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公開番号2025105695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025068871,2021577125
出願日2025-04-18,2020-06-19
発明の名称携帯型クーラー
出願人イエティ クーラーズ エルエルシー,Yeti Coolers,LLC
代理人個人,個人,個人
主分類F25D 11/00 20060101AFI20250703BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】内容物を所望の温度又は温度範囲に維持できるように設計された携帯型クーラーを提供する。
【解決手段】腐敗性品を受容するチャンバを有するコンテナ本体と、チャンバの周りに配設され相変化材料又は蓄熱体を収容するスリーブと、スリーブを通って延在し外面が相変化材料又は蓄熱体と熱連通する導管と、チャンバにアクセスするようにコンテナ本体にヒンジ結合可能又は着脱可能である蓋と、温度制御システムとを備える。温度制御システムは、導管と熱連通する低温側ヒートシンクと、高温側ヒートシンクと、その両ヒートシンクの間に配置されヒートシンクと熱連通する熱電モジュールと、相変化材料等がチャンバを冷却するように低温側ヒートシンクに対して流体を流して流体を冷却し、冷却流体をスリーブにおける導管に流して相変化材料等を冷却するように動作可能なポンプと、熱電モジュール及びポンプの一方又は両方の動作を制御する回路とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
携帯型クーラーコンテナシステムであって、
1つ以上の製品を受容するように構成されたペイロードチャンバを有する断熱コンテナ本体と、
前記ペイロードチャンバの周りに配設され、蓄熱体を収容するスリーブであって、該蓄熱体は該ペイロードチャンバと熱連通するスリーブと、
前記スリーブを通って延在する導管であって、該導管の外面は前記蓄熱体と熱連通する導管と、
前記ペイロードチャンバにアクセスするように動作可能な蓋と、
温度制御システムであって、
前記導管の少なくとも一部分と熱連通する低温側ヒートシンクと、
高温側ヒートシンクと、
前記低温側ヒートシンクと前記高温側ヒートシンクとの間に配置され、前記低温側ヒートシンク及び前記高温側ヒートシンクと熱連通する熱電モジュールと、
前記低温側ヒートシンクに対して流体を流して該流体を冷却し、冷却された前記流体を前記スリーブ内の前記導管を通して流し、前記蓄熱体を冷却するように動作可能であるポンプとを備える温度制御システムと、
前記携帯型クーラーコンテナシステムの1つ以上のパラメータを検知するための1つ以上のセンサと、
前記1つ以上のセンサに電力供給するように構成された、1つ以上の蓄電要素と、
前記1つ以上の蓄電要素および前記温度制御システムに電力が伝達される1つ以上の前記断熱コンテナ本体上の電気コネクタと、
前記温度制御システムの動作を制御する回路とを備える携帯型クーラーコンテナシステム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記蓄熱体が相変化材料を含む、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項3】
前記温度制御システムが動作していない間に、前記蓄熱体は前記ペイロードチャンバを冷却するように構成される、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項4】
前記ペイロードチャンバは真空断熱されている、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項5】
前記ペイロードチャンバは発泡断熱されている、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項6】
前記1つ以上のパラメータは前記ペイロードチャンバの温度を含む、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項7】
前記1つ以上のパラメータは前記高温側ヒートシンクおよび/または前記低温側ヒートシンクの温度を含む、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項8】
前記1つ以上のパラメータは前記導管内の前記流体の温度を含む、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項9】
前記1つ以上のセンサから検知された情報を表示するように構成されたデジタルディスプレイをさらに備える、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
【請求項10】
前記1つ以上のパラメータを遠隔電子デバイスに通信するように構成された送受信機をさらに備える、請求項1に記載の携帯型クーラーコンテナシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(任意の優先出願への参照による援用)
本出願と共に出願された出願データシートにおいて外国又は国内の優先権主張が特定される任意かつ全ての出願は、37CFR1.57の下で参照により本明細書に組み込まれ、本明細書の一部とみなされるべきである。また、本出願は2020年6月19日に出願された特願2021-577125を親出願とする分割出願である。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
本発明は、携帯型クーラー、より具体的には、積載可能な携帯型クーラーに関する。
【背景技術】
【0003】
携帯型クーラーは、製品(液体、飲料、薬剤、臓器、食品など)を冷却状態で保管するために使用されている。その一部は、製品を冷却状態に保つために氷で充満されることが多い発泡スチロールコンテナである。しかし、氷は最終的に融解して製品を浸漬し、液体を除去する必要がある。かかるクーラーは輸送中にも液漏れする可能性があるため望ましくない。更に、かかるクーラーは、製品を冷却状態に維持することができないこと、氷の融解、及び/又はクーラーからの液体の漏れの可能性があることから、長距離にわたって物品を輸送するのに望ましくない。したがって、かかるクーラーは、温度感応性製品(食品、薬剤、臓器移植片、腐敗性材料など)と共に使用するには望ましくない。このため、クーラー内の製品が使用できなくなる可能性がある。例えば、薬剤(ワクチンなど)の効力は、一度失われると、元に戻すことができないため、その薬剤は効力を失い、かつ/又は使用できなくなる。既存のコンテナの別の欠点は、使い捨て型のコンテナであり、1回の使用で廃棄されることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、クーラーの内容物を所望の温度又は温度範囲に維持することができる改良された携帯型クーラーの設計(例えば、ワクチン、インスリン、エピネフリン、バイアル、カートリッジ、注射器ペン、臓器移植片、食品、他の腐敗性固体材料又は液体材料などの薬剤の輸送用)が必要とされている。更に、改良された携帯型クーラーの設計が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、改良された携帯型クーラーが提供される。クーラーは、所望 により、蓋(例えば、真空断熱蓋)で封止され得る真空断熱二重壁チャンバを有し得る。これにより、チャンバ内の温度を長期間(例えば、2日間、1日間、12時間、8時間、6時間など)にわたって維持する(例えば、実質的に一定に維持する)ことができる。所望により、チャンバは、腐敗性内容物(例えば、薬剤、食品、他の腐敗性のものなど)をその中に保持することができ、相変化材料(例えば、一つ又は複数のアイスパック、相変化材料スリーブ)を腐敗性内容物と熱連通させる(例えば、熱接触させる)ことができる。所望により、クーラーは、断熱された(例えば、軽量発泡体などの発泡体で作製された)外側ハウジングを有する。
【0006】
所望により、コンテナは、冷却ファン及び一つ又は複数の空気取入開口部を有し得る。冷却ファンは、チャンバ及び/又はチャンバ内の相変化材料を冷却するように動作可能である。
【0007】
所望により、コンテナは、一つ又は複数のセンサを有し、当該一つ又は複数のセンサは、チャンバの温度及び/又はチャンバ内の内容物を検知し、その情報を回路に伝達する。所望により、検知された温度情報は、電子デバイス(例えば、スマートフォン、クラウドサーバ、リモートラップトップ又はデスクトップコンピュータ、USBドライブ)と(例えば、USBポートなどのコンテナ上のポートを介して無線で)伝達される。
【0008】
所望により、コンテナは、電子画面(例えば、デジタル画面)を有し、当該電子画面は、a)チャンバ内の温度センサによって検知された温度、b)コンテナの相手先の名前及び/又は出荷/配送住所、並びに/あるいはc)送り主の名前及び/又は荷主/送り主住所のうちの一つ又は複数を示し得る。
【0009】
所望により、コンテナは、ユーザインターフェース(例えば、ボタン)を有し、当該ユーザインターフェースは、ユーザによって、a)相手先の名前及び/又はコンテナの出荷/配送住所を変更すること、及び/又はb)コンテナの集荷を要求するためにパッケージ配達サービス(例えば、FedEx、DHL)に自動的に連絡することのうちの一つ又は複数について作動され得る。
【0010】
本開示の別の態様によれば、アクティブ温度制御システムを備えた携帯型クーラーコンテナが提供される。アクティブ温度制御システムは、ベッセルのチャンバを加熱又は冷却して、クーラーコンテナの内容物に適した温度設定点に近づくように動作する。
(【0011】以降は省略されています)

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