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公開番号
2025103939
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221697
出願日
2023-12-27
発明の名称
放射能測定装置
出願人
セイコー・イージーアンドジー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01T
1/17 20060101AFI20250702BHJP(測定;試験)
要約
【課題】較正及び分析の精度を向上させることができる放射能測定装置を提供する。
【解決手段】放射能測定装置10は、放射線検出器11と、処理装置12と、分析装置13とを備える。放射線検出器11は、放射線のエネルギーに応じたパルス信号を出力する。処理装置12は、パルス信号に基づいて複数のチャネルの各々に対応付けられるカウントを有する波高分布データ(エネルギースペクトル)を生成する。分析装置13は、エネルギースペクトルに基づいて放射線の最大エネルギーを取得する。分析装置13は、放射線検出器11による放射線の測定時に、処理装置12により生成されるエネルギースペクトルでの複数のチャネルのうち少なくとも1つの所定チャネルでのカウントが閾カウントに到達した場合に、放射線検出器11による放射線の測定を終了させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線のエネルギーに応じたパルス信号を出力する放射線検出器と、
前記パルス信号の波高値に基づいて、複数のチャネルの各々に対応付けられるカウントを有する波高分布データを生成する処理部と、
前記波高分布データに基づいて、前記放射線の最大エネルギーを取得する演算部と、
前記放射線検出器による前記放射線の測定時に、前記処理部により生成される前記波高分布データでの前記複数のチャネルのうち少なくとも1つの所定チャネルでのカウントが所定カウントに到達した場合に、前記放射線検出器による前記放射線の測定を終了させる制御部と
を備える
放射能測定装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記複数のチャネルのうち複数の所定チャネルの各々でのカウントが前記所定カウント以上に到達した場合に、前記放射線検出器による前記放射線の測定を終了させる
請求項1に記載の放射能測定装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記複数のチャネルのうち所定チャネル領域での積算カウントが所定積算カウントに到達した場合に、前記放射線検出器による前記放射線の測定を終了させる
請求項1に記載の放射能測定装置。
【請求項4】
前記演算部は、
前記最大エネルギーと、前記放射線検出器による前記放射線の測定時間又は前記複数のチャネルのうち少なくとも1つの所定チャネルでのカウントとの対応関係を示すデータを取得し、前記データに基づいて前記最大エネルギーを推定する
請求項1に記載の放射能測定装置。
【請求項5】
前記放射線検出器は、
前記放射線のエネルギーに応じたシンチレーション光を発するシンチレータと、
前記シンチレーション光に応じた前記パルス信号を出力する光検出器と
を備える
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放射能測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射能測定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、校正用線源から放出される放射線のエネルギースペクトルでの光電ピーク又はコンプトン端等と、予め記憶している基準エネルギー値とに基づいて、放射線検出器の印加電圧及び増幅器のゲイン等を自動的に調整(較正)する放射能測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-304537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ベータ線等の連続スペクトルの放射線の場合、エネルギースペクトルで適宜のピーク等を検出することは困難であり、例えば、エネルギースペクトルの終端位置に対応する最大エネルギーを検出することによって、装置の較正及び試料の分析等を行う方法が知られている。しかしながら、エネルギースペクトルの終端位置付近の計数値は、エネルギーの増大に伴って減少し、統計誤差が増大する。例えば、計測される放射線の数が少ない場合、バックグラウンド成分除去後のエネルギースペクトルから検出される最大エネルギーは、本来の値よりも低い値等に変化し、装置の較正及び試料の分析等の精度を向上させることができないおそれがある。
また、標準線源を用いる較正時に計測される放射線の数は、標準線源の強度及び測定時間に比例するので、例えば測定時間が一定であっても、線源強度の経時的な減衰に起因して、検出される最大エネルギーが変化するおそれがある。
【0005】
本発明は、較正及び分析の精度を向上させることができる放射能測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1):本発明の一態様に係る放射能測定装置(10)は、放射線のエネルギーに応じたパルス信号を出力する放射線検出器(11)と、前記パルス信号の波高値に基づいて、複数のチャネルの各々に対応付けられるカウントを有する波高分布データを生成する処理部(12)と、前記波高分布データに基づいて、前記放射線の最大エネルギーを取得する演算部(13)と、前記放射線検出器による前記放射線の測定時に、前記処理部により生成される前記波高分布データでの前記複数のチャネルのうち少なくとも1つの所定チャネルでのカウントが所定カウントに到達した場合に、前記放射線検出器による前記放射線の測定を終了させる制御部(13)とを備える。
【0007】
(2):上記(1)に記載の放射能測定装置では、前記制御部は、前記複数のチャネルのうち複数の所定チャネルの各々でのカウントが前記所定カウント以上に到達した場合に、前記放射線検出器による前記放射線の測定を終了させてもよい。
【0008】
(3):上記(1)に記載の放射能測定装置では、前記制御部は、前記複数のチャネルのうち所定チャネル領域での積算カウントが所定積算カウントに到達した場合に、前記放射線検出器による前記放射線の測定を終了させてもよい。
【0009】
(4):上記(1)に記載の放射能測定装置では、前記演算部は、前記最大エネルギーと、前記放射線検出器による前記放射線の測定時間又は前記複数のチャネルのうち少なくとも1つの所定チャネルでのカウントとの対応関係を示すデータを取得し、前記データに基づいて前記最大エネルギーを推定してもよい。
【0010】
(5):上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の放射能測定装置では、前記放射線検出器は、前記放射線のエネルギーに応じたシンチレーション光を発するシンチレータと、前記シンチレーション光に応じた前記パルス信号を出力する光検出器とを備えてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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