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公開番号
2025101453
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218308
出願日
2023-12-25
発明の名称
アクリル酸系重合体水溶液の製造方法
出願人
東亞合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
C08F
6/08 20060101AFI20250630BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】製造過程において金属元素を使用せずに透明な重合体水溶液を作製することができるアクリル酸系重合体水溶液の製造方法を提供する。
【解決手段】アクリル酸系重合体水溶液の製造方法においては、アクリル酸を含む1種類以上の単量体が過酸化ベンゾイルの存在下で重合してなるアクリル酸系重合体と、水とを含む重合体水溶液を作製する。その後、重合体水溶液をpH2.3以下の水中において正のゼータ電位を示す吸着材と接触させることにより、過酸化ベンゾイルの分解生成物を吸着材に吸着させるとともに、重合体水溶液から分解生成物を除去する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリル酸を含む1種類以上の単量体が過酸化ベンゾイルの存在下で重合してなるアクリル酸系重合体と、水とを含む重合体水溶液を作製し、
前記重合体水溶液をpH2.3以下の水中において正のゼータ電位を示す吸着材と接触させることにより、過酸化ベンゾイルの分解生成物を前記吸着材に吸着させるとともに、前記重合体水溶液から前記分解生成物を除去する、アクリル酸系重合体水溶液の製造方法。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記吸着材に酸化ケイ素が含まれている、請求項1に記載のアクリル酸系重合体水溶液の製造方法。
【請求項3】
前記吸着材が珪藻土またはパーライトである、請求項2に記載のアクリル酸系重合体水溶液の製造方法。
【請求項4】
前記重合体水溶液と前記吸着材とを混合して前記分解生成物を前記吸着材に吸着させた後、前記重合体水溶液をろ過することにより前記分解生成物を前記吸着材とともに前記重合体水溶液から除去する、請求項1~3のいずれか1項に記載のアクリル酸系重合体水溶液の製造方法。
【請求項5】
前記吸着材を含むフィルターを用いて前記重合体水溶液をろ過することにより、前記分解生成物を前記フィルターに吸着させて前記重合体水溶液から除去する、請求項1~3のいずれか1項に記載のアクリル酸系重合体水溶液の製造方法。
【請求項6】
前記重合体の合成において、100質量部の前記単量体に対して0.2質量部以上4.0質量部以下の前記過酸化ベンゾイルを用いる、請求項1~3のいずれか1項に記載のアクリル酸系重合体水溶液の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクリル酸系重合体水溶液の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリル酸系重合体と水とを含むアクリル酸系重合体水溶液は、優れた分散性を有するという特性を活かし、種々の分野に利用されている。前記重合体水溶液は、例えば電子材料分野において、重合体水溶液に微粒子を分散させることにより分散安定性の高い分散液を作製する、あるいは材料表面への異物の付着を防止する等の用途に用いられている。
【0003】
アクリル酸系重合体は、アクリル酸を含む単量体を重合開始剤の存在下で重合させることにより得られる。重合開始剤としては、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム及び過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩や、アゾ化合物、有機過酸化物などが使用されることが多い(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-201221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、電子部品の微細化が進んでおり、これに伴って、重合体水溶液にも、金属元素やリン、ハロゲンなどの電子部品の品質に悪影響を及ぼす不純物の含有量を低減することが求められている。また、重合体水溶液中の不純物によって重合体水溶液が濁っていると精密ろ過の妨げとなるおそれがあるため、重合体水溶液が透明であることが求められている。
【0006】
しかしながら、重合開始剤として過硫酸塩を使用する場合には、過硫酸塩自体に金属元素が含まれていることがある。また、過硫酸塩自体に金属元素が含まれていない場合であっても、過硫酸塩中に不純物として微量の金属元素が含まれていることがある。そのため、この場合には、重合体水溶液中の金属元素の含有量が多くなりやすいという問題がある。
【0007】
また、重合開始剤としてアゾ化合物を使用する場合には、アゾ化合物の分解生成物が重合体水溶液中に懸濁しやすく、透明な重合体水溶液を得ることが難しいという問題がある。さらに、重合開始剤として有機過酸化物を使用する場合には、有機過酸化物の分解を促進するために鉄イオン等の金属元素を含む触媒が必要となることがある。また、触媒が不要な場合であっても、有機過酸化物の分解生成物が重合体水溶液中に懸濁しやすい。
【0008】
このように、従来のアクリル酸系重合体水溶液の製造方法では、金属元素の含有量が少なく、かつ透明な重合体水溶液を得ることが難しいという問題があった。
【0009】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、製造過程において金属元素を使用せずに透明な重合体水溶液を作製することができるアクリル酸系重合体水溶液の製造方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、以下の〔1〕~〔6〕に係る重合体水溶液の製造方法にある。
(【0011】以降は省略されています)
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