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公開番号2025100268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024015634,2023579704
出願日2024-02-05,2023-12-21
発明の名称身体温度調整装置、及び身体温度調整被服
出願人株式会社リブレ
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類A41D 13/005 20060101AFI20250626BHJP(衣類)
要約【課題】身体温度調整装置を取り付けた被服をなす生地への傷みを防止するとともに、身体温度調整被服の使い易さの向上を図ることができる身体温度調整装置、及びその身体温度調整装置を装着してなる身体温度調整被服を提供すること。
【解決手段】温調ベスト1の生地に形成された素子挿入孔32に着脱可能であって、ペルチェ素子PEを有し、放熱面61が形成された身体温度調整装置は、本体71と、リング締結具150とから構成され、本体71は、小径部75と大径部200とから構成され、大径部200は、小径部75側であって且つ本体71の軸心線AXを中心に径方向外側に延在した段差面76が形成され、大径部200の側面部72は、段差面76の外周端から放熱面61に向けて形成され、リング締結具150は、段差面76と生地を挟み込むための挟込面154が形成された。
【選択図】図36
特許請求の範囲【請求項1】
被服をなす生地に形成された挿入孔に着脱可能であるとともに、ペルチェ素子を有し、冷却面、または加熱面の反対側に熱交換面が形成された身体温度調整装置において、
前記身体温度調整装置は、前記ペルチェ素子を収容する本体と、前記冷却面、または前記加熱面と反対側の端部側から装着可能な固定部材とから構成され、
前記本体は、
小径部と、大径部とで構成され、
前記小径部の反対側に前記冷却面、または前記加熱面が形成され、
前記小径部は、前記小径部の端面に前記本体外へ空気を流出させるための第1開口が形成され、
前記大径部は、
側面部が形成され、
前記小径部側であって、且つ前記本体の軸心線を中心に径方向外側に延在した段差面が形成され、
前記側面部は、
前記側面部の端面に前記本体内へ空気を流入させるための第2開口が形成され、
前記段差面の外周端から前記冷却面、または前記加熱面に向けて形成され、
前記固定部材は、前記段差面と前記生地を挟み込むための挟込面が形成された身体温度調整装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の身体温度調整装置において、
前記固定部材は、前記固定部材の外側に張り出した環状のフランジを有する身体温度調整装置。
【請求項3】
請求項1に記載の身体温度調整装置において、
前記熱交換面は、冷却フィンを有し、
前記身体温度調整装置に、前記本体内にある空気を前記第1開口から流出させるために風を送るファンを備え、
前記本体は、
前記本体内に前記熱交換面を収容し、
前記熱交換面の周辺に、前記第2開口から流入した空気を前記ファンの回転に伴って前記冷却フィンに向けて導くための導流部材が形成された身体温度調整装置。
【請求項4】
請求項3に記載の身体温度調整装置において、
前記導流部材は、前記熱交換面に向かって円弧状に延びる身体温度調整装置。
【請求項5】
請求項4に記載の身体温度調整装置において、
前記導流部材は、前記第2開口から流入された空気が前記熱交換面の周辺に留まること規制する身体温度調整装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の身体温度調整装置において、
前記小径部の外周面において、一方端と他方端との間を、前記小径部の外周面に沿って円弧状に延設された複数のガイドレールを備え、
前記固定部材は、前記複数のガイドレールと連結可能な複数の突起を有し、
前記複数のガイドレールのそれぞれには、前記突起の移動動作を規制する複数の規制部が、前記一方端と前記他方端とを繋ぐ摺動面に、断続的に設けられ、
前記複数の規制部には、第1規制部と、前記第1規制部よりも前記他方端側に設けられた第2規制部とがあり、
前記複数のガイドレールの間に前記本体の軸心方向に延設された複数の間隙を設け、
前記身体温度調整装置の前記生地への装着は、
前記複数の突起を構成する各々の突起を前記複数の間隙を構成する各々の間隙に対して前記本体の軸心方向に進入させて、前記本体と前記固定部材で前記生地を挟み、
前記本体と前記固定部材とを相対的に回転させて、前記本体と前記固定部材で前記生地を挟んだ状態で、前記複数の突起を構成する各々の突起が前記第1規制部、または前記第2規制部に係合することで行われる身体温度調整装置。
【請求項7】
請求項6に記載の身体温度調整装置において、
前記複数のガイドレールはそれぞれ、前記一方端と前記他方端との間で、前記本体の軸心方向に高低差を付けた傾斜態様で形成されている身体温度調整装置。
【請求項8】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の前記身体温度調整装置を、前記被服に着脱可能に装着してなる身体温度調整被服。
【請求項9】
請求項6に記載の前記身体温度調整装置を、前記被服に着脱可能に装着してなる身体温度調整被服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、上着、ベスト、ズボン等、身にまとう被服に身体温度調整装置を装着した身体温度調整被服を対象とした身体温度調整装置の被服取付構造、及びその構造で構成した身体温度調整被服に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
人にとって不快な猛暑日は近年、年間を通じて数多くあり、このような猛暑日には、熱中症の防止策として、小まめな水分補給をはじめ、適度な冷房装置の使用が、奨励されている。しかしながら、冷房装置の設備がない、または冷房の効きが十分でない等の理由により、猛暑下の屋外で働く作業者や、屋内の蒸し暑い環境下で働く作業者、炎天下でレクリエーションやスポーツ、観戦等を行っている人は、冷房装置で涼を取ることはできない。そこで、避暑を求める人向けに、身体温度調整ユニットを有した身体温度調整被服が近年、数多く開発されている。特許文献1には、その身体温度調整被服の一例である冷却被服が、開示されている。
【0003】
特許文献1には、ペルチェ素子を有し、ペルチェ素子により冷却された伝熱板と、ペルチェ素子の他方の面に発生した熱を放熱する放熱板とを備えるペルチェ素子ユニットをそのペルチェ素子ユニットが挿入される挿入孔を介して取り付けられた冷却被服が開示されている。
【0004】
特許文献1には、ペルチェ素子ユニットを構成するペルチェ素子取付部の外周端部から径方向に円環板形状に張り出されたフランジとリング体の円環片で挿入孔の内周縁を挟み込んだ状態でペルチェ素子ユニットを冷却被服に取り付けられることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7365067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような技術には、以下の問題がある。
第1の問題は、特許文献1のようなフランジとリング体の円環片とは薄い板形状となっているため、冷却被服(身体温度調整被服)の生地が引っ張られると、ペルチェ素子取付部のフランジの摩擦によって、挟み込んだ生地が傷んでしまうことである。第2の問題は、着用者がペルチェ素子ユニット(身体温度調整装置)を落としてしまい、ペルチェ素子取付部のフランジが破損すると、ペルチェ素子ユニットを冷却被服に取り付け難くなるため、作業者にとって使い勝手が悪いことである。
【0007】
本開示は、上記問題点を解決するためになされたものであり、身体温度調整装置を取り付けた被服をなす生地への傷みを防止するとともに、身体温度調整被服の使い易さの向上を図ることができる身体温度調整装置、及びその身体温度調整装置を装着してなる身体温度調整被服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本開示の一態様における被服をなす生地に形成された挿入孔に着脱可能であるとともに、ペルチェ素子を有し、冷却面、または加熱面の反対側に熱交換面が形成された身体温度調整装置において、前記身体温度調整装置は、前記ペルチェ素子を収容する本体と、前記冷却面、または前記加熱面と反対側の端部側から装着可能な固定部材とから構成され、前記本体は、小径部と、大径部とで構成され、前記小径部の反対側に前記冷却面、または前記加熱面が形成され、前記小径部は、前記小径部の端面に前記本体外へ空気を流出させるための第1開口が形成され、前記大径部は、側面部が形成され、前記小径部側であって、且つ前記本体の軸心線を中心に径方向外側に延在した段差面が形成され、前記側面部は、前記側面部の端面に前記本体内へ空気を流入させるための第2開口が形成され、前記段差面の外周端から前記冷却面、または前記加熱面に向けて形成され、前記固定部材は、前記段差面と前記生地を挟み込むための挟込面が形成された。
【0009】
この態様によれば、身体温度調整装置では、被服をなす生地に形成された挿入孔に着脱可能であるとともに、ペルチェ素子を有し、冷却面、または加熱面の反対側に熱交換面が形成されている。その身体温度調整装置は、ペルチェ素子を収容する本体と、冷却面、または加熱面と反対側の端部側から装着可能な固定部材とから構成されている。本体の小径部の反対側に形成されている冷却面、または加熱面によって着用者の身体を冷やしたり、または温めたりする。本体の大径部は、小径部側であって、且つ本体の軸心線を中心に径方向外側に延在された段差面が形成されている。その大径部に形成された側面部は、本体内へ空気を流入させるための第2開口が形成され、且つ段差面の外周端から冷却面、または加熱面に向けて形成されている。固定部材はその段差面と被服をなす生地を挟み込むための挟込面が形成されている。これにより、身体温度調整装置の段差面と固定部材の挟込面とで被服をなす生地を挟み込んだとしても、本体の剛性が高いため、段差面によって挟み込んだ生地が傷んでしまうことを防止することができる。さらに、本体部の段差面と固定部材の挟込面とで被服をなす生地を挟み込むことで、被服をなす生地に身体温度調整装置を取り付けることができる。これにより、人が、身体温度調整装置を落としても、特許文献1に開示されているペルチェ素子取付部のフランジが破損して、ペルチェ素子ユニットが冷却被服に取り付けできないといった状況を回避することができる。したがって、身体温度調整装置を取り付けた被服をなす生地が傷んでしまうことを防止するとともに、身体温度調整被服の使い易さの向上を図ることができる身体温度調整装置、及びその身体温度調整装置を装着してなる身体温度調整被服を提供できる。
【0010】
なお、本開示に係る被服とは、(a)ジャケット、ジャンパー、スーツ、ベスト等に挙げられる上着類、(b)パンツ、ズボン等に挙げられ下着類、(c)靴下、フットウォーマ等に挙げられる足や脚部に着用するソックス類と大別される中、(a)(b)(c)の各概念を含めた概念の総称である。
(【0011】以降は省略されています)

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