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公開番号2025104566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222461
出願日2023-12-28
発明の名称工作機械、工作機械の制御方法、および工作機械の制御プログラム
出願人DMG森精機株式会社
代理人個人,個人
主分類B23Q 11/00 20060101AFI20250703BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】スラッジに関する異常を検出するための新たな技術を提供する。
【解決手段】クーラントを吐出しながらワークを加工することが可能な工作機械は、ワークの加工により生じるスラッジを含有しているクーラントを溜めるための第1貯留部と、第1貯留部から供給されるクーラントを遠心力により、清浄なクーラントと汚れたクーラントとに分離するためのサイクロンフィルタと、工作機械を制御するための制御部とを備える。サイクロンフィルタは、清浄なクーラントを流出させるための第1流出管と、汚れたクーラントを流出させるための第2流出管と、第2流出管を流れる汚れたクーラントの流量を制限するための絞り機構と、第2流出管を流れる汚れたクーラントの流量を検出するための流量センサとを含む。制御部は、流量センサによって検出される流量が所定量を下回ったことに基づいて、予め定められた異常対処処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
クーラントを吐出しながらワークを加工することが可能な工作機械であって、
前記ワークの加工により生じるスラッジを含有しているクーラントを溜めるための第1貯留部と、
前記第1貯留部から供給されるクーラントを遠心力により、清浄なクーラントと汚れたクーラントとに分離するためのサイクロンフィルタと、
前記工作機械を制御するための制御部とを備え、
前記サイクロンフィルタは、
前記清浄なクーラントを流出させるための第1流出管と、
前記汚れたクーラントを流出させるための第2流出管と、
前記第2流出管を流れる前記汚れたクーラントの流量を制限するための絞り機構と、
前記第2流出管を流れる前記汚れたクーラントの流量を検出するための流量センサとを含み、
前記制御部は、前記流量センサによって検出される前記流量が所定量を下回ったことに基づいて、予め定められた異常対処処理を実行する、工作機械。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記工作機械は、さらに、前記第2流出管から流れ出る前記汚れたクーラントを溜めるための第2貯留部を備え、
前記第2流出管の流出口は、前記第2貯留部に溜められる前記汚れたクーラントに浸かるように配管されている、請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記工作機械は、さらに、前記第2貯留部に溜められている前記汚れたクーラントからスラッジを回収するための回収機構を備える、請求項2に記載の工作機械。
【請求項4】
前記第2貯留部の底面は、水平面に対して傾いている、請求項2または3に記載の工作機械。
【請求項5】
前記絞り機構は、テーパー管路を含み、
前記テーパー管路は、前記汚れたクーラントが流れる方向に沿って内径が短くなるように構成されている、請求項1または2に記載の工作機械。
【請求項6】
前記絞り機構は、複数の前記テーパー管路を含み、
複数の前記テーパー管路の各々は、鉛直方向に沿って同軸上に並べて繋げられている、請求項5に記載の工作機械。
【請求項7】
前記予め定められた異常対処処理は、前記スラッジが前記絞り機構に詰まっていることを報知するための報知処理を含む、請求項1または2に記載の工作機械。
【請求項8】
クーラントを吐出しながらワークを加工することが可能な工作機械の制御方法であって、
前記工作機械は、
前記ワークの加工により生じるスラッジを含有しているクーラントを溜めるための第1貯留部と、
前記第1貯留部から供給されるクーラントを遠心力により、清浄なクーラントと汚れたクーラントとに分離するためのサイクロンフィルタとを備え、
前記サイクロンフィルタは、
前記清浄なクーラントを流出させるための第1流出管と、
前記汚れたクーラントを流出させるための第2流出管と、
前記第2流出管を流れる前記汚れたクーラントの流量を制限するための絞り機構と、
前記第2流出管を流れる前記汚れたクーラントの流量を検出するための流量センサとを含み、
前記制御方法は、
前記流量センサから前記流量を取得するステップと、
前記取得するステップで取得された前記流量が所定量を下回ったことに基づいて、予め定められた異常対処処理を実行するステップとを備える、制御方法。
【請求項9】
クーラントを吐出しながらワークを加工することが可能な工作機械の制御プログラムであって、
前記工作機械は、
前記ワークの加工により生じるスラッジを含有しているクーラントを溜めるための第1貯留部と、
前記第1貯留部から供給されるクーラントを遠心力により、清浄なクーラントと汚れたクーラントとに分離するためのサイクロンフィルタとを備え、
前記サイクロンフィルタは、
前記清浄なクーラントを流出させるための第1流出管と、
前記汚れたクーラントを流出させるための第2流出管と、
前記第2流出管を流れる前記汚れたクーラントの流量を制限するための絞り機構と、
前記第2流出管を流れる前記汚れたクーラントの流量を検出するための流量センサとを含み、
前記制御プログラムは、前記工作機械に、
前記流量センサから前記流量を取得するステップと、
前記取得するステップで取得された前記流量が所定量を下回ったことに基づいて、予め定められた異常対処処理を実行するステップとを実行させる、制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、工作機械、工作機械の制御方法、および工作機械の制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-040186号公報(特許文献1)は、工作機械に用いられるクーラント供給装置を開示している。当該クーラント供給装置は、「クリーン槽のクーラントを工作機械へ供給する供給ポンプと、工作機械からダーティ槽へクーラントを戻す回収路と、ダーティ槽からクリーン槽へクーラントを送る連結路上に配設されかつ、スラッジを含有するダーティ液と、スラッジを含有しないクリーン液とに分離すると共に、クリーン液をクリーン槽に接続される出口を通じて排出するサイクロンフィルタと、フィルタにおけるダーティ液の出口に接続されかつ、スラッジを堆積させる容器と、容器内におけるスラッジの堆積量を検知する検知部と、検知部の検知結果に基づいて制御を行うコントローラと」を備えている(段落[0008]参照)。
【0003】
上記クーラント供給装置は、スラッジを堆積させる容器をカメラに撮影させて得られた画像を用いて、当該容器内のスラッジの堆積量を検知している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-040186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
クーラントおよびスラッジは、容器内において懸濁しているため、容器内のスラッジの高さをカメラで検出することは現実的には難しい。したがって、スラッジに関する異常を検出するための新たな技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一例では、クーラントを吐出しながらワークを加工することが可能な工作機械が提供される。上記工作機械は、上記ワークの加工により生じるスラッジを含有しているクーラントを溜めるための第1貯留部と、上記第1貯留部から供給されるクーラントを遠心力により、清浄なクーラントと汚れたクーラントとに分離するためのサイクロンフィルタと、上記工作機械を制御するための制御部とを備える。上記サイクロンフィルタは、上記清浄なクーラントを流出させるための第1流出管と、上記汚れたクーラントを流出させるための第2流出管と、上記第2流出管を流れる上記汚れたクーラントの流量を制限するための絞り機構と、上記第2流出管を流れる上記汚れたクーラントの流量を検出するための流量センサとを含む。上記制御部は、上記流量センサによって検出される上記流量が所定量を下回ったことに基づいて、予め定められた異常対処処理を実行する。
【0007】
本開示の一例では、上記工作機械は、さらに、上記第2流出管から流れ出る上記汚れたクーラントを溜めるための第2貯留部を備える。上記第2流出管の流出口は、上記第2貯留部に溜められる上記汚れたクーラントに浸かるように配管されている。
【0008】
本開示の一例では、上記工作機械は、さらに、上記第2貯留部に溜められている上記汚れたクーラントからスラッジを回収するための回収機構を備える。
【0009】
本開示の一例では、上記第2貯留部の底面は、水平面に対して傾いている。
【0010】
本開示の一例では、上記絞り機構は、テーパー管路を含む。上記テーパー管路は、上記汚れたクーラントが流れる方向に沿って内径が短くなるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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