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公開番号
2025101498
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218383
出願日
2023-12-25
発明の名称
画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20250630BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】予め定められた領域に応じて供給する現像剤の濃度を変える制御を採用する場合に比べ、制御の負担の増大を抑制する。
【解決手段】現像剤で現像した像を表面21aに一方向に並んで保持し一方向に移動可能な像保持体21と、像保持体21の像を記録媒体に転写する転写部材と、を備える画像形成装置であって、像保持体21の表面21aを一方向Aと交差する方向Bに沿って複数の領域に分割した場合の領域である分割領域521~525ごとに、表面21aの像の画像密度を示す情報を基に導いた値を取得し、導いた値が予め定められている値を下回った場合、表面21aにおいて記録媒体に転写される像51、52同士の間の領域であって該当する分割領域521~525における像の部分に先行する領域である中間領域611~615に現像剤を供給する、画像形成装置である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
現像剤で現像した像を表面に一方向に並んで保持し当該一方向に移動可能な像保持体と、当該像保持体の当該像を記録媒体に転写する転写部材と、を備える画像形成装置であって、
前記像保持体の前記表面を前記一方向と交差する方向に沿って複数の領域に分割した場合の当該領域である分割領域ごとに、当該表面の像の画像密度を示す情報を基に導いた値を取得し、
前記導いた値が予め定められている値を下回った場合、前記表面において記録媒体に転写される像同士の間の領域であって該当する分割領域における像の部分に先行する領域である中間領域に現像剤を供給する、
画像形成装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記中間領域は、現像剤が供給されない領域を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記現像剤が保持されない領域は、前記転写部材が前記記録媒体の一部を把持する把持部を持つ場合の当該把持部に対応する領域である、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記把持部に対応する領域は、前記交差する方向の長さが前記把持部の寸法よりも大きい、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記把持部に対応する領域は、当該把持部を収容する溝部であって前記一方向における当該把持部が位置しない部分を含まない、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記転写部材が前記記録媒体の一部を把持する把持部を持つ場合、当該把持部に対応する領域に供給される現像剤は、2色以上の現像剤を重ねたものではない、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記把持部に対応する領域に供給される現像剤は、前記画像形成装置が有する複数の現像剤を色分けしたものである、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記把持部に対応する領域に供給される現像剤は、前記画像形成装置が有する複数の現像剤のうちいずれか一つの現像剤である、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記中間領域は、前記把持部に対応する領域と、当該把持部に対応する領域に対して前記一方向にずれて位置する別の領域と、を含む、
ことを特徴とする請求項3又は6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記中間領域に現像剤を供給する場合、前記像保持体の前記表面の前記一方向と交差する方向の全域に亘る領域に現像剤を供給する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 4,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、幅方向に像担持体を複数に分割する分割領域の各分割領域上に形成される画像の平均画像密度を算出し、インターイメージ領域の通過時に各分割領域の平均画像密度と基準値との差に応じて各分割領域に供給する研磨性粒子の量を調整することによって、縦筋状の濃度ムラを防止し、高品質な画像の長期安定化を実現する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-271168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、現像剤で現像した像を表面に一方向に並んで保持し一方向に移動可能な像保持体と像保持体の像を記録媒体に転写する転写部材とを備える画像形成装置において、像保持体での清掃性能を維持するために、記録媒体への転写が行われない現像剤を像保持体の表面に供給する場合、予め定められた領域に応じて供給する現像剤の濃度を変える制御を採用すると、制御の負担が増大するおそれがある。
本発明の目的は、予め定められた領域に応じて供給する現像剤の濃度を変える制御を採用する場合に比べ、制御の負担の増大を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、現像剤で現像した像を表面に一方向に並んで保持し当該一方向に移動可能な像保持体と、当該像保持体の当該像を記録媒体に転写する転写部材と、を備える画像形成装置であって、前記像保持体の前記表面を前記一方向と交差する方向に沿って複数の領域に分割した場合の当該領域である分割領域ごとに、当該表面の像の画像密度を示す情報を基に導いた値を取得し、前記導いた値が予め定められている値を下回った場合、前記表面において記録媒体に転写される像同士の間の領域であって該当する分割領域における像の部分に先行する領域である中間領域に現像剤を供給する、画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記中間領域は、現像剤が供給されない領域を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記現像剤が保持されない領域は、前記転写部材が前記記録媒体の一部を把持する把持部を持つ場合の当該把持部に対応する領域である、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記把持部に対応する領域は、前記交差する方向の長さが前記把持部の寸法よりも大きい、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記把持部に対応する領域は、当該把持部を収容する溝部であって前記一方向における当該把持部が位置しない部分を含まない、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記転写部材が前記記録媒体の一部を把持する把持部を持つ場合、当該把持部に対応する領域に供給される現像剤は、2色以上の現像剤を重ねたものではない、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記把持部に対応する領域に供給される現像剤は、前記画像形成装置が有する複数の現像剤を色分けしたものである、ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記把持部に対応する領域に供給される現像剤は、前記画像形成装置が有する複数の現像剤のうちいずれか一つの現像剤である、ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記中間領域は、前記把持部に対応する領域と、当該把持部に対応する領域に対して前記一方向にずれて位置する別の領域と、を含む、ことを特徴とする請求項3又は6に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記中間領域に現像剤を供給する場合、前記像保持体の前記表面の前記一方向と交差する方向の全域に亘る領域に現像剤を供給する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記全域に亘る領域は、前記中間領域に対して前記一方向の上流側に位置する、ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、前記中間領域の前記一方向に関する長さは、前記全域に亘る領域よりも長い、ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置である。
請求項13に記載の発明は、前記分割領域は、前記像保持体の前記交差する方向において、記録媒体の幅寸法の中心の位置を基に設定される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、予め定められた領域に応じて供給する現像剤の濃度を変える制御を採用する場合に比べ、制御の負担の増大を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、中間領域は、現像剤が供給されない領域を含む構成を備えない場合に比べて、画像形成装置が備える機能を保持することができる。
請求項3の発明によれば、現像剤が保持されない領域は、転写部材が記録媒体の一部を把持する把持部を持つ場合の把持部に対応する領域である構成を備えない場合に比べて、把持部への現像剤汚れを防止することができる。
請求項4の発明によれば、把持部に対応する領域は、交差する方向の長さが把持部の寸法よりも大きいという構成を備えない場合に比べて、像保持体の斜行に対応することができる。
請求項5の発明によれば、把持部に対応する領域は、把持部を収容する溝部であって一方向における把持部が位置しない部分を含まないという構成を備えない場合に比べて、像保持体の清掃性能の維持に対応可能な導いた値の下限値を下げることができる。
請求項6の発明によれば、転写部材が記録媒体の一部を把持する把持部を持つ場合、把持部に対応する領域に供給される現像剤は、2色以上の現像剤を重ねたものではないという構成を備えない場合に比べて、像保持体の清掃性能の維持に対応可能な導いた値の下限値を下げることができる。
請求項7の発明によれば、把持部に対応する領域に供給される現像剤は、画像形成装置が有する複数の現像剤を色分けしたものであるという構成を備えない場合に比べて、画像形成装置が備える現像剤の消費量の偏りを抑制することができる。
請求項8の発明によれば、把持部に対応する領域に供給される現像剤は、画像形成装置が有する複数の現像剤のうちいずれか一つの現像剤である構成を備えない場合に比べて、制御の容易化を図ることができる。
請求項9の発明によれば、中間領域は、把持部に対応する領域と、把持部に対応する領域に対して一方向にずれて位置する別の領域と、を含む構成を備えない場合に比べて、像保持体の清掃性能の維持に対応可能な導いた値の下限値を下げることができる。
請求項10の発明によれば、中間領域に現像剤を供給する場合、像保持体の表面の一方向と交差する方向の全域に亘る領域に現像剤を供給する構成を備えない場合に比べて、像保持体の清掃性能の維持に対応可能な導いた値の下限値を下げることができる。
請求項11の発明によれば、全域に亘る領域は、中間領域に対して一方向の上流側に位置する構成を備えない場合に比べて、像保持体の清掃性能の維持に対応可能な導いた値の下限値を下げることができる。
請求項12の発明によれば、中間領域の一方向に関する長さは、全域に亘る領域よりも長い構成を備えない場合に比べて、像保持体の清掃性能の維持に対応可能な導いた値の下限値を下げることができる。
請求項13の発明によれば、分割領域は、像保持体の交差する方向において、記録媒体の幅寸法の中心の位置を基に設定される構成を備えない場合に比べて、記録媒体の端部分に現像剤を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施の形態が適用される画像形成装置を示す図である。
本実施の形態が適用される転写胴の構成を示す斜視図である。
本実施の形態に係る定着部の構成の一部を示す斜視図である。
本実施の形態に係るグリッパを示す斜視図である。
第1の実施の形態に係る中間転写ベルトにおける二次転写位置の上流側における表面を示す図である。
第1の実施の形態における機能構成を説明するブロック図である。
領域の対応領域へのトナー供給制御が行われる場合の処理手順を示すフローチャートである。
領域の対応領域に描画されるバンド例を説明する図であり、(a)、(b)、(c)の各々は、図7に示すフローチャートによる結果を示す。
第2の実施の形態に係る中間転写ベルトにおける二次転写位置の上流側における表面を示す図である。
領域へのトナー供給制御が行われる場合の処理手順を示すフローチャートである。
領域の対応領域及び領域のバンド例を説明する図であり、(a)、(b)、(c)、(d)の各々は、図7及び図10に示すフローチャートによる結果を示す。
転写胴の凹部と凹部に収容されているグリッパとの関係を示す転写胴の断面図である。
第3の実施の形態に係る中間転写ベルトにおける二次転写位置の上流側における表面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1を示す図である。図2は、本実施の形態が適用される転写胴26の構成を示す斜視図である。図3は、本実施の形態に係る定着部30の構成の一部を示す斜視図である。図4は、本実施の形態に係るグリッパ45を示す斜視図である。なお、例えば図1に示す矢印Hは鉛直方向であって装置上下方向を示し、矢印Wは、水平方向であって装置幅方向を示し、矢印Dは、装置前後方向(装置奥行方向)を示す。各部分及び各部分同士の矢印Hの方向(以下、方向Hという)、矢印Wの方向(以下、方向Wという)、および矢印Dの方向(以下、方向Dという)の寸法比は、実際の寸法比と異なる場合がある。
【0009】
図1に示す画像形成装置1は、記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置の一例である。画像形成装置1は、例えば、記録媒体Pにトナー像を形成する電子写真式の画像形成装置が例示される。トナー像は、現像剤で現像した像の一例である。
【0010】
画像形成装置1は、未定着像の一例であるトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10が形成したトナー像を記録媒体Pに転写する転写部20と、記録媒体Pに転写されたトナー像を定着させる定着部30と、記録媒体Pを搬送する搬送部40と、画像形成装置1の各部を制御する制御部100とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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