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公開番号2025095985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212413
出願日2023-12-15
発明の名称シートシャッター
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E06B 9/58 20060101AFI20250619BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】シートカーテンがギア部材の周方向に沿って移動する際に湾曲する方向とは逆方向に折れ曲がった場合に、隣接する係合子同士が干渉することを抑制する。
【解決手段】シートシャッターは、シートカーテンの両側の側端部に取り付けられた複数の係合子と、係合子との係合状態で正逆転してシートカーテンをギア周方向に沿って移動させることで、シートカーテンを巻取ロールに巻き取らせ又は巻き出させるギア部材と、を備え、複数の係合子の各々は、係合状態において、ギア周方向を向き、互いが接触する一対の側面と、係合状態において、ギア部材の径方向外側を向いた天面と、一対の側面の各々から天面にかけて、平面状又は曲面状に傾斜する傾斜面と、を有し、係合子のシートカーテンに対する取り付け中心から天面までの径方向に沿った寸法をLAとし、取り付け中心から側面と傾斜面との交点までの径方向に沿った寸法をLBとしたとき、LA/2≧LBである。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
巻取ロールに巻き取られるシートカーテンと、
前記シートカーテンの両側の側端部に、前記巻取ロールによる巻取方向に沿って取り付けられた複数の係合子と、
前記係合子と係合した係合状態で正逆転して、前記シートカーテンをギア周方向に沿って移動させることで、前記シートカーテンを前記巻取ロールに巻き取らせ又は巻き出させて、前記シートカーテンを上下移動させるギア部材と、
を備え、
前記複数の係合子の各々は、
前記係合状態において、前記ギア周方向を向き、互いが接触する一対の側面と、
前記係合状態において、前記ギア部材の径方向外側を向いた天面と、
前記一対の側面の各々から前記天面にかけて、平面状又は曲面状に傾斜する傾斜面と、
を有し、
前記係合子の前記シートカーテンに対する取り付け中心から前記天面までの前記径方向に沿った寸法をＬＡとし、前記取り付け中心から前記側面と前記傾斜面との交点までの前記径方向に沿った寸法をＬＢとしたとき、ＬＡ／２≧ＬＢである
シートシャッター。
続きを表示（約 970 文字）【請求項２】
前記複数の係合子の各々は、
前記ギア部材の軸方向に沿って見て、
前記取り付け中心を通る前記径方向に沿った中心線を対象軸として、線対称に形成され、
前記取り付け中心を通り、且つ、前記中心線に直交する直交線を対象軸として、線対称に形成されている
請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項３】
前記ギア部材は、
前記ギア周方向に並んで複数形成された係合凹部を有し、前記係合凹部が前記係合子と係合することで前記係合状態となり、
前記係合凹部には、前記ギア周方向で向かい合う一対の側平面と、前記一対の側平面に挟まれた底面とが形成され、
前記係合子には、前記側平面と面接触する一対の係合平面と、前記底面と接触する接触面とが形成されている
請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項４】
前記ギア部材の軸方向から見て、前記側平面において前記ギア部材の径方向の最外点及び前記ギア部材の軸中心点を通る基準線と、前記側平面に沿って延びる直線とが成す角度は、前記係合凹部を前記底面に接触して前記最外点を通る円弧面とした場合おける、前記基準線と、前記円弧面の前記最外点における接線とが成す角度と比して小さい、
請求項３に記載のシートシャッター。
【請求項５】
前記ギア部材の軸方向から見て、前記係合子を間に挟んで前記ギア部材の反対側に配置され、前記係合凹部に係合している前記係合子が前記ギア部材の径方向の外側へ移動すると、移動した前記係合子が接触する接触ブロックを備える
請求項４に記載のシートシャッター。
【請求項６】
前記係合子が前記係合凹部に係合して前記シートカーテンを上下移動させている状態で、一方の前記側平面と一方の前記係合平面とは面接触し、他方の前記側平面と他方の前記係合平面とは離間している
請求項３に記載のシートシャッター。
【請求項７】
前記係合子が前記係合凹部に係合して前記シートカーテンを上下移動させている状態で、前記係合子に形成された前記接触面は、前記係合凹部に形成された前記底面と面接触している
請求項３に記載のシートシャッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、シートシャッターに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、上部フレームとサイドフレームとで構成されたフレームと、上部フレーム内に回動自在に備えられて駆動手段に連結された回転シャフトと、回転シャフトに巻き取り及び巻きほどき自在に吊り下げられたシートと、シートの左右両端に備えた複数のガイドブロックと、を有したシートシャッターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６―８９４１９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
シートシャッターとしては、例えば、巻取ロールに巻き取られるシートカーテンと、前記シートカーテンの両側の側端部に前記巻取ロールによる巻取方向に沿って取り付けられた複数の係合子と、前記係合子と係合した係合状態で正逆転して、前記シートカーテンをギア周方向に沿って移動させることで、前記シートカーテンを前記巻取ロールに巻き取らせ又は巻き出させて、前記シートカーテンを上下移動させるギア部材と、を備える構成が考えられる。
【０００５】
当該構成において、シートシャッターのシートカーテンに物を挟み込むなどして、シートカーテンが折れ曲がった場合に、隣接する係合子同士が干渉して、係合子及びシートカーテンが損傷する場合が考えられる。
【０００６】
特に、シートカーテンがギア部材の周方向に沿って移動する際に湾曲する方向とは逆方向に折れ曲がった場合に、隣接する係合子同士が干渉しやすく、係合子及びシートカーテンが損傷する可能性が高い。
【０００７】
本開示は、シートカーテンがギア部材の周方向に沿って移動する際に湾曲する方向とは逆方向に折れ曲がった場合に、隣接する係合子同士が干渉することを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
第１態様に係るシートシャッターは、巻取ロールに巻き取られるシートカーテンと、前記シートカーテンの両側の側端部に、前記巻取ロールによる巻取方向に沿って取り付けられた複数の係合子と、前記係合子と係合した係合状態で正逆転して、前記シートカーテンをギア周方向に沿って移動させることで、前記シートカーテンを前記巻取ロールに巻き取らせ又は巻き出させて、前記シートカーテンを上下移動させるギア部材と、を備え、前記複数の係合子の各々は、前記係合状態において、前記ギア周方向を向き、互いが接触する一対の側面と、前記係合状態において、前記ギア部材の径方向外側を向いた天面と、前記一対の側面の各々から前記天面にかけて、平面状又は曲面状に傾斜する傾斜面と、を有し、前記係合子の前記シートカーテンに対する取り付け中心から前記天面までの前記径方向に沿った寸法をＬＡとし、前記取り付け中心から前記側面と前記傾斜面との交点までの前記径方向に沿った寸法をＬＢとしたとき、ＬＡ／２≧ＬＢである。
【０００９】
上記構成によれば、ギア部材が係合子と係合した係合状態で正逆転して、シートカーテンをギア周方向に沿って移動させることで、シートカーテンを巻取ロールに巻き取らせ又は巻き出させて、シートカーテンを上下移動させる。
【００１０】
さらに、複数の係合子の各々は、当該係合状態において、ギア周方向を向き、互いが接触する一対の側面と、当該係合状態において、ギア部材の径方向外側を向いた天面と、一対の側面の各々から天面にかけて、平面状又は曲面状に傾斜する傾斜面と、を有している。
（【００１１】以降は省略されています）

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