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公開番号2025104544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222423
出願日2023-12-28
発明の名称船体撮影システム
出願人株式会社三井E&S
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 19/00 20110101AFI20250703BHJP(計算;計数)
要約【課題】入渠時の船体外装の撮影において、撮影箇所が容易に正確に特定でき、また、他の作業時間を圧迫しないように効率的に撮影できる船体撮影システムを提供すること。
【解決手段】移動体と三次元モデル生成サーバ2とを備えた船体撮影システムであって、移動体は、撮像部が撮像した時点に撮像された画像情報と、撮像部が撮像した時点の、水平位置測位部による移動体の水平位置情報と、高さ位置測位部による移動体の高さ位置情報とをリンクさせた位置情報付き画像データを作成し、位置情報付き画像データを三次元モデル生成サーバ2へ送信し、三次元モデル生成サーバ2は、受信した位置情報付き画像データを用いて、複数の画像情報を、リンクされた水平位置情報及び高さ位置情報に従って合成し、船舶102の三次元モデル106を生成すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体と三次元モデル生成サーバとを備えた船体撮影システムであって、
前記移動体は、船舶の船体外装の複数箇所を撮影する撮像部と、水平位置測位部と、高さ位置測位部と、情報処理部と、送信部と、を備え、
前記情報処理部は、前記撮像部が撮像した時点に撮像された画像情報と、前記撮像部が撮像した時点の前記水平位置測位部による前記移動体の水平位置情報と、前記撮像部が撮像した時点の前記高さ位置測位部による前記移動体の高さ位置情報とをリンクさせた位置情報付き画像データを作成し、
前記送信部は、前記情報処理部で作成された前記位置情報付き画像データを前記三次元モデル生成サーバへ送信し、
前記三次元モデル生成サーバは、受信した前記位置情報付き画像データを用いて、複数の前記画像情報を、リンクされた前記水平位置情報及び前記高さ位置情報に従って合成し、船舶の三次元モデルを生成する、
ことを特徴とする船体撮影システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記移動体は、前記船舶の周囲の水面に浮上して水面上を移動可能な浮上体であって、
前記高さ位置測位部は、前記船舶が備える喫水計のデータから前記船体に対する前記水面の位置を取得し、この前記水面の位置により、前記浮上体の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の船体撮影システム。
【請求項3】
前記移動体は、前記船舶の周囲の水面に浮上して水面上を移動可能な浮上体であって、
前記高さ位置測位部は、水深計であって、前記水面から水底までの水深を取得し、この水深により、前記浮上体の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の船体撮影システム。
【請求項4】
前記移動体は、前記船舶の周囲の空間に浮遊して空間中を移動可能な無人航空機であって、
前記高さ位置測位部は、前記無人航空機が備える非接触式センサにより前記船舶の周囲の水面からの距離を取得し、前記船舶が備える喫水計のデータから前記船体に対する前記水面の位置を取得し、これら前記水面の位置及び前記水面からの距離により、前記無人航空機の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の船体撮影システム。
【請求項5】
前記移動体は、前記船舶の船体外装に吸着して船体外装面に沿って移動可能な壁面走行体であって、
前記高さ位置測位部は、前記壁面走行体が備える非接触式センサにより前記船舶の周囲の水面からの距離を取得し、前記船舶が備える喫水計のデータから前記船体に対する前記水面の位置を取得し、これら前記水面の位置及び前記水面からの距離により、前記壁面走行体の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の船体撮影システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船体撮影システムに関し、詳しくは、入渠時の船体外装の撮影において、撮影箇所が容易に正確に特定でき、また、他の作業時間を圧迫しないように効率的に撮影できる船体撮影システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
船舶を航海に供するに伴い、海水中に浸かっている船体外装には、種々の生物が付着し、堆積してしまう。船体付着生物は、船舶の航行時において移動抵抗を増大させるため、燃料消費量を増大させるという影響を与える。
また、船体付着生物は、生物の越境移動を起こし、外来生物となって、生態系を変化させるという影響を与える。
【0003】
そのため、特許文献1、2に記載されているように、船舶の定期検査のために入渠(ドック入り)した際には、船体付着生物の除去作業が行われる。
また、船体付着生物の堆積状況の把握や、その後に除去したことのトレーサビリティを残すため、船体外装の撮影が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2022-526652号公報
特表2022-526655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、入渠時の船体外装の撮影は、作業者の主観に基づいて手動で行われていたため、運航サイクルの中で、特に、点検を行う船渠(ドック)が異なる場合においては、撮影箇所が正確に統一されることは困難である。
撮影箇所が統一されないと、船体付着生物が存在する画像が記録されていても、それが船体外装のどの箇所の画像なのかを特定することが困難であり、その船体付着生物が除去されているかを確認することも困難となる。
【0006】
また、入渠した際には、船体付着生物の除去に限らず、様々な点検作業があり、その作業時間は限られているため、効率的な撮影作業が求められる。
【0007】
本発明の課題は、入渠時の船体外装の撮影において、撮影箇所が容易に正確に特定でき、また、他の作業時間を圧迫しないように効率的に撮影できる船体撮影システムを提供することにある。
【0008】
さらに本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は以下の各発明によって解決される。
【0010】
1.
移動体と三次元モデル生成サーバとを備えた船体撮影システムであって、
前記移動体は、船舶の船体外装の複数箇所を撮影する撮像部と、水平位置測位部と、高さ位置測位部と、情報処理部と、送信部と、を備え、
前記情報処理部は、前記撮像部が撮像した時点に撮像された画像情報と、前記撮像部が撮像した時点の前記水平位置測位部による前記移動体の水平位置情報と、前記撮像部が撮像した時点の前記高さ位置測位部による前記移動体の高さ位置情報とをリンクさせた位置情報付き画像データを作成し、
前記送信部は、前記情報処理部で作成された前記位置情報付き画像データを前記三次元モデル生成サーバへ送信し、
前記三次元モデル生成サーバは、受信した前記位置情報付き画像データを用いて、複数の前記画像情報を、リンクされた前記水平位置情報及び前記高さ位置情報に従って合成し、船舶の三次元モデルを生成する、
ことを特徴とする船体撮影システム。
2.
前記移動体は、前記船舶の周囲の水面に浮上して水面上を移動可能な浮上体であって、
前記高さ位置測位部は、前記船舶が備える喫水計のデータから前記船体に対する前記水面の位置を取得し、この前記水面の位置により、前記浮上体の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする前記1記載の船体撮影システム。
3.
前記移動体は、前記船舶の周囲の水面に浮上して水面上を移動可能な浮上体であって、
前記高さ位置測位部は、水深計であって、前記水面から水底までの水深を取得し、この水深により、前記浮上体の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする前記1記載の船体撮影システム。
4.
前記移動体は、前記船舶の周囲の空間に浮遊して空間中を移動可能な無人航空機であって、
前記高さ位置測位部は、前記無人航空機が備える非接触式センサにより前記船舶の周囲の水面からの距離を取得し、前記船舶が備える喫水計のデータから前記船体に対する前記水面の位置を取得し、これら前記水面の位置及び前記水面からの距離により、前記無人航空機の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする前記1記載の船体撮影システム。
5.
前記移動体は、前記船舶の船体外装に吸着して船体外装面に沿って移動可能な壁面走行体であって、
前記高さ位置測位部は、前記壁面走行体が備える非接触式センサにより前記船舶の周囲の水面からの距離を取得し、前記船舶が備える喫水計のデータから前記船体に対する前記水面の位置を取得し、これら前記水面の位置及び前記水面からの距離により、前記壁面走行体の前記高さ位置情報を取得する、
ことを特徴とする前記1記載の船体撮影システム。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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