TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025104568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222463
出願日2023-12-28
発明の名称予測方法、コンピュータプログラム、予測装置及び金属有機構造体の製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類G16C 60/00 20190101AFI20250703BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】金属有機構造体の吸着特性を予測することができる予測方法等を提供する。
【解決手段】予測方法は、金属有機構造体の初期構造を取得し、モンテカルロ法を用いたシミュレーションにより前記初期構造の金属有機構造体へ被吸着体を吸着させた場合の被吸着体の配置を求め、求めた配置に応じた構造の金属有機構造体の吸着特性の予測値を取得する処理をコンピュータが実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属有機構造体の初期構造を取得し、
モンテカルロ法を用いたシミュレーションにより前記初期構造の金属有機構造体へ被吸着体を吸着させた場合の被吸着体の配置を求め、
求めた配置に応じた構造の金属有機構造体の吸着特性の予測値を取得する
処理をコンピュータが実行する予測方法。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記モンテカルロ法を用いたシミュレーションにより被吸着体の配置を求めた後、さらに分子動力学法を用いたシミュレーションにより被吸着体の配置を求める
請求項1に記載の予測方法。
【請求項3】
前記モンテカルロ法を用いたシミュレーション及び前記分子動力学法を用いたシミュレーションを繰り返し実行する
請求項2に記載の予測方法。
【請求項4】
前記分子動力学法を用いたシミュレーション後の被吸着体の位置又は運動量に基づいて前記モンテカルロ法を用いたシミュレーションを再度実行する
請求項2に記載の予測方法。
【請求項5】
前記モンテカルロ法がギブスアンサンブルモンテカルロ法又はグランドカノニカルモンテカルロ法である
請求項1又は請求項2に記載の予測方法。
【請求項6】
前記モンテカルロ法を用いたシミュレーションにおいて、前記初期構造の金属有機構造体の体積を変化させる
請求項1又は請求項2に記載の予測方法。
【請求項7】
前記モンテカルロ法を用いたシミュレーションにおいて、金属有機構造体のシミュレーションセルの体積と被吸着体のシミュレーションセルの体積との合計が一定となるように各シミュレーションセルの体積を変化させることにより、前記初期構造の金属有機構造体の体積を変化させる
請求項1又は請求項2に記載の予測方法。
【請求項8】
前記モンテカルロ法における被吸着体の並進及び回転の試行が採択される確率をゼロと設定する
請求項1又は請求項2に記載の予測方法。
【請求項9】
前記吸着特性は最大吸着量又は吸着等温線を含む
請求項1又は請求項2に記載の予測方法。
【請求項10】
力場としてのニューラルネットワークポテンシャルに基づいて、前記モンテカルロ法を用いたシミュレーションを実行する
請求項1又は請求項2に記載の予測方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、予測方法、コンピュータプログラム、予測装置及び金属有機構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、計算機を用いたシミュレーションにより材料の物性を予測することが行われている。例えば特許文献1には、分子動力学法に基づくシミュレーションにより、金属材料の界面エネルギーなどを簡単に予測する物性予測方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-62524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術は、金属有機構造体の吸着特性を予測するものではない。
【0005】
本開示の目的は、金属有機構造体の吸着特性を予測することができる予測方法等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る予測方法は、金属有機構造体の初期構造を取得し、モンテカルロ法を用いたシミュレーションにより前記初期構造の金属有機構造体へ被吸着体を吸着させた場合の被吸着体の配置を求め、求めた配置に応じた構造の金属有機構造体の吸着特性の予測値を取得する処理をコンピュータが実行する。
【0007】
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、金属有機構造体の初期構造を取得し、モンテカルロ法を用いたシミュレーションにより前記初期構造の金属有機構造体へ被吸着体を吸着させた場合の被吸着体の配置を求め、求めた配置に応じた構造の金属有機構造体の吸着特性の予測値を取得する処理をコンピュータに実行させる。
【0008】
本開示の一態様に係る予測装置は、金属有機構造体の初期構造を取得し、モンテカルロ法を用いたシミュレーションにより前記初期構造の金属有機構造体へ被吸着体を吸着させた場合の被吸着体の配置を求め、求めた配置に応じた構造の金属有機構造体の吸着特性の予測値を取得する処理を実行する制御部を備える。
【0009】
本開示の一態様に係る金属有機構造体の製造方法は、複数の金属有機構造体の初期構造を取得する工程と、各金属有機構造体について、モンテカルロ法を用いたシミュレーションにより前記初期構造の金属有機構造体へ被吸着体を吸着させた場合の被吸着体の配置を求める工程と、求めた配置に応じた構造の金属有機構造体の吸着特性の予測値を取得する工程と、取得した前記吸着特性の予測値が所定条件を満たす金属有機構造体を選別する工程と、選別した金属有機構造体を得る工程と、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、金属有機構造体の吸着特性を予測することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友化学株式会社
発光素子
5日前
住友化学株式会社
積層基板
1か月前
住友化学株式会社
光学積層体
1か月前
住友化学株式会社
硬化性組成物
26日前
住友化学株式会社
硬化性組成物
26日前
住友化学株式会社
偏光子の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
リチウム二次電池
1か月前
住友化学株式会社
変性樹脂の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
硬化膜及び表示装置
26日前
住友化学株式会社
硬化膜及び表示装置
26日前
住友化学株式会社
芳香族ポリスルホン
1か月前
住友化学株式会社
蓄熱性能を有する物品
1か月前
住友化学株式会社
高電子移動度トランジスタ
17日前
住友化学株式会社
リサイクル樹脂の製造方法
19日前
住友化学株式会社
光電変換素子及び光センサー
18日前
住友化学株式会社
樹脂組成物及びその製造方法
1か月前
住友化学株式会社
ポリプロピレン系樹脂組成物
1か月前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
組成物及びそれを用いた発光素子
1か月前
住友化学株式会社
組成物及びそれを用いた発光素子
1か月前
住友化学株式会社
メタクリル酸製造用触媒の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用積層セパレータ
1か月前
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用積層セパレータ
1か月前
住友化学株式会社
グルコースの製造方法およびその触媒
26日前
住友化学株式会社
浮選剤およびヒ素非含有銅鉱物の回収方法
12日前
住友化学株式会社
窒化物積層体の製造方法および窒化物積層体
10日前
住友化学株式会社
再生基板の製造方法および積層構造体の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
有機化合物の製造方法および微生物培養用組成物
26日前
住友化学株式会社
着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び表示装置
1か月前
住友化学株式会社
着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び表示装置
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
続きを見る