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公開番号
2025103197
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220395
出願日
2023-12-27
発明の名称
樹脂製継手及び樹脂製継手と樹脂製管を接続してなる配管構造
出願人
株式会社クボタケミックス
代理人
弁理士法人 丸山国際特許事務所
主分類
F16L
47/02 20060101AFI20250702BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本発明は、接着剤の塗り残しを低減できる樹脂製継手とこれを用いた配管構造を提供する。
【解決手段】本発明の樹脂製継手10は、透明又は半透明の樹脂からなり、流路12を構成する胴部11と、前記胴部の少なくとも一方の端縁に形成され、接続される管20の管端21が挿入される受口14と、を有する透明継手であって、前記受口の内面15は、前記受口の外面16よりも表面を粗くしている。前記受口の内面は、表面の算術平均高さSaが0.5μm以上であることが望ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明又は半透明の樹脂からなり、流路を構成する胴部と、前記胴部の少なくとも一方の端縁に形成され、接続される管の管端が挿入される受口と、を有する樹脂製継手であって、
前記受口の内面は、前記受口の外面よりも表面が粗い、
樹脂製継手。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記受口の内面は、表面の算術平均高さSaが0.5μm以上である、
請求項1に記載の樹脂製継手。
【請求項3】
前記受口の外面は、表面の算術平均高さSaが0.5μm未満である、
請求項1に記載の樹脂製継手。
【請求項4】
前記受口のヘーズ値(曇り度)は、40%以上である、
請求項3に記載の樹脂製継手。
【請求項5】
前記受口の内面に有機溶剤含有の接着剤を塗布することで、前記受口のヘーズ値(曇り度)は、40%未満となる、
請求項4に記載の樹脂製継手。
【請求項6】
前記受口の内面は、多数の突起が形成された形態であり、前記突起の平均ピッチは、50μm以上200μm以下である、
請求項5に記載の樹脂製継手。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の樹脂製継手と、樹脂製の管とを接続してなる配管構造であって、
前記樹脂製継手と前記管は、有機溶剤含有の接着剤により接合される、
配管構造。
【請求項8】
前記接着剤は、無色透明である、
請求項7に記載の配管構造。
【請求項9】
前記管は、透明又は半透明の樹脂からなる、
請求項8に記載の配管構造。
【請求項10】
前記樹脂製継手と前記管の接続部分は、前記接着剤が塗布された部分と、前記接着剤が塗布されていない部分の色差ΔEが5以上である、
請求項9に記載の配管構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂製管どうしの接続に用いられる樹脂製の継手及び樹脂製継手と樹脂製管を接続してなる配管構造に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
建物には、キッチンやトイレ、風呂などの排水設備からの排水を排出するための配管構造が配設されている。配管構造は、管どうしを継手によって接続して構成される。この種の配管構造では、一般的には樹脂製の管、継手が使用されるが、その中でも、内部を流通する流体の状態や管、継手の詰まり、汚れなどを外部から視認できるように透明又は半透明(以下、これらをまとめて「透明」という)の樹脂から成形された樹脂製管、樹脂製継手の採用が進んでいる(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
樹脂製管と樹脂製継手は、接着剤を用いて接続されて配管構造を構成する。接着剤は、管端の外面と樹脂製継手の受口内面の一方又は両方に塗布され、接着剤に含まれる有機溶剤により塗布された表面を溶かす。この状態で、管端を受口に差し込んで、接着剤を硬化させることで、樹脂製管と樹脂製継手は接続される。
【0004】
樹脂製管と樹脂製継手の接続(なお、管は不透明であってもよい)には、その塗り残しを目視で確認できるように、たとえばブルーやレッドなどの有色の接着剤が使用されることがある。接着剤を有色とすることで、接着剤が接続部分に均一に塗布されている場合には、接続後に樹脂製継手の受口を介して接続部分を視認したときに均一な色に見えるが、色むらがあれば接着剤の塗り残しがあることを確認できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-027596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
接着剤が有色であるから、接続部分となる配管構造の一部が着色されてしまい、違和感が生じる。また、着色部分は光を通し難いため、内部の視認性も劣る。
【0007】
本発明の目的は、接着剤の塗り残しを低減できる樹脂製継手とこれを用いた配管構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の樹脂製継手は、
透明又は半透明の樹脂からなり、流路を構成する胴部と、前記胴部の少なくとも一方の端縁に形成され、接続される管の管端が挿入される受口と、を有する樹脂製継手であって、
前記受口の内面は、前記受口の外面よりも表面が粗い。
【0009】
前記受口の内面は、表面の算術平均高さSaが0.5μm以上であることが望ましい。
【0010】
前記受口の外面は、表面の算術平均高さSaが0.5μm未満であることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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