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公開番号
2025104743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222766
出願日
2023-12-28
発明の名称
結束機
出願人
マックス株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
E04G
21/12 20060101AFI20250703BHJP(建築物)
要約
【課題】カールガイドの中で、複数本のワイヤのうちの何れかのワイヤが他のワイヤの方向へ移動することを抑制できるようにした鉄筋結束機を提供する。
【解決手段】鉄筋結束機は、ワイヤ送り部で送られる2本のワイヤWに巻き癖をつけるカールガイド50aを備える。カールガイド50aは、環状送り経路の径方向に対し、径方向の外周側に向かうワイヤWの位置を規制する第1のワイヤガイド51と、環状送り経路の軸方向に対し、軸方向の一方の側に向かうワイヤWの位置を規制する第2のワイヤガイド52と、軸方向の他方の側に向かうワイヤWの位置を規制する第3のワイヤガイド53とを備える。また、カールガイド50aは、環状送り経路の軸方向に沿って第2のワイヤガイド52と第3のワイヤガイド53の間に並ぶ2本のワイヤのうちの1本のワイヤWが、他のワイヤWの方向へ移動することを抑制する抑制部54を備える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
複数本のワイヤを送るワイヤ送り部と、
前記ワイヤ送り部で送られる複数本のワイヤを結束物の周囲に巻き回す環状送り経路を構成するカール形成部と、
結束物に巻き付けられた複数本のワイヤを捩じる結束部を備え、
前記カール形成部は、
前記ワイヤ送り部で送られる複数本のワイヤに巻き癖をつけるカールガイドと、
前記カールガイドで巻き癖を付けられた複数本のワイヤを前記結束部に誘導する誘導ガイドを備え、
前記カールガイドは、前記環状送り経路の径方向に対し、径方向の外周側に向かうワイヤの位置を規制する第1のワイヤガイドと、前記環状送り経路の軸方向に対し、軸方向の一方の側に向かうワイヤの位置を規制する第2のワイヤガイドと、軸方向の他方の側に向かうワイヤの位置を規制する第3のワイヤガイドとを備え、
前記カールガイドは、複数本のワイヤが、互いに接して前記環状送り経路の軸方向に沿って前記第2のワイヤガイドと前記第3のワイヤガイドの間に並ぶことが可能であると共に、複数本のワイヤのうちの1本のワイヤが、他のワイヤの方向へ移動することを抑制する抑制部を備えた
結束機。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記抑制部は、前記環状送り経路の軸方向に沿った前記第1のワイヤガイドの幅方向において、前記環状送り経路の径方向に沿って高さが異なるガイド部を備えた
請求項1に記載の結束機。
【請求項3】
前記カールガイドは、前記抑制部で移動が抑制されるワイヤを介して、他のワイヤが、前記1本のワイヤの方向へ移動することを抑制する
請求項1に記載の結束機。
【請求項4】
前記ガイド部は、前記環状送り経路の軸方向に沿った前記第1のワイヤガイドの幅方向において、前記環状送り経路の径方向に沿って外側へ向かう方向に傾斜する斜面を含む
請求項2に記載の結束機。
【請求項5】
前記ガイド部は、前記環状送り経路の軸方向に沿った前記第1のワイヤガイドの幅方向において、前記第2のワイヤガイドに近い側、前記第3のワイヤガイドに近い側あるいは前記第2のワイヤガイドに近い側と前記第3のワイヤガイドに近い側の両方に、前記環状送り経路の径方向に沿って外側へ向かう方向に傾斜する斜面を備えた
請求項4に記載の結束機。
【請求項6】
前記ガイド部は、前記環状送り経路の軸方向に沿った前記第1のワイヤガイドの幅方向において、前記環状送り経路の径方向に沿って段差を含む
請求項2に記載の結束機。
【請求項7】
前記ガイド部は、第2のワイヤガイドと対向する縦壁を含む
請求項6に記載の結束機。
【請求項8】
前記抑制部は、前記環状送り経路の周方向に沿って前記第1のワイヤガイドに形成される
請求項2記載の結束機。
【請求項9】
前記抑制部は、前記ワイヤ送り部で正方向に送られるワイヤの送り方向に対して、前記カールガイドの上流側に設けられる
請求項8に記載の結束機。
【請求項10】
前記抑制部は、前記環状送り経路の周方向において、前記環状送り経路の少なくとも1/4の範囲に設けられる
請求項9に記載の結束機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
鉄筋等の被結束物をワイヤで結束する結束機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート建造物には強度を向上させるために鉄筋が使用されており、コンクリート打設時に鉄筋が所定の位置からずれないように、ワイヤで結束している。
【0003】
従来から、2本以上の鉄筋にワイヤを巻き、鉄筋に巻いたワイヤを捩じって当該2本以上の鉄筋をワイヤで結束する鉄筋結束機と称す結束機が提案されている。
【0004】
鉄筋をワイヤで結束する場合、結束が緩いと、鉄筋同士がずれてしまうため、鉄筋同士を強固に結束し保持することが求められている。径が太いワイヤを使用することで、鉄筋の結束強度を確保することができる。しかし、直径が太いワイヤを使用すると、ワイヤの剛性が高くなるので、鉄筋の結束には大きな力が必要となる。
【0005】
そこで、2本以上のワイヤを送り、結束物の周囲に巻き回すことが可能な送り手段と、送り手段で結束物の周囲に巻き回された2本以上のワイヤを、把持して捩じることで結束物を結束する結束手段とを備え、送り手段は、2本以上のワイヤを、環状となるワイヤの送り経路の軸方向に並列させて送る結束機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6791141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
2本以上のワイヤを並列させて送る結束機では、ワイヤに巻き癖をつけるカールガイド内で、複数本のワイヤのうちの何れかのワイヤが他のワイヤの方向へ移動すると、カールガイドから送り出された後のワイヤの空中での姿勢に影響する。ワイヤの空中の姿勢がばらつくと、結束手段へワイヤを誘導する誘導ガイドへの着地点がばらつく。
【0008】
ワイヤで結束される鉄筋の径が大きくなると、鉄筋の周囲に環状に巻き回されるワイヤの送り経路の径を大きくする必要がある。しかし、誘導ガイドへの着地点のばらつきは、環状送り経路の径が大きくなるほど拡大する。このため、ワイヤが誘導ガイドに入らない可能性がある。これに対し、誘導ガイドを大きくすることで、ワイヤが誘導ガイドに入るようにすると、結束機の大型化や、結束機の重量が増加することで、操作性が悪化する可能性がある。
【0009】
本開示は、このような課題を解決するためなされたもので、カールガイドの中で、複数本のワイヤのうちの何れかのワイヤが他のワイヤの方向へ移動することを抑制できるようにした結束機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するため、本開示は、複数本のワイヤを送るワイヤ送り部と、ワイヤ送り部で送られる複数本のワイヤを結束物の周囲に巻き回す環状送り経路を構成するカール形成部と、結束物に巻き付けられた複数本のワイヤを捩じる結束部を備え、カール形成部は、ワイヤ送り部で送られる複数本のワイヤに巻き癖をつけるカールガイドと、カールガイドで巻き癖を付けられた複数本のワイヤを結束部に誘導する誘導ガイドを備え、カールガイドは、環状送り経路の径方向に対し、径方向の外周側に向かうワイヤの位置を規制する第1のワイヤガイドと、環状送り経路の軸方向に対し、軸方向の一方の側に向かうワイヤの位置を規制する第2のワイヤガイドと、軸方向の他方の側に向かうワイヤの位置を規制する第3のワイヤガイドとを備え、カールガイドは、複数本のワイヤが、互いに接して環状送り経路の軸方向に沿って第2のワイヤガイドと第3のワイヤガイドの間に並ぶことが可能であると共に、複数本のワイヤのうちの1本のワイヤが、他のワイヤの方向へ移動することを抑制する抑制部を備えた結束機である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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