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公開番号2025099962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216992
出願日2023-12-22
発明の名称トルクリミッタ及び動力伝達装置
出願人株式会社エクセディ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F16D 7/02 20060101AFI20250626BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】均一に摩擦材に荷重を掛ける。
【解決手段】第1サイドプレートは、環状である。支持プレートは、軸方向において、第1サイドプレートと間隔をあけて配置される。支持プレートは、環状である。各補助プレートは、支持プレートに取り付けられる。各補助プレートは、支持プレートに対して径方向外側に配置される。各補助プレートは、環状に配列されている。皿バネは、軸方向において支持プレートと第1サイドプレートとの間に配置される。第1摩擦材は、軸方向において支持プレートと皿バネとの間に配置される。第1摩擦材は、支持プレート及び補助プレートと隣接する。皿バネの内周縁は、支持プレートの外周縁に対して径方向外側に配置され、補助プレートの外周縁に対して径方向内側に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
環状の第1サイドプレートと、
軸方向において、前記第1サイドプレートと間隔をあけて配置される環状の支持プレートと、
前記支持プレートに取り付けられ、前記支持プレートに対して径方向外側に配置され、環状に配列される複数の補助プレートと、
軸方向において前記支持プレートと前記第1サイドプレートとの間に配置される皿バネと、
軸方向において前記支持プレートと前記皿バネとの間に配置され、前記支持プレート及び前記各補助プレートと隣接する第1摩擦材と、
を備え、
前記皿バネの内周縁は、前記支持プレートの外周縁に対して径方向外側に配置され、前記各補助プレートの外周縁に対して径方向内側に配置される、
トルクリミッタ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記支持プレートは、外周面から径方向内側に延びる複数の係合凹部を有し、
前記各補助プレートは、プレート本体部と、前記プレート本体部から径方向内側に延びて前記係合凹部に係合する係合凸部を有する、
請求項2に記載のトルクリミッタ。
【請求項3】
前記係合凹部及び前記係合凸部は、前記補助プレートの重心と回転軸とを結んだ線に対して傾斜するように延びる、
請求項2に記載のトルクリミッタ。
【請求項4】
前記各補助プレートは、周方向において前記各補助プレートの重心を挟むように配置される少なくとも2つの前記係合凸部を有し、
前記各係合凸部及び前記各係合凹部は、回転軸に向かって延びる、
請求項2に記載のトルクリミッタ。
【請求項5】
前記第1摩擦材は、前記支持プレート及び前記各補助プレートと接する面において、径方向外側に開口する溝部を有し、
前記溝部は、軸方向視において、前記係合凹部と係合凸部との境界と重複する、
請求項2に記載のトルクリミッタ。
【請求項6】
前記第1サイドプレートとの間において、前記支持プレート、前記各補助プレート、前記皿バネ、及び前記第1摩擦材が配置されるように配置される環状の第2サイドプレートと、
軸方向において前記皿バネと前記第1摩擦材との間に配置されるプレッシャプレートと、
軸方向において前記支持プレートと前記第2サイドプレートとの間に配置される第2摩擦材と、
をさらに備える、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項7】
前記第1サイドプレートとの間において、前記支持プレート、前記各補助プレート、前記皿バネ、及び前記第1摩擦材が配置されるように配置される環状の第2サイドプレートと、
軸方向において前記皿バネと前記第1摩擦材との間に配置されるプレッシャプレートと、
軸方向において前記支持プレートと前記第2サイドプレートとの間に配置される第2摩擦材と、
をさらに備え、
前記第1摩擦材は、軸方向に貫通する第1貫通孔を有し、
前記第2摩擦材は、軸方向に貫通する第2貫通孔を有し、
前記支持プレートは、前記第1摩擦材側に突出して前記第1貫通孔に係合する第1突出部と、前記第2摩擦材側に突出して前記第2貫通孔に係合する第2突出部と、周方向において隣り合う一対の前記係合凹部によって画定され前記第1突出部が形成される第1領域と、周方向において隣り合う一対の係合凹部によって画定され前記第2突出部が形成される第2領域と、を有し、
前記第1領域は、前記第1摩擦材側に折り曲げられたものが前記プレッシャプレートと前記第2サイドプレートとによって挟まれることによって直線状に延び、
前記第2領域は、前記第2摩擦材側に折り曲げられたものが前記プレッシャプレートと前記第2サイドプレートとによって挟まれることによって直線状に延びる、
請求項2に記載のトルクリミッタ。
【請求項8】
前記皿バネは、前記支持プレートと同じ板厚である、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載のトルクリミッタと、
前記支持プレートと一体的に回転するように構成される入力回転体、出力回転体、及び前記入力回転体と前記出力回転体とを弾性的に連結する弾性部材、を有するダンパユニットと、
を備える、動力伝達装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トルクリミッタ及び動力伝達装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
過大なトルクの伝達を防止するために、トルクリミッタを有する動力伝達装置が提案されている。例えば、特許文献1に開示された動力伝達装置は、ダンパユニットとトルクリミッタとを備えている。トルクリミッタは、複数のプレートから構成されるクラッチを有しており、このクラッチが滑ることによって過大なトルクの伝達を防止する。トルクリミッタは、摩擦材を支持するための支持プレートと、クラッチを押圧するための皿バネと、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-55616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
低コスト化の観点から、支持プレートと皿バネとを同じ一枚のプレートから取り出すこと、いわゆる共取りすることが好ましい。しかしながら、支持プレート及び皿バネは共に環状であるため、共取りによって支持プレートと皿バネとを一枚のプレートから取り出すと、軸方向視において支持プレートと皿バネとは互いに重複しない。このため、支持プレートと皿バネとの間に配置される摩擦材に均一に荷重を掛けることができない。
【0005】
本発明の課題は、均一に摩擦材に荷重を掛けることのできるトルクリミッタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係るトルクリミッタは、第1サイドプレート、支持プレート、複数の補助プレート、皿バネ、及び第1摩擦材を備える。第1サイドプレートは、環状である。支持プレートは、軸方向において、第1サイドプレートと間隔をあけて配置される。支持プレートは、環状である。各補助プレートは、支持プレートに取り付けられる。各補助プレートは、支持プレートに対して径方向外側に配置される。各補助プレートは、環状に配列される。皿バネは、軸方向において支持プレートと第1サイドプレートとの間に配置される。第1摩擦材は、軸方向において支持プレートと皿バネとの間に配置される。第1摩擦材は、支持プレート及び各補助プレートと隣接する。皿バネの内周縁は、支持プレートの外周縁に対して径方向外側に配置され、各補助プレートの外周縁に対して径方向内側に配置される。
【0007】
この構成によれば、支持プレートに補助プレートが取り付けられているため、皿バネと補助プレートとによって、第1摩擦材を挟み込むことができる。この結果、第1摩擦材に均一に荷重を掛けることができる。
【0008】
第2態様に係るトルクリミッタは、第1態様に係るトルクリミッタにおいて、次のように構成される。支持プレートは、複数の係合凹部を有する。各係合凹部は、支持プレートの外周面から径方向内側に延びる。各補助プレートは、プレート本体部と、係合凸部を有する。係合凸部は、プレート本体部から径方向内側に延びる。係合凸部は、係合凹部に係合する。
【0009】
第3態様に係るトルクリミッタは、第2態様に係るトルクリミッタにおいて、次のように構成される。係合凹部及び係合凸部は、補助プレートの重心と回転軸とを結んだ線に対して傾斜するように延びる。
【0010】
第4態様に係るトルクリミッタは、第2又は第3態様に係るトルクリミッタにおいて、次のように構成される。各補助プレートは、少なくとも2つの係合凸部を有する。各係合凸部は、周方向において補助プレートの重心を挟むように配置される。各係合凸部及び各係合凹部は、回転軸に向かって延びる。
(【0011】以降は省略されています)

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