり、
ここでM
1
は式(1e)で表され、
R
2
R
3
R
4
SiI
1/2
【0009】
これらおよび他の実施形態および態様は、以下の詳細な説明を参照してさらに理解される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の明細書および以下の特許請求の範囲では、以下の意味を有するように定義されなければならないいくつかの用語が参照される。
(【0011】以降は省略されています)
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