TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025100558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025045975,2021558733
出願日2025-03-19,2020-03-27
発明の名称閉鎖カバーを有するミキサ
出願人マシーネンファブリック グスタフ アイリヒ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト
代理人弁理士法人R&C
主分類B01F 35/45 20220101AFI20250626BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】本発明の課題は、排出用開口部を容易に開閉することができ、閉鎖カバーの駆動部が汚れるリスクが著しく少ないミキサを提供することである。
【解決手段】機械台に保持された混合容器であって、前記混合容器の底部における排出口を有する混合容器と、閉鎖カバーであって、前記閉鎖カバーが前記排出口を閉鎖する閉鎖位置と前記閉鎖カバーが前記排出口を閉鎖しない開放位置との間で往復移動可能な閉鎖カバーと、を備えたミキサに関する。排出用開口部を容易に開閉することができ、閉鎖カバーの駆動部が汚れるリスクの著しく少ないミキサを提供するために、閉鎖カバーが、4つの回転ジョイントを備えた4節リンク機構によって機械台に連結されている本発明が提案されており、4節リンク機構の第1の回転ジョイント及び第2の回転ジョイントが、閉鎖カバーに配置され、4節リンク機構の第3の回転ジョイント及び第4の回転ジョイントが、機械台に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
機械台に保持された混合容器であって、前記混合容器の底部における排出口を有する混合容器と、閉鎖カバーであって、前記閉鎖カバーが前記排出口を閉鎖する閉鎖位置と前記閉鎖カバーが前記排出口を閉鎖しない開放位置との間で往復移動可能な閉鎖カバーと、を備えたミキサであって、
前記閉鎖カバーは,4つの回転ジョイントを備えた4節リンク機構を用いて前記機械台に連結され、前記4節リンク機構の第1の回転ジョイント及び第2の回転ジョイントが前記閉鎖カバーに配置され、前記4節リンク機構の第3の回転ジョイント及び第4の回転ジョイントが前記機械台に配置されていることを特徴とする、ミキサ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記4節リンク機構の全てのジョイント軸は、互いに平行に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のミキサ。
【請求項3】
前記4節リンク機構の前記第1のジョイントは、長さcのクランク要素を用いて前記4節リンク機構の前記第4のジョイントと連結され、前記4節リンク機構の前記第2のジョイントは、長さaのレバー要素を用いて前記4節リンク機構の前記第3のジョイントと連結され、前記4節リンク機構の前記第3のジョイントは、長さbの連結要素を用いて前記4節リンク機構の前記第4のジョイントと連結され、
第1のジョイントのジョイント軸と第2のジョイントのジョイント軸とは、互いに間隔gを空けて配置され、
第3のジョイント軸と第4のジョイント軸とを結ぶ直線に垂直な方向における前記第1のジョイント軸と前記第2のジョイント軸との間隔がeとされ、かつ、前記第3のジョイント軸と前記第4のジョイント軸とを結ぶ直線に平行な方向における前記第1のジョイント軸と前記第2のジョイント軸との間隔がdとされており、
好ましくは、a)前記第1のジョイントは、前記第2のジョイントよりも近い位置で、前記排出口が配置されている平面に配置され、かつ/又は、b)前記第4のジョイントは、前記第3のジョイントよりも前記閉鎖カバーに近い位置とされていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のミキサ。
【請求項4】
0.9≦(a+e)/c≦1.1、好ましくは、0.95≦(a+e)/c≦1.05、特に好ましくは、c=a+eとされることを特徴とする、請求項3に記載のミキサ。
【請求項5】
前記閉鎖カバーが、前記連結要素に固定されていることを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載のミキサ。
【請求項6】
前記第2のジョイントのジョイント軸は、シャフトの形式とされており、該シャフトを回転させるための駆動装置が設けられると共に、該シャフトが回転したときに前記レバー要素が前記ジョイントの前記ジョイント軸の回りに回転するように、前記レバー要素は、該シャフトに固定されている、又は、好ましくは、前記第1のジョイントのジョイント軸は、シャフトの形式とされており、該シャフトを回転させるための駆動装置が設けられると共に、該シャフトが回転したときに前記クランク要素が前記ジョイントの前記ジョイント軸の回りに回転するように、前記クランク要素は、該シャフトに固定されている、ことの何れかを特徴とする請求項3から請求項5の何れか1項に記載のミキサ。
【請求項7】
前記連結要素が前記閉鎖カバーに対して実質的に垂直に配置されていることを特徴とする、請求項3から請求項6の何れか1項に記載のミキサ。
【請求項8】
前記第3のジョイント軸と前記第4のジョイント軸との前記間隔bに対する前記連結要素の長さfの比率は、2≦f/b≦10とされていることを特徴とする、請求項3から請求項7の何れか1項に記載のミキサ。
【請求項9】
前記間隔dの前記間隔bに対する比率が、0.75≦d/b≦1.5、とされ、好ましくは、0.85≦d/b≦1.2とされていることを特徴とする、請求項3から請求項8の何れか1項に記載のミキサ。
【請求項10】
前記閉鎖カバーの前記閉鎖位置において、前記クランク要素と前記レバー要素とが互いに実質的に平行に延在していることを特徴とする、請求項3から請求項9の何れか1項に記載のミキサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機械台に保持された混合容器からなるミキサに関するものであり、混合容器はその底部に排出口を有しており、閉鎖カバーであって、閉鎖カバーが排出口を閉鎖する閉鎖位置と閉鎖カバーが排出口を閉鎖しない開放位置との間で往復移動可能な閉鎖カバーが設けられている。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
このような混合装置は知られている。多くの場合、これらは、容器の軸線回りに回転可能な容器を有する。さらに、容器の内部には、通常、回転可能な混合ツールが配置されている。このような配置では、混合ツールは、容器の回転軸に平行に配置されたミキサシャフト回りに回転可能とされ、例えば、混合ブレードがミキサシャフトに固定されていることを特徴とする。
【0003】
このような混合装置は、例えば、特許文献1又は特許文献2から知られている。図1及び図2は、特許文献1から知られているミキサ装置に実質的に対応するミキサ装置を示す。この配置において、図1は、混合容器の平面図を示し、一方、図2は、ミキサ装置に沿った断面図を示す。
【0004】
円筒形の混合容器101は、混合容器内に偏心し、横方向に配置された混合ブレード104を有する中央シャフト103上に配置された、片持ちで取り付けられた混合ツール102と、上方側から片持ちで垂直に取り付けられた固定の壁部/底部スクレーパ105と、を有する。混合ツール102の最下段のブレード面には、容器底部の表面に対して少しの間隔で作動する、垂直方向下向きに突出する底部ブレード106が固定されている。
【0005】
混合容器101の中央部には、排出用開口部107が配置されている。排出用開口部107は、閉鎖カバー108で閉じることができる。図示された実施形態では、閉鎖カバー108は、取り付けフォーク及び取り付けピン109を用いてキャリアアーム110と連結されており、それゆえ、取り付けピン109の傾斜軸回りに回動可能とされている。キャリアアーム110は、回動軸111を用いて回転可能に取り付けられている。図示されていない復帰要素は、外力が作用することなく、閉鎖カバー108がキャリアアーム110に対して所定の位置を取ることを提供する。
【0006】
排出用開口部107が閉じられたとき、すなわち、閉鎖カバー108が排出用開口部107内に配置されたとき、閉鎖カバー108は容器の底面と同一の平面を仕切る。この結果、平坦な底面が形成され、その上を混合される材料が移動する。これによって、閉鎖カバーの上には底部ブレード106が到達しないデッドスペースがないため、混合されるすべての材料の効率的な混合が保証される。
【0007】
閉鎖カバーが容器底面と同じ高さに配置されるという要求は、閉鎖カバーの設計の構成とガイダンスに関して困難性を生じさせる。
【0008】
基本的には、排出用開口部を開くために、閉鎖カバーを直線的に下方側へ移動させる必要がある。しかしながら、容器の底部における排出用開口部の配置によって、混合された材料が閉鎖カバーの全ての端面を流れ、閉鎖カバーの駆動部を汚す可能性がある。さらに、混合される材料の残余堆積物が平坦な閉鎖カバー上に横たわったままとなり、混合される材料の残りの部分と一緒に流れ出ない。しかしながら、閉鎖カバーと排出用開口部との接触面は、実質的に円筒形又は円錐形であるため、閉鎖カバーが、排出用開口部から外側へ向けて回動することは不可能である。
【0009】
交換可能な摩耗性コーティングが施された混合容器及び閉鎖カバーの場合、特に、追加的に真空密閉された混合容器の場合、閉鎖カバー及び排出用開口部の円筒形の接触面が特によく密閉されることが知られている。しかしながら、混合容器の底部の厚さとその上に固定される摩耗性コーティングのために、開放時の閉鎖カバーは、回動運動に移行させる前に、円筒状の接触面に沿って排出用開口部の内側にできるだけ平行な長い距離を移動させなければならない。好ましくは、このような場合、閉鎖カバーの上側は、その上に配置されている混合された材料が完全に流れ去ることを許容するために、排出用開口部の軸線の方向に下向きに回動する。このため、図2に示された閉鎖カバーの駆動部は、軸111回りの回動と、復帰要素と連動した軸109回りの回動の両方を許容する。例えば、特許文献2に示されているような、復帰要素を備えた既知の閉鎖カバーは、製造コストが高く、かつ、容易に洗浄することができない。閉鎖カバーの回転運動のために、閉鎖カバーは、排出用開口部から回動できるように、排出用開口部内に一定のクリアランスを有する必要がある。この結果として形成された隙間のために、排出用開口部が閉鎖されていても、混合される材料の成分が容器から漏れ得る。さらに、再び開口部に配置して確実にシールするために、空にする作業の後には、閉鎖カバーを徹底的に洗浄しなければならない。さらに、混合される材料が、閉鎖カバーの下側にある回動軸109の領域に蓄積され、かつ、回動動作を妨げ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
国際公開第2011/128435号
欧州特許出願公開第1103492号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社近畿理研
吸引・収集装置
9日前
日本バイリーン株式会社
円筒型フィルター
9日前
株式会社Tornada
気泡発生装置
8日前
個人
循環槽用フィルタ及び浄化システム
10日前
株式会社クレハ
流体処理装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
混合ガスの均一化方法
8日前
アクアインテック株式会社
攪拌槽
3日前
東レ株式会社
除害装置、除害方法及び半導体製造方法
10日前
株式会社放電精密加工研究所
混合溶融装置
15日前
東レ株式会社
親水性多孔質フィルムおよび、その製造方法
16日前
DIC株式会社
二酸化炭素吸収材
4日前
日亜化学工業株式会社
流体処理装置
4日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
除湿装置
4日前
リンナイ株式会社
混合装置
16日前
アクアインテック株式会社
固液分離システム
8日前
オルガノ株式会社
液体処理ユニットとその運転方法
15日前
日本バイリーン株式会社
フィルタエレメント、およびその製造方法
2日前
大坪環境エンジニアリング株式会社
二酸化炭素吸着分離装置
9日前
日揮触媒化成株式会社
窒素酸化物の還元触媒の製造方法
1日前
個人
金属管コイルを用いた高効率マイクロ波照射用の精密温度制御装置
1日前
東洋計器株式会社
二酸化炭素処理装置および給湯器システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
CO2の回収方法
11日前
トヨタ自動車株式会社
二酸化炭素回収装置及び二酸化炭素回収方法
9日前
DMG森精機株式会社
クーラント供給装置
3日前
株式会社大林組
二酸化炭素管理システム及び二酸化炭素管理方法
15日前
日東電工株式会社
分離膜
2日前
株式会社村田製作所
微小物体の捕集装置
16日前
国立大学法人広島大学
二酸化炭素分離膜の製造方法及び二酸化炭素分離膜
1日前
東レエンジニアリング株式会社
合成装置
4日前
artience株式会社
二酸化炭素の吸収液、及び、二酸化炭素の分離回収方法
16日前
artience株式会社
二酸化炭素の吸収液、及び、二酸化炭素の分離回収方法
16日前
artience株式会社
二酸化炭素の吸収液、及び、二酸化炭素の分離回収方法
16日前
artience株式会社
二酸化炭素の吸収液、及び、二酸化炭素の分離回収方法
16日前
愛三工業株式会社
気体精製装置及び気体精製方法
1日前
東亞合成株式会社
半導体部品用洗浄剤の製造方法
3日前
住友化学株式会社
メタクリル酸製造用触媒の製造方法
2日前
続きを見る