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公開番号2025101207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217876
出願日2023-12-25
発明の名称マイクロ流体紙基板分析デバイス用シート及び分析デバイス
出願人東洋濾紙株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類G01N 31/22 20060101AFI20250630BHJP(測定;試験)
要約【課題】マイクロ流体紙基板分析デバイスの分析精度を向上することができるマイクロ流体紙基板分析デバイス用シート及び分析デバイスを提供する。
【解決手段】紙基材上に液体分析用の流路が設けられたマイクロ流体紙基板分析デバイスを載置可能なデバイス配置部を備え、前記デバイス配置部は、複数の凸部を有することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
紙基材上に液体分析用の流路が設けられたマイクロ流体紙基板分析デバイスを載置可能なデバイス配置部を備え、
前記デバイス配置部は、複数の凸部を有する
ことを特徴とするマイクロ流体紙基板分析デバイス用シート。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記デバイス配置部は、該デバイス配置部全体に所定の間隔で前記複数の凸部が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ流体紙基板分析デバイス用シート。
【請求項3】
互いに隣接する前記凸部の中心間距離は、10mm以下である
ことを特徴とする請求項2に記載のマイクロ流体紙基板分析デバイス用シート。
【請求項4】
前記凸部の高さは、0.12mm以上である
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のマイクロ流体紙基板分析デバイス用シート。
【請求項5】
紙基材上に液体分析用の流路が設けられたマイクロ流体紙基板分析デバイスと、
前記マイクロ流体紙基板分析デバイスを載置可能なデバイス配置部を含む台紙と
を備え、
前記デバイス配置部は、複数の凸部を有する
ことを特徴とする分析デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロ流体紙基板分析デバイス用シート及び分析デバイスに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紙基材と、紙基材上にコーティングされた特定の構造を有する疎水性のシランカップリング剤と、この疎水性シランカップリング剤がコーティングされた領域内にコーティングされた、特定の構造を有する親水性のシランカップリング剤から形成された所望の形状の流路とを備える紙基材デバイスが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-50912号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の紙基材デバイス等は、一般的にマイクロ流体紙基板分析デバイス(μPADs:microfluidic Paper-based Analytical Devices)と呼ばれ、紙上で流路を用いて分析や化学反応等を行うデバイスであり、例えば、流路内に分析対象の液体と呈色反応を示す試薬を添着させておくことにより、呈色反応を用いて一又は複数の分析対象成分の濃度等を判定することができる。
【0005】
マイクロ流体紙基板分析デバイスは、該紙基材デバイスの表面に形成された疎水化されていない流路に液体を滴下するが、流路は、紙基材デバイスの裏面にも疎水化されていないため、流路の裏面から液体の滲み出すことがある。そのため、例えば、机等の上にマイクロ流体紙基板分析デバイスを載置して使用すると、試薬と反応した液体が流路の裏面から滲み出して机等の載置面を伝って別の試薬が添着されている流路に浸入し、その別の試薬と反応した液体と混ざってしまい、正確な分析が困難になるという問題がある。
【0006】
流路の裏面からの滲み出しを防ぐ方法としては、例えば、流路の裏面を疎水化する方法が考えられるが、疎水化させるための薬品の紙基材への浸み込み具合にばらつきが出るため、
流路の深さのばらつきが大きくなり流速制御が困難となるという問題がある。また、マイクロ流体紙基板分析デバイスの裏面にシールを貼り付けることで疎水化する場合には、シールの粘着剤の成分が流路上の呈色反応に影響して正確な測定が困難となるという問題がある。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、マイクロ流体紙基板分析デバイスの分析精度を向上することができるマイクロ流体紙基板分析デバイス用シート及び分析デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るマイクロ流体紙基板分析デバイス用シートは、紙基材上に液体分析用の流路が設けられたマイクロ流体紙基板分析デバイスを載置可能なデバイス配置部を備え、前記デバイス配置部は、複数の凸部を有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係るマイクロ流体紙基板分析デバイス用シートにおいて、前記デバイス配置部は、該デバイス配置部全体に所定の間隔で前記複数の凸部が設けられてもよい。
【0010】
本発明に係るマイクロ流体紙基板分析デバイス用シートにおいて、互いに隣接する前記凸部の中心間距離は、10mm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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