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公開番号2025095395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211363
出願日2023-12-14
発明の名称バッテリ管理システム、バッテリ管理方法、及び、プログラム
出願人ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人個人
主分類H02J 7/02 20160101AFI20250619BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】測定結果が十分に得られなくても、放充電を制御するための情報を推定することが可能なバッテリ管理システム、バッテリ管理方法、及び、プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示にかかるバッテリ管理システム10は、第1通信接続確認部11、第2通信接続確認部12、推定部13を備える。第1通信接続確認部11は、マイクロコントローラMC1と、セル電圧及びパック温度を取得しているバッテリ管理部BMと、を接続する第1通信接続の通信状態を確認する。第2通信接続確認部は、マイクロコントローラMC1と、パック電圧及びパック電流を測定する測定部M1と、を接続する第2通信接続の通信状態を確認する。推定部13は、第1通信接続と第2通信接続の通信状態に応じて、マイクロコントローラMC1が取得可能な情報に基づいて、バッテリの放充電を制御するための放充電情報を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
マイクロコントローラと、複数のセルのセル電圧及びバッテリパックのパック温度を取得しているバッテリ管理部と、を接続する第1通信接続の通信状態を確認する第1通信接続確認部と、
マイクロコントローラと、バッテリパックのパック電圧及びパック電流を測定する測定部と、を接続する第2通信接続の通信状態を確認する第2通信接続確認部と、
前記第1通信接続と前記第2通信接続の通信状態に応じて、前記マイクロコントローラが取得可能な情報に基づいて、バッテリの放充電を制御するための放充電情報を推定する推定部を備えた、
バッテリ管理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記放充電情報は、前記パック温度及び前記バッテリの充電状態である、
請求項1に記載のバッテリ管理システム。
【請求項3】
前記バッテリの放充電を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記推定部が推定した前記バッテリの充電状態から、放電停止状態又は充電停止状態の充電状態に達するまでの時間を示した残り時間を算出し、
前記残り時間の間、放電又は充電を継続するように制御する、
請求項2に記載のバッテリ管理システム。
【請求項4】
前記推定部は、
前記第1通信接続が切断状態であり、かつ、前記第2通信接続が切断状態である場合に、
前記第1通信接続が切断されるよりも前に前記マイクロコントローラが取得した前記バッテリパックの温度、及び前記第2通信接続が切断されるよりも前に前記マイクロコントローラが取得した前記パック電圧に基づいて、前記バッテリパックの温度及び前記バッテリの充電状態を推定する、
請求項2に記載のバッテリ管理システム。
【請求項5】
前記推定部は、
前記第1通信接続が切断状態であり、かつ、前記第2通信接続が通信状態である場合に、
前記パック電圧又は前記パック電流に基づいて、前記バッテリパックの温度及び前記バッテリの充電状態を推定する、
請求項2に記載のバッテリ管理システム。
【請求項6】
前記推定部は、
前記パック電流に基づいて、前記バッテリが休止状態であるか否を判定し、
前記バッテリが休止状態である場合に、
前記パック電圧に基づいて、前記バッテリパックの温度及び前記バッテリの充電状態を推定する、
請求項5に記載のバッテリ管理システム。
【請求項7】
前記パック電圧、前記バッテリの充電状態、前記パック温度の対応情報を記憶した第1記憶部をさらに備え、
前記推定部は、
前記第1記憶部の温度のうち、前記パック電圧及び前記第1通信接続が切断される前の前記バッテリの充電状態に対応した温度を、前記パック温度として推定し、
推定した前記パック温度及び前記パック電圧に対応した充電状態を前記バッテリの充電状態として推定する、
請求項6に記載のバッテリ管理システム。
【請求項8】
前記推定部は、
前記バッテリが放充電状態である場合に、
前記パック電流に基づいて、前記バッテリパックの温度及び前記バッテリの充電状態を推定する、
請求項6に記載のバッテリ管理システム。
【請求項9】
前記パック電流と温度変化を記憶した第2記憶部をさらに備え、
前記推定部は、
前記第1通信接続が切断される前の前記パック温度に対して、前記第2記憶部の温度変化のうち前記パック電流に対応した温度変化を補正した温度を、前記パック温度として推定し、
前記第1通信接続が切断される前の前記バッテリの充電状態に対して、前記パック電流の積算値を補正したバッテリの充電状態を、前記バッテリの充電状態として推定する、
請求項8に記載のバッテリ管理システム。
【請求項10】
前記第1通信接続は、前記マイクロコントローラに対して、複数の前記バッテリ管理部が接続されて構成されており、
前記推定部は、
前記第1通信接続における、前記マイクロコントローラと前記バッテリ管理部との接続の一部が切断状態である場合に、
前記マイクロコントローラとの切断状態である当該バッテリ管理部から前記マイクロコントローラが取得するセル電圧及びパック温度を、前記マイクロコントローラと通信接続可能なバッテリ管理部から前記マイクロコントローラが取得したセル電圧及びパック温度とし、
前記バッテリパックの温度及び前記バッテリの充電状態を推定する、
請求項2に記載のバッテリ管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ管理システム、バッテリ管理方法、及び、プログラムに関し、測定結果が十分に得られなくても、放充電を制御するための情報を推定するのに適したバッテリ管理システム、バッテリ管理方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車の普及に伴い、バッテリに関する技術の開発がされている。
バッテリでは、各セルの電圧、バッテリパックのパック温度、バッテリパックのパック電流、及びバッテリパックのパック電圧が測定され、測定結果から充電状態が推定される。そして、バッテリでは、例えば、温度や充電状態からバッテリの放充電を継続または中止が制御される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
バッテリでは、測定結果が十分に得られなくても、放充電を制御するための情報を推定することが求められている。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示にかかるバッテリ管理システムは、
マイクロコントローラと、複数のセルのセル電圧及びバッテリパックのパック温度を取得しているバッテリ管理部と、を接続する第1通信接続の通信状態を確認する第1通信接続確認部と、
マイクロコントローラと、バッテリパックのパック電圧及びパック電流を測定する測定部と、を接続する第2通信接続の通信状態を確認する第2通信接続確認部と、
前記第1通信接続と前記第2通信接続の通信状態に応じて、前記マイクロコントローラが取得可能な情報に基づいて、バッテリの放充電を制御するための放充電情報を推定する推定部を備える。
【0005】
本開示にかかるバッテリ管理方法は、
マイクロコントローラと、複数のセルのセル電圧及びバッテリパックのパック温度を取得しているバッテリ管理部と、を接続する第1通信接続の通信状態を確認し、
マイクロコントローラと、バッテリパックのパック電圧及びパック電流を測定する測定部と、を接続する第2通信接続の通信状態を確認し、
前記第1通信接続と前記第2通信接続の通信状態に応じて、前記マイクロコントローラが取得可能な情報に基づいて、バッテリの放充電を制御するための放充電情報を推定する、処理をコンピュータが実行する。
【0006】
本開示にかかるプログラムは、マイクロコントローラと、複数のセルのセル電圧及びバッテリパックのパック温度を取得しているバッテリ管理部と、を接続する第1通信接続の通信状態を確認し、
マイクロコントローラと、バッテリパックのパック電圧及びパック電流を測定する測定部と、を接続する第2通信接続の通信状態を確認し、
前記第1通信接続と前記第2通信接続の通信状態に応じて、前記マイクロコントローラが取得可能な情報に基づいて、バッテリの放充電を制御するための放充電情報を推定する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、測定結果が十分に得られなくても、放充電を制御するための情報を推定することが可能なバッテリ管理システム、バッテリ管理方法、及び、プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係るバッテリ管理システムを例示するブロック図である。
実施形態1に係るバッテリ管理方法を示すフローチャートである。
実施形態2に係るバッテリ管理システムを例示するブロック図である。
実施形態2に係るバッテリ管理システムを例示するブロック図である。
セルの充電状態とセル電圧の関係、バッテリの充電状態とパック電圧の関係を示した図である。
時間に対するパック電流の変化、時間に対するパック温度の変化、パック電流とパック温度変化との関係を示した図である。
実施形態2に係るバッテリ管理システムを例示するブロック図である。
各温度におけるバッテリの充電状態とパック電圧の関係を示した図である。
実施形態3に係るバッテリ管理システムを例示するブロック図である。
各温度におけるバッテリの充電状態とパック電圧の関係を示した図である。
各温度におけるバッテリの充電状態とパック電圧の関係を示した図である。
実施形態4に係るバッテリ管理システムを例示するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明する。ただし、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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