特許ウォッチ

公開番号2025098940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024194134
出願日2024-11-06
発明の名称表示装置
出願人エルジーディスプレイカンパニーリミテッド
代理人園田・小林弁理士法人
主分類G09F 9/30 20060101AFI20250625BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【解決手段】本明細書の一実施例に係る表示装置は、表示領域、表示領域内に配置され、貫通ホールを含む光学領域、及び表示領域を囲む非表示領域を含む基板、基板上に配置される複数の絶縁層、複数の絶縁層上に配置される少なくとも一つのダム、及び複数の絶縁層上に配置され、少なくとも一つのダムより貫通ホールに近く配置される少なくとも一つの連結防止部を含み、光学領域で少なくとも一つの連結防止部と重畳する複数の絶縁層のうち一部に第1トレンチが配置される。
【効果】光学領域で外部干渉から発生したクラックが伝播されることを防止することができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
表示領域、前記表示領域内に配置され、貫通ホールを含む光学領域、及び前記表示領域を囲む非表示領域を含む基板、
前記基板上に配置される複数の絶縁層、
前記複数の絶縁層上に配置される少なくとも一つのダム、及び
前記複数の絶縁層上に配置され、前記少なくとも一つのダムよりも前記貫通ホールの近くに配置される少なくとも一つの連結防止部を含み、
前記光学領域で前記少なくとも一つの連結防止部と重畳する前記複数の絶縁層のうち一部に第１トレンチが配置される、表示装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記複数の絶縁層は、前記基板上に配置された第１バッファ層、第１ゲート絶縁層、第１層間絶縁層、第２バッファ層、第２ゲート絶縁層及び第２層間絶縁層のうち少なくとも一つを含み、
前記第１トレンチは、前記複数の絶縁層のうち上部に配置された一部の絶縁層に配置される、請求項１に記載の表示装置。
【請求項３】
前記光学領域で前記少なくとも一つのダムと重畳する前記複数の絶縁層のうち一部に配置される第２トレンチをさらに含む、請求項１に記載の表示装置。
【請求項４】
前記基板上で前記表示領域に配置され、第１アクティブ層、第１ゲート電極、第１ソース電極及び第１ドレイン電極を含む第１薄膜トランジスタ、
前記第１ゲート電極上に配置された少なくとも一つの絶縁層、
前記少なくとも一つの絶縁層上に配置され、第２アクティブ層、第２ゲート電極、第２ソース電極、及び第２ドレイン電極を含む第２薄膜トランジスタ、
前記第１薄膜トランジスタの前記第１ソース電極及び前記第１ドレイン電極、並びに前記第２薄膜トランジスタの前記第２ソース電極及び前記第２ドレイン電極の上に配置された第１平坦化層、及び
前記第１平坦化層の上に配置された第２平坦化層をさらに含み、
前記第１平坦化層及び前記第２平坦化層のうち少なくとも一つは、前記第１トレンチを満たすために前記第１トレンチ内に配置される、請求項２に記載の表示装置。
【請求項５】
前記第１トレンチ及び前記第２トレンチのそれぞれにおいて前記複数の絶縁層のうち一部の絶縁層の表面に沿って配置される第１金属層をさらに含む、請求項３に記載の表示装置。
【請求項６】
前記第１金属層は、前記第１トレンチ及び前記第２トレンチそれぞれにおいて前記複数の絶縁層の表面に接するように配置される、請求項５に記載の表示装置。
【請求項７】
前記基板上で前記表示領域に配置され、第１アクティブ層、第１ゲート電極、第１ソース電極及び第１ドレイン電極を含む第１薄膜トランジスタ、
前記第１ゲート電極上に配置される少なくとも一つの絶縁層、及び
前記少なくとも一つの絶縁層上に配置され、第２アクティブ層、第２ゲート電極、第２ソース電極及び第２ドレイン電極を含む第２薄膜トランジスタをさらに含む、請求項６に記載の表示装置。
【請求項８】
前記第１金属層は、前記第１ソース電極及び前記第１ドレイン電極と同じ材料で構成される、請求項７に記載の表示装置。
【請求項９】
前記第１トレンチ及び前記第２トレンチそれぞれの下に配置された第２金属層をさらに含む、請求項７に記載の表示装置。
【請求項１０】
前記第１金属層は、前記第１トレンチ及び前記第２トレンチそれぞれにおいて前記複数の絶縁層のうち一部の絶縁層の側面と接し、
前記第１金属層と前記第２金属層は、互いに接する、請求項９に記載の表示装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、表示装置に関し、より詳細には、カメラまたはセンサが配置される領域でクラック伝播経路を遮断することができる表示装置を提供するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
情報化時代に入るに伴い、電気的情報信号を視覚的に表示する表示装置分野が急速に発展しており、様々な表示装置に対して、薄型化、軽量化及び低消費電力化等の性能を開発させるための研究が続いている。
【０００３】
代表的な表示装置としては、液晶表示装置（ＬｉｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ；ＬＣＤ）、電界放出表示装置（ＦｉｅｌｄＥｍｉｓｓｉｏｎＤｉｓｐｌａｙ；ＦＥＤ）、電気湿潤表示装置（Ｅｌｅｃｔｒｏ－ＷｅｔｔｉｎｇＤｉｓｐｌａｙ；ＥＷＤ）及び有機発光表示装置（ＯｒｇａｎｉｃＬｉｇｈｔＥｍｉｔｔｉｎｇＤｉｓｐｌａｙ；ＯＬＥＤ）等が挙げられる。
【０００４】
有機発光表示装置に代表される電界発光表示装置は、自体発光表示装置であって、液晶表示装置とは異なり別途の光源が不要であり、軽量薄型に製造が可能である。また、電界発光表示装置は、低電圧駆動により消費電力の側面で有利であるだけではなく、色相具現、応答速度、視野角、明暗対比比（ＣｏｎｔｒａｓｔＲａｔｉｏ；ＣＲ）にも優れており、多様な分野で活用が期待されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本明細書の一実施例において解決しようとする課題は、カメラまたはセンサが配置される領域で外部干渉から発生したクラックが伝播されることを防止できる表示装置を提供することである。
【０００６】
本明細書の他の実施例において解決しようとする課題は、製品収率及び信頼性性能を確保することができる表示装置を提供することである。
【０００７】
本明細書の課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本明細書の一実施例に係る表示装置は、表示領域、表示領域内に配置され、貫通ホールを含む光学領域、及び表示領域を囲む非表示領域を含む基板、基板上に配置される複数の絶縁層、複数の絶縁層上に配置される少なくとも一つのダム、及び複数の絶縁層上に配置され、少なくとも一つのダムより貫通ホールに近く配置される少なくとも一つの連結防止部を含み、光学領域で少なくとも一つの連結防止部と重畳する複数の絶縁層のうち一部に第１トレンチが配置される。
【０００９】
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【００１０】
本明細書の一実施例に係る表示装置は、貫通ホールの周辺部に複数の連結防止部を形成して貫通ホールから入ってくる水分と酸素の浸透を防止することができる。防止部は、表示パネルの前面に配置される発光素子の有機共通層、即ち、発光層の連結を切って水分と酸素の移動経路を遮断することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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