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公開番号2025099128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215552
出願日2023-12-21
発明の名称光源装置およびプロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250626BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】光利用効率に優れる光源装置を提供する。
【解決手段】本発明の光源装置は、第1光を射出する第1光源と、第1光を第2光に変換する波長変換素子と、第1光源と波長変換素子との間に配置され、第1光を透過して第2光を反射する第1光学部材と、第1光および第2光を反射する第1反射部材と、を備える。第1光学部材と波長変換素子との間に第1空気層が設けられている。波長変換素子は、第第1光学部材および第1空気層を介して第1光が入射する第1面と、第1面と反対側を向く第2面と、第1面および第2面に交差して互いに反対側を向く第3面および第4面と、を有する。第1反射部材は、第1空気層の第3面側の領域に配置されている。波長変換素子の第1面から射出される第2光は、第1空気層を伝播し、第1空気層の第4面側の領域から射出される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1波長帯の第1光を射出する第1光源と、
前記第1光を前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光に変換する波長変換素子と、
前記第1光源と前記波長変換素子との間に配置され、前記第1光を透過して前記第2光を反射する第1光学部材と、
前記第1光および前記第2光を反射する第1反射部材と、
を備え、
前記第1光学部材と前記波長変換素子との間に第1空気層が設けられ、
前記波長変換素子は、前記第1光学部材および前記第1空気層を介して前記第1光が入射する第1面と、前記第1面と反対側を向く第2面と、前記第1面および前記第2面に交差して互いに反対側を向く第3面および第4面と、を有し、
前記第1反射部材は、前記第1空気層の前記第3面側の領域に配置され、
前記波長変換素子の前記第1面から射出される前記第2光は、前記第1空気層を伝播し、前記第1空気層の前記第4面側の領域から射出される、光源装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1光学部材は、前記第1光を透過する第1透光性部材と、前記第1光を透過して前記第2光を反射する第1光学層と、を有し、
前記第1光学層は、前記第1透光性部材の前記波長変換素子と対向する面に配置されている、請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記第1光学部材は、前記第1光および前記第2光を透過する第1透光性部材と、前記第1光を透過して前記第2光を反射する第1光学層と、を有し、
前記第1光学層は、前記第1透光性部材の前記第1光源と対向する面に配置されている、請求項1に記載の光源装置。
【請求項4】
前記第1透光性部材の熱伝導率は、前記波長変換素子の熱伝導率よりも大きい、請求項2に記載の光源装置。
【請求項5】
前記第1透光性部材の熱伝導率は、前記波長変換素子の熱伝導率よりも大きい、請求項3に記載の光源装置。
【請求項6】
前記第1光源と前記波長変換素子との間に配置され、前記第1面における前記第1光の反射を抑制する反射抑制層をさらに備える、請求項1に記載の光源装置。
【請求項7】
前記第1光および前記第2光を反射する第2反射部材をさらに備え、
前記波長変換素子は、前記第1面、前記第2面、前記第3面、および前記第4面のそれぞれに交差して互いに反対側を向く第5面および第6面と、を有し、
前記第2反射部材は、前記第1空気層の前記第5面側の領域および前記第1空気層の前記第6面側の領域に配置されている、請求項1に記載の光源装置。
【請求項8】
前記波長変換素子を支持する支持部材をさらに備え、
前記第2面は、前記支持部材と熱伝達可能に接続されている、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項9】
前記第1光学部材と前記波長変換素子とを覆う筐体をさらに備え、
前記筐体は、前記第1空気層の前記第4面側の領域から射出される前記第2光を外部に取り出す取出口を有し、
前記波長変換素子の前記第4面の法線方向に平面視した状態において、前記取出口は、前記第1空気層および前記波長変換素子に重なっている、請求項8に記載の光源装置。
【請求項10】
前記第2面に対向して配置され、前記第1光を射出する第2光源と、
前記第2光源と前記波長変換素子との間に配置され、前記第1光を透過して前記第2光を反射する第2光学部材と、
をさらに備え、
前記第2光学部材と前記波長変換素子との間に第2空気層が設けられ、
前記第2光源から射出された前記第1光は、前記第2光学部材および前記第2空気層を介して前記波長変換素子の前記第2面に入射し、
前記第1反射部材は、前記第2空気層の前記第3面側の領域に配置され、
前記波長変換素子の前記第2面から射出される前記第2光は、前記第2空気層を伝播し、前記第2空気層の前記第4面側の領域から射出される、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
プロジェクターに用いる光源装置として、発光素子から射出された励起光を蛍光体に照射した際に蛍光体から発せられる蛍光を利用した光源装置が提案されている。下記の特許文献1に、蛍光体を含む平板状の波長変換部材と、励起光を射出する発光ダイオードと、を備える光源装置が開示されている。この光源装置においては、波長変換部材の複数の面のうち、面積が広い入射面から励起光を入射させ、面積が狭い射出面から蛍光を射出させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2006/054203号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の光源装置において、波長変換部材の内部で生成される蛍光は、波長変換部材の表面と空気層との界面で全反射することによって波長変換部材の内部を伝播し、射出面から射出される。ところが、蛍光のうち、波長変換部材と空気層との界面に臨界角未満で入射する成分は、界面で全反射しないため、射出面に到達する前に界面から外部に漏れる。そのため、蛍光の利用効率が低下する、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光源装置は、第1波長帯の第1光を射出する第1光源と、前記第1光を前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光に変換する波長変換素子と、前記第1光源と前記波長変換素子との間に配置され、前記第1光を透過して前記第2光を反射する第1光学部材と、前記第1光および前記第2光を反射する第1反射部材と、を備える。前記第1光学部材と前記波長変換素子との間に第1空気層が設けられている。前記波長変換素子は、前記第1光学部材を透過する前記第1光が前記第1空気層を介して入射する第1面と、前記第1面と反対側を向く第2面と、前記第1面および前記第2面に交差して互いに反対側を向く第3面および第4面と、を有する。前記第1反射部材は、前記第1空気層の前記第3面側の領域に配置されている。前記波長変換素子の前記第1面から射出される前記第2光は、前記第1空気層を伝播し、前記第1空気層の前記第4面側の領域から射出される。
【0006】
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
第1実施形態の光源装置の斜視図である。
図2のIII-III線に沿う光源装置の断面図である。
図2のIV-IV線に沿う光源装置の断面図である。
本実施形態の光源装置の作用および効果を説明するための模式図である。
第2実施形態の光源装置の断面図である。
第3実施形態の光源装置の斜視図である。
図7のVIII-VIII線に沿う光源装置の断面図である。
図7のIX-IX線に沿う光源装置の断面図である。
第4実施形態の光源装置の斜視図である。
図10のXI-XI線に沿う光源装置の断面図である。
図10のXII-XII線に沿う光源装置の断面図である。
第5実施形態の光源装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光変調装置として液晶パネルを用いたプロジェクターの一例である。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
【0009】
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、被投射面であるスクリーンSCR上にカラー画像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの各色光に対応した3つの光変調装置を備える。
【0010】
プロジェクター1は、第1照明装置20と、第2照明装置21と、色分離光学系3と、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、光合成素子5と、投射光学装置6と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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