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公開番号2025098937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024192589
出願日2024-11-01
発明の名称電子値札の表示情報生成方法、装置、機器及び媒体
出願人漢朔科技股ふん有限公司,Hanshow Technology Co.Ltd.
代理人弁理士法人ITOH
主分類G06Q 30/06 20230101AFI20250625BHJP(計算;計数)
要約【課題】情報を正常に表示することを可能にし、模擬可能な色の多様性を豊富にする電子値札を提供すること。
【解決手段】 本発明は、電子値札の表示情報生成方法、装置、機器及び媒体を開示し、電子値札の技術分野に関する。方法は、電子値札の支持色と各表示待ち領域における画素点の表示色とを比較し、比較結果に基づいて、表示待ち領域を調整待ち表示領域と正常表示領域とに区分することと、調整待ち表示領域における各画素点の表示色に基づいて、電子値札の各支持色から各画素点の目標色を確定することと、調整待ち表示領域における各画素点の目標色、及び各正常表示領域における各画素点の表示色に基づいて、表示待ち情報のレンダリング結果を生成し、表示待ち情報のレンダリング結果を電子値札に送信して表示させることと、を含む。本態様は、各画素点の表示色を電子値札の支持色に調整し、電子値札による情報の正常な表示を実現し、電子値札が模擬可能な色の多様性を豊富にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電子値札の、少なくとも1つの表示待ち領域における各画素点の表示色が含まれる表示待ち情報及び支持色を取得することと、
前記電子値札の支持色と各前記表示待ち領域における画素点の表示色とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示待ち領域を調整待ち表示領域と正常表示領域とに区分することと、
前記調整待ち表示領域における各画素点の表示色に基づいて、前記電子値札の各支持色から各前記画素点の目標色を確定することと、
前記調整待ち表示領域における各画素点の目標色、及び各前記正常表示領域における各画素点の表示色に基づいて、前記表示待ち情報のレンダリング結果を生成し、前記表示待ち情報のレンダリング結果を前記電子値札に送信して表示させることと、を含む、
ことを特徴とする電子値札の表示情報生成方法。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
前記した、前記調整待ち表示領域における各画素点の表示色に基づいて、前記電子値札の各支持色から各前記画素点の目標色を確定することは、
各画素点に対して、前記画素点の表示色に基づいて、前記電子値札の各支持色から前記画素点の類似色を確定することと、
各画素点に対して、前記画素点の類似色、前記画素点の近隣画素点の表示色及び前記近隣画素点の類似色に基づいて、前記画素点のグラデーション色を確定することと、
前記画素点のグラデーション色に基づいて、前記電子値札の各支持色から前記画素点の目標色を確定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子値札の表示情報生成方法。
【請求項3】
前記した、前記画素点の表示色に基づいて、前記電子値札の各支持色から前記画素点の類似色を確定することは、
RGBフォーマットの表示色をLABフォーマットに変換し、RGBフォーマットの各支持色をLABフォーマットに変換することと、
フォーマットが変換された後の支持色の各々のAチャネル画素値及びBチャネル画素値に基づいて、前記フォーマットが変換された後の支持色の各々に対して色域分離を行い、カラー支持色集合及び階調支持色集合を得ることと、
フォーマットが変換された後の表示色のAチャネル画素値及びBチャネル画素値に基づいて、前記フォーマットが変換された後の表示色に対応する支持色集合を確定することと、
前記フォーマットが変換された後の表示色のLABチャネルでの画素値、及び対応する支持色集合における各支持色のLABチャネルでの画素値に基づいて、前記LABフォーマットの表示色と前記LABフォーマットの支持色の各々との間の差異程度を確定することと、
前記差異程度が最も小さいLABフォーマットの支持色をRGBフォーマットに変換し、得たRGBフォーマットの支持色を前記画素点の類似色とすることと、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子値札の表示情報生成方法。
【請求項4】
前記した、前記フォーマットが変換された後の表示色のLABチャネルでの画素値、及び対応する支持色集合における各支持色のLABチャネルでの画素値に基づいて、前記LABフォーマットの表示色と前記LABフォーマットの支持色の各々との間の差異程度を確定することは、
対応する支持色集合における各支持色に対して、前記フォーマットが変換された後の表示色と前記支持色との間のLチャネル画素差値、Aチャネル画素差値及びBチャネル画素差値を確定することと、
前記Lチャネル画素差値、Aチャネル画素差値及びBチャネル画素差値に基づいて、前記LABフォーマットの表示色と前記LABフォーマットの支持色との間の差異程度を確定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の電子値札の表示情報生成方法。
【請求項5】
前記した、前記画素点の類似色、前記画素点の近隣画素点の表示色及び前記近隣画素点の類似色に基づいて、前記画素点のグラデーション色を確定することは、
前記画素点の各近隣画素点に対して、前記近隣画素点の表示色と前記近隣画素点の類似色との間の色差異を確定することと、
前記画素点の類似色及び前記近隣画素点の色差異に基づいて、前記画素点のグラデーション色を確定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子値札の表示情報生成方法。
【請求項6】
前記した、前記画素点の類似色及び前記近隣画素点の色差異に基づいて、前記画素点のグラデーション色を確定することは、
前記画素点の類似色及び前記近隣画素点の色差異に基づいて、前記画素点の参照色を確定することと、
前記参照色の各チャネル画素値が画素閾値を超えなければ、前記参照色を前記画素点のグラデーション色とすることと、
前記参照色の少なくとも1つのチャネル画素値が前記画素閾値を超えれば、画素閾値を超えたチャネル画素値、前記画素閾値及び前記色差異に基づいて、前記画素点のグラデーション色を確定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の電子値札の表示情報生成方法。
【請求項7】
電子値札によりフィードバックされたレンダリング結果応答メッセージを受信し、前記レンダリング結果応答メッセージが異常であるか否かをチェックすることと、
前記レンダリング結果応答メッセージが異常であれば、改めて前記電子値札に前記表示待ち情報のレンダリング結果を送信することと、
前記レンダリング結果応答メッセージのチェック結果が正常になるまで、電子値札によりフィードバックされたレンダリング結果応答メッセージを受信し、前記レンダリング結果応答メッセージが異常であるか否かをチェックするステップに戻ることと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子値札の表示情報生成方法。
【請求項8】
前記表示待ち領域は、販促領域であり、前記表示待ち情報には、少なくとも1つの販促領域における各背景画素点の表示色が含まれ、前記表示待ち情報のレンダリング結果は、販促領域の背景色レンダリング結果である、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の電子値札の表示情報生成方法。
【請求項9】
電子値札の、少なくとも1つの表示待ち領域における各画素点の表示色が含まれる表示待ち情報及び支持色を取得するための情報取得モジュールと、
前記電子値札の支持色と各前記表示待ち領域における画素点の表示色とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示待ち領域を調整待ち表示領域と正常表示領域とに区分するための領域区分モジュールと、
前記調整待ち表示領域における各画素点の表示色に基づいて、前記電子値札の各支持色から各前記画素点の目標色を確定するための目標色確定モジュールと、
前記調整待ち表示領域における各画素点の目標色、及び各前記正常表示領域における各画素点の表示色に基づいて、前記表示待ち情報のレンダリング結果を生成し、前記表示待ち情報のレンダリング結果を前記電子値札に送信して表示させるためのレンダリング結果送信モジュールと、を備える、
ことを特徴とする電子値札の表示情報生成装置。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~7のいずれか1項に記載の電子値札の表示情報生成方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行される、
ことを特徴とする電子値札の表示情報生成機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子値札の表示の技術分野に関し、特に電子値札の表示情報生成方法、装置、機器及び媒体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子値札は、紙の値札の代わりに、商品価格を展示するスマートタグであり、低炭素で環境に優しくて、省エネ且つ効率的で、再利用可能である利点を持っており、リアルタイムに商品情報、価格、販促活動などの内容を更新し、商品の管理効率及び消費者の買い物体験を高めることができる。
【0003】
電子値札は、電子インクディスプレイを採用して表示し、それが表示を支持する色は、マイクロカップに含まれる着色の帯電粒子の種類により制限され、電子値札の表示すべき内容の色が、電子値札が表示を支持する色と異なれば、表示が異常になったりエラーが出たりする状況が発生してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電子値札が情報を正常に表示することを可能にし、電子値札が模擬可能な色の多様性を豊富にする電子値札の表示情報生成方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1側面において、本発明は、
電子値札の、少なくとも1つの表示待ち領域における各画素点の表示色が含まれる表示待ち情報及び支持(support)色を取得することと、
電子値札の支持色と各表示待ち領域における画素点の表示色とを比較し、比較結果に基づいて、表示待ち領域を調整待ち表示領域と正常表示領域とに区分することと、
調整待ち表示領域における各画素点の表示色に基づいて、電子値札の各支持色から各画素点の目標色を確定することと、
調整待ち表示領域における各画素点の目標色、及び各正常表示領域における各画素点の表示色に基づいて、表示待ち情報のレンダリング結果を生成し、表示待ち情報のレンダリング結果を電子値札に送信して表示させることと、を含む、電子値札の表示情報生成方法を提供する。
【0006】
第2側面において、本発明は、
電子値札の、少なくとも1つの表示待ち領域における各画素点の表示色が含まれる表示待ち情報及び支持色を取得するための情報取得モジュールと、
電子値札の支持色と各表示待ち領域における画素点の表示色とを比較し、比較結果に基づいて、表示待ち領域を調整待ち表示領域と正常表示領域とに区分するための領域区分モジュールと、
調整待ち表示領域における各画素点の表示色に基づいて、電子値札の各支持色から各画素点の目標色を確定するための目標色確定モジュールと、
調整待ち表示領域における各画素点の目標色、及び各正常表示領域における各画素点の表示色に基づいて、表示待ち情報のレンダリング結果を生成し、表示待ち情報のレンダリング結果を電子値札に送信して表示させるためのレンダリング結果送信モジュールと、を備える、電子値札の表示情報生成装置をさらに提供する。
【0007】
第3側面において、本発明の実施例は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、
メモリには、少なくとも1つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶されており、命令は、少なくとも1つのプロセッサが本発明のいずれかの実施例に係る電子値札の表示情報生成方法を実行可能であるように、少なくとも1つのプロセッサにより実行される電子値札の表示情報生成機器をさらに提供する。
【0008】
第4側面において、本発明の実施例は、プロセッサにより実行されると、本発明のいずれかの実施例の電子値札の表示情報生成方法を実現するためのコンピュータ命令が記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0009】
第5側面において、本発明の実施例は、第3側面に係る電子値札の表示情報生成機器に通信接続される電子値札をさらに提供し、
電子値札は、電子値札の表示情報生成機器により送信された表示待ち情報のレンダリング結果を受信するために使用され、
電子値札は、電子値札の支持色で、表示待ち情報のレンダリング結果を表示し、及び/又は、支持色からなる混合色で、表示待ち情報のレンダリング結果を表示するために使用される。
【0010】
第6側面において、本発明の実施例は、第5側面に係る電子値札と、電子値札に通信接続される、第3側面に係る電子値札の表示情報生成機器と、を備える電子値札表示システムをさらに提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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