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公開番号
2025096917
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212910
出願日
2023-12-18
発明の名称
容器の検査方法、プログラムおよび容器の検査装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
G01N
29/14 20060101AFI20250623BHJP(測定;試験)
要約
【課題】より良好な容器の検査方法、プログラムおよび容器の検査装置を提供する。
【解決手段】容器200の検査方法は、容器の内部の圧力を上昇させつつ、容器に発生するAE波40をAEセンサ12によって順次検出する検出ステップと、AE平均エネルギEbを、予め決定されたAE固有平均エネルギEstで除算することにより無次元AE平均エネルギZを順次算出する算出ステップと、容器の破壊の兆候を示す予め決定された閾値Zaを超える無次元AE平均エネルギを有するAE波が容器の内部の圧力が予め決定された検査圧力上限値に達するまでに観測されたか否かを判定する判定ステップと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中空のライナーの外周面に繊維部材を巻き付けることによって形成された容器の検査方法であって、
前記容器の内部の圧力を上昇させつつ、前記容器に発生するAE波をAEセンサによって順次検出する検出ステップと、
前記AEセンサによって検出された前記AE波に含まれる複数の部分AE波の平均エネルギであるAE平均エネルギを、前記容器の固有の前記AE平均エネルギである予め決定されたAE固有平均エネルギで除算することにより無次元AE平均エネルギを順次算出する算出ステップと、
前記容器の破壊の兆候を示す予め決定された閾値を超える前記無次元AE平均エネルギを有する前記AE波が、前記容器の内部の圧力が予め決定された検査圧力上限値に達するまでに観測されたか否かを判定する判定ステップと、
を有する、容器の検査方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の容器の検査方法であって、
前記部分AE波は、予め決定された振幅閾値より大きな振幅を有する1周期の波である、容器の検査方法。
【請求項3】
請求項2に記載の容器の検査方法であって、
前記AE固有平均エネルギは、試験用容器を用いて予め取得された、定常期における前記部分AE波の平均エネルギであり、
前記定常期は、前記試験用容器の内部の圧力が上昇する際における前記部分AE波の数を積算することにより得られる積算数と、前記試験用容器の内部の圧力が上昇する際における前記部分AE波のエネルギを積算することにより得られる積算AEエネルギとが比例関係を示す段階である、容器の検査方法。
【請求項4】
請求項3に記載の容器の検査方法であって、
前記閾値は、前記積算数と前記積算AEエネルギとが前記比例関係を示さなくなるときの前記無次元AE平均エネルギに基づいて決定される、容器の検査方法。
【請求項5】
請求項1に記載の容器の検査方法であって、
前記判定ステップの判定結果に基づいて報知を行う報知ステップをさらに有する、容器の検査方法。
【請求項6】
請求項1に記載の容器の検査方法であって、
前記容器は、樹脂製の前記ライナーを有する、容器の検査方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の容器の検査方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項8】
中空のライナーの外周面に繊維部材を巻き付けることによって形成された容器の検査装置であって、
前記容器の内部の圧力を上昇させつつ、前記容器に発生するAE波を順次取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記AE波に含まれる複数の部分AE波の平均エネルギであるAE平均エネルギを、前記容器の固有の前記AE平均エネルギである予め決定されたAE固有平均エネルギで除算することにより無次元AE平均エネルギを順次算出する算出部と、
疲労破壊の兆候を示す予め決定された閾値を超える前記無次元AE平均エネルギを有する前記AE波が、前記容器の内部の圧力が予め決定された検査圧力上限値に達するまでに観測されたか否かを判定する判定部と、
を有する、容器の検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、容器の検査方法、プログラムおよび容器の検査装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能且つ先進的なエネルギへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギの効率化に貢献する燃料電池システムに関する研究開発が行われている。燃料電池システムは、燃料ガス(例えば、水素ガス)を充填するための容器を備える。
【0003】
この種の容器は、内部に流体が充填される中空のライナーと、ライナーの外周面に繊維部材を巻き付けることにより形成された繊維層とを有する。特許文献1には、このような容器の検査方法が開示されている。この検査方法では、容器の内部の圧力を上昇させた際に容器に発生するAE(アコースティックエミッション)波に基づいてライナーの疲労破壊の兆候を検査している。なお、以下、アコースティックエミッションをAEと称呼する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2014/057987号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
より良好な容器の検査方法、プログラムおよび容器の検査装置が求められている。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、中空のライナーの外周面に繊維部材を巻き付けることによって形成された容器の検査方法であって、前記容器の内部の圧力を上昇させつつ、前記容器に発生するAE波をAEセンサによって順次検出する検出ステップと、前記AEセンサによって検出された前記AE波に含まれる複数の部分AE波の平均エネルギであるAE平均エネルギを、前記容器の固有の前記AE平均エネルギである予め決定されたAE固有平均エネルギで除算することにより無次元AE平均エネルギを順次算出する算出ステップと、前記容器の破壊の兆候を示す予め決定された閾値を超える前記無次元AE平均エネルギを有する前記AE波が、前記容器の内部の圧力が予め決定された検査圧力上限値に達するまでに観測されたか否かを判定する判定ステップと、を有する、容器の検査方法である。
【0008】
本開示の第2の態様は、上述した容器の検査方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0009】
本開示の第3の態様は、中空のライナーの外周面に繊維部材を巻き付けることによって形成された容器の検査装置であって、前記容器の内部の圧力を上昇させつつ、前記容器に発生するAE波を順次取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記AE波に含まれる複数の前記部分AE波の平均エネルギであるAE平均エネルギを、前記容器の固有の前記AE平均エネルギである予め決定されたAE固有平均エネルギで除算することにより無次元AE平均エネルギを順次算出する算出部と、疲労破壊の兆候を示す予め決定された閾値を超える前記無次元AE平均エネルギを有する前記AE波が、前記容器の内部の圧力が予め決定された検査圧力上限値に達するまでに観測されたか否かを判定する判定部と、を有する、容器の検査装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、より良好な容器の検査方法、プログラムおよび容器の検査装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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