TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025101613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218577
出願日
2023-12-25
発明の名称
搬送システム、細胞培養システム、搬送方法、支持機構部、及びトレイ
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250630BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】簡易な構成でトレイを安定して移動させる。
【解決手段】搬送システムは、細胞培養に使用される容器が載置可能なトレイと、前記トレイを鉛直方向の下方から持ち上げ状態で支持可能な支持機構部とを備える。前記支持機構部は、第一方向に真っすぐ延びて前記トレイを鉛直方向の下方から支持可能な支持面を有し、第二方向に互いに離れて配置された一対の支持部と、一対の前記支持部に固定され、前記支持面から前記鉛直方向の上方に突出する少なくとも三つのピン部と、一対の前記支持部に接続されて、一対の前記支持部の姿勢を変化させる駆動部と、を備え、前記トレイは、前記ピン部が挿入可能であって前記鉛直方向に延びる内径が一定の挿入穴が形成されたトレイ被支持部を有し、前記ピン部は、前記鉛直方向の上方に向かうにしたがって、次第に縮径するテーパピンである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞培養に使用される容器が載置可能なトレイと、
前記トレイを鉛直方向の下方から持ち上げ状態で支持可能な支持機構部とを備え、
前記支持機構部は、
前記鉛直方向に対して直交する第一方向に真っすぐ延びて前記トレイを前記鉛直方向の下方から支持可能な支持面を有し、前記第一方向に対して直交する第二方向に互いに離れて配置された一対の支持部と、
一対の前記支持部に固定され、前記支持面から前記鉛直方向の上方に突出する少なくとも三つのピン部と、
一対の前記支持部に接続されて、一対の前記支持部の姿勢を変化させる駆動部と、を備え、
前記トレイは、前記ピン部が挿入可能であって前記鉛直方向に延びる内径が一定の挿入穴が形成されたトレイ被支持部を有し、
前記ピン部は、前記鉛直方向の上方に向かうにしたがって、次第に縮径するテーパピンである搬送システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ピン部の先端の径は、前記挿入穴の内径よりも小さく、前記ピン部の基端の径は、前記挿入穴の内径よりも大きい請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
前記支持部は、前記駆動部からの前記第一方向への突出量を変化させるように前記駆動部に対して複数箇所で着脱可能とされ、
前記ピン部は、一つの前記支持部に対して前記第一方向に離れて二つ配置され、
二つの前記ピン部同士の間隔が一定である複数箇所で前記支持部に対して着脱可能とされている請求項1又は2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記支持機構部は、一対の前記支持部における前記第二方向で互いに対向する側面から、前記第二方向に突出する突起部を有し、
前記突起部は、前記支持面に対して前記鉛直方向の下方の位置で、前記支持面と平行に形成された突起支持面を有する請求項1又は2に記載の搬送システム。
【請求項5】
前記トレイは、
前記トレイ被支持部に対して前記鉛直方向の下方に位置する下部板と、
前記トレイ被支持部と前記下部板とを接続する接続部とを有し、
前記下部板は、前記トレイ被支持部よりも重く形成されている請求項1又は2に記載の搬送システム。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の搬送システムと、
前記搬送システムで搬送された前記容器を保管する保管エリアを形成するストッカと、
前記搬送システムで搬送された前記容器に対して培養操作を行う培養エリアを形成するインキュベータと、
前記搬送システムで搬送された前記容器に対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、を備える細胞培養システム。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の搬送システムを用いた搬送方法であって、
前記ピン部を前記挿入穴に挿入した状態で前記支持機構部によって前記トレイが支持して持ち上げられるステップと、
前記トレイを支持して持ち上げた状態で、前記トレイが移動されるステップとを有する搬送方法。
【請求項8】
前記トレイを支持して持ち上げた状態で、前記トレイが攪拌されるステップをさらに有し、
前記トレイは、攪拌された後に移動される請求項7に記載の搬送方法。
【請求項9】
前記トレイは、前記第一方向及び前記第二方向に広がる仮想平面上で回されることで攪拌される請求項8に記載の搬送方法。
【請求項10】
培養操作を行う培養エリアを形成するインキュベータ、分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチ、又は、前記インキュベータと前記クリーンベンチとの間に接するように位置するパスボックスに配置された前記トレイは、持ち上げられた後に攪拌される請求項8に記載の搬送方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、搬送システム、細胞培養システム、搬送方法、支持機構部、及びトレイに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、最小限の人的関与を伴う培養システムにおける細胞培養インキュベータ器具が記載されている。特許文献1に記載のインキュベータ器具は、コンピューティングユニットと、コンピュータ等の指示で動作するロボット等によって、種々のプロトコルを自動で実施可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6995369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動化して細胞培養を行う際には、培養液を収容する容器であるフラスコ等を載せた状態のトレイをロボットなどによって移動させる必要がある。その際、ロボットのエンドエフェクタからトレイが脱落してしまうと、フラスコの搬送や各種操作が妨げられる。一方で、細胞培養を行う際には、複数のトレイを、何度も移動させる必要があるため、安定して移動させるためのトレイの脱落防止機構を簡易な構成とすることが好ましい。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、簡易な構成でトレイを安定して移動させることが可能な搬送システム、細胞培養システム、搬送方法、支持機構部、及びトレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る搬送システムは、細胞培養に使用される容器が載置可能なトレイと、前記トレイを鉛直方向の下方から持ち上げ状態で支持可能な支持機構部とを備え、前記支持機構部は、前記鉛直方向に対して直交する第一方向に真っすぐ延びて前記トレイを前記鉛直方向の下方から支持可能な支持面を有し、前記第一方向に対して直交する第二方向に互いに離れて配置された一対の支持部と、一対の前記支持部に固定され、前記支持面から前記鉛直方向の上方に突出する少なくとも三つのピン部と、一対の前記支持部に接続されて、一対の前記支持部の姿勢を変化させる駆動部と、を備え、前記トレイは、前記ピン部が挿入可能であって前記鉛直方向に延びる内径が一定の挿入穴が形成されたトレイ被支持部を有し、前記ピン部は、前記鉛直方向の上方に向かうにしたがって、次第に縮径するテーパピンである。
【0007】
また、本開示に係る細胞培養システムは、上記の搬送システムと、前記搬送システムで搬送された前記容器を保管する保管エリアを形成するストッカと、前記搬送システムで搬送された前記容器に対して培養操作を行う培養エリアを形成するインキュベータと、前記搬送システムで搬送された前記容器に対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、を備える。
【0008】
また、本開示に係る搬送方法は、上記の搬送システムを用いた搬送方法であって、前記ピン部を前記挿入穴に挿入した状態で前記支持機構部によって前記トレイが支持して持ち上げられるステップと、前記トレイを支持して持ち上げた状態で、前記トレイが移動されるステップとを有する。
【0009】
また、本開示に係る支持機構部は、細胞培養に使用される容器が載置可能なトレイを鉛直方向の下方から持ち上げ状態で支持可能な支持機構部であって、前記鉛直方向に対して直交する第一方向に真っすぐ延びて前記トレイを前記鉛直方向の下方から支持可能な支持面を有し、前記第一方向に対して直交する第二方向に互いに離れて配置された一対の支持部と、一対の前記支持部に固定され、前記支持面から前記鉛直方向の上方に突出する少なくとも三つのピン部と、一対の前記支持部に接続されて、一対の前記支持部の姿勢を変化させる駆動部と、を備え、前記トレイは、前記ピン部が挿入可能であって前記鉛直方向に延びる内径が一定の挿入穴が形成されたトレイ被支持部を有し、前記ピン部は、前記鉛直方向の上方に向かうにしたがって、次第に縮径するテーパピンである。
【0010】
また、本開示に係るトレイは、細胞培養に使用される容器が載置可能とされ、鉛直方向の下方から持ち上げた状態で支持機構部に支持可能なトレイであって、前記支持機構部は、前記鉛直方向に対して直交する第一方向に真っすぐ延びて前記トレイを前記鉛直方向の下方から支持可能な支持面を有し、前記第一方向に対して直交する第二方向に互いに離れて配置された一対の支持部と、一対の前記支持部に固定され、前記支持面から前記鉛直方向の上方に突出する少なくとも三つのピン部と、一対の前記支持部に接続されて、一対の前記支持部の姿勢を変化させる駆動部と、を備え、前記ピン部は、前記鉛直方向の上方に向かうにしたがって、次第に縮径するテーパピンであり、前記ピン部が挿入可能であって前記鉛直方向に延びる内径が一定の挿入穴が形成されたトレイ被支持部を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本バイリーン株式会社
細胞用支持基材
4日前
オンキヨー株式会社
浸漬酒の製造方法、及び、浸漬酒
4日前
池田食研株式会社
抗疲労用組成物
4日前
ZACROS株式会社
排気ユニット、及び培養装置
6日前
日新蜂蜜株式会社
蜂蜜のアルコール発酵物の製造方法
今日
学校法人藤田学園
幹細胞付着用シート
4日前
花王株式会社
リパーゼの安定性向上方法
11日前
JSR株式会社
三次元構造体の製造方法
4日前
住友ベークライト株式会社
デバイス及びその製造方法
7日前
株式会社ジャパンディスプレイ
検出装置
7日前
株式会社東芝
脂質粒子の品質評価方法
6日前
東洋鋼鈑株式会社
遺伝子変異を検出する方法
4日前
株式会社東芝
標的細胞作製方法及びシステム
6日前
サントリーホールディングス株式会社
アルコール飲料
今日
サントリーホールディングス株式会社
アルコール飲料
4日前
サントリーホールディングス株式会社
アルコール飲料
今日
学校法人藤田学園
TALエフェクターヌクレアーゼ対およびその利用
今日
オムロン株式会社
培地監視装置、培地監視方法、及びプログラム
4日前
キヤノンメディカルダイアグノスティックス株式会社
無機リンの測定方法
今日
三菱重工業株式会社
保管ユニット、保管装置、細胞培養システム
4日前
株式会社 GEEKSTILL
特定の土地の香を含むスピリッツの製造方法およびスピリッツ
3日前
東洋鋼鈑株式会社
遺伝子変異評価用キット
4日前
日本プラスト株式会社
ウレタンの分解方法、吸水材の製造方法、および吸音材の製造方法
4日前
花王株式会社
改変5’非翻訳領域及びそれを用いた目的物質の製造方法
11日前
三菱重工業株式会社
搬送システム、細胞培養システム、及び搬送方法
今日
国立大学法人神戸大学
高効率な酵母遺伝子系
今日
横河電機株式会社
フィルター吸引ホルダー、核酸抽出システム、及び核酸抽出方法
4日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
11日前
アサヒビール株式会社
発酵麦芽飲料の製造方法
4日前
Craif株式会社
マイクロRNAを含む体液抽出物
6日前
三菱重工業株式会社
ワーク保管システム、ワーク保管装置、ワーク、細胞培養システム
4日前
三菱重工業株式会社
搬送システム、細胞培養システム、搬送方法、支持機構部、及びトレイ
今日
日機装株式会社
細胞培養装置
5日前
ビオンテック・ソシエタス・エウロパエア
SARS-COV-2免疫原性組成物
6日前
国立大学法人大阪大学
前立腺がんを検査する方法
11日前
エスエヌエフ・グループ
アクリルアミド合成の反応モニタリングのためのヘッドスペース/ガスクロマトグラフィー
7日前
続きを見る
他の特許を見る