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公開番号2025094850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210639
出願日2023-12-13
発明の名称無線通信装置、予測装置、及び通信制御システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04B 17/391 20150101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動している鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測する無線通信装置、予測装置及び通信制御システムを提供する。
【解決手段】移動している鉄道車両に備えられている無線通信装置140は、鉄道車両内で通信端末を操作している人数を受信する車内通信部142と、鉄道車両の速度及び鉄道車両の位置を示す列車情報、基準信号受信電力及び信号対干渉雑音比を取得する取得部143と、スループットを予測するためのテーブル情報又は学習済モデルを記憶する記憶部141と、人数と、列車情報と、基準信号受信電力と、信号対干渉雑音比と、テーブル情報又は学習済モデルとを用いて、鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測する予測部144と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
移動している鉄道車両に備えられている無線通信装置であって、
前記鉄道車両内で通信端末を操作している人数を受信する車内通信部と、
前記鉄道車両の速度及び前記鉄道車両の位置を示す列車情報、基準信号受信電力、及び信号対干渉雑音比を取得する取得部と、
スループットを予測するためのテーブル情報又は学習済モデルを記憶する記憶部と、
前記人数と、前記列車情報と、前記基準信号受信電力と、前記信号対干渉雑音比と、前記テーブル情報又は前記学習済モデルとを用いて、前記鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測する予測部と、
を有する無線通信装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記取得部は、時刻、日、曜日、天気、及び気温のうちの少なくとも１つを示す環境情報を取得し、
前記予測部は、前記環境情報と、前記人数と、前記列車情報と、前記基準信号受信電力と、前記信号対干渉雑音比と、前記テーブル情報又は前記学習済モデルとを用いて、前記スループットを予測する、
請求項１に記載の無線通信装置。
【請求項３】
移動している鉄道車両と通信する予測装置であって、
前記鉄道車両内で通信端末を操作している人数、前記鉄道車両の速度及び前記鉄道車両の位置を示す列車情報、基準信号受信電力、及び信号対干渉雑音比を前記鉄道車両から受信する通信部と、
スループットを予測するためのテーブル情報又は学習済モデルを取得する取得部と、
前記人数と、前記列車情報と、前記基準信号受信電力と、前記信号対干渉雑音比と、前記テーブル情報又は前記学習済モデルとを用いて、前記鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測する予測部と、
を有する予測装置。
【請求項４】
前記取得部は、時刻、日、曜日、天気、及び気温のうちの少なくとも１つを示す環境情報を取得し、
前記予測部は、前記環境情報と、前記人数と、前記列車情報と、前記基準信号受信電力と、前記信号対干渉雑音比と、前記テーブル情報又は前記学習済モデルとを用いて、前記スループットを予測する、
請求項３に記載の予測装置。
【請求項５】
移動している鉄道車両に備えられている複数の装置を含む通信制御システムであって、
前記鉄道車両内で通信端末を操作している人を含む画像、前記鉄道車両の速度及び前記鉄道車両の位置を示す列車情報、基準信号受信電力、及び信号対干渉雑音比を取得する取得部と、
前記画像を用いて、前記鉄道車両内で通信端末を操作している人数を推定する推定部と、
スループットを予測するためのテーブル情報又は学習済モデルを記憶する記憶部と、
前記人数と、前記列車情報と、前記基準信号受信電力と、前記信号対干渉雑音比と、前記テーブル情報又は前記学習済モデルとを用いて、前記鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測する予測部と、
を備える通信制御システム。
【請求項６】
前記取得部は、時刻、日、曜日、天気、及び気温のうちの少なくとも１つを示す環境情報を取得し、
前記予測部は、前記環境情報と、前記人数と、前記列車情報と、前記基準信号受信電力と、前記信号対干渉雑音比と、前記テーブル情報又は前記学習済モデルとを用いて、前記スループットを予測する、
請求項５に記載の通信制御システム。
【請求項７】
前記スループットに基づいて、映像を送信する際のビットレートを決定する決定部と、
前記ビットレートで、前記鉄道車両内の映像又は前記鉄道車両外の映像を前記鉄道車両の外部に送信する通信部と、
をさらに備える、
請求項５又は６に記載の通信制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、無線通信装置、予測装置、及び通信制御システムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
無線通信の技術が広く知られている。無線通信では、スループットが重要である。スループットに関する技術が提案されている（特許文献１を参照）。特許文献１の評価装置は、評価地点におけるスループットを推定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－１２６４０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記の技術では、評価地点におけるスループットが推定される。すなわち、固定された箇所におけるスループットが推定される。移動している鉄道車両において無線通信を行うときのスループットが知りたい場合がある。上記の技術では、固定された箇所におけるスループットが推定される。そのため、上記の技術を用いることはできない。よって、移動している鉄道車両において無線通信を行うときのスループットをどのように予測したらよいのか問題である。
【０００５】
本開示の目的は、移動している鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る無線通信装置が提供される。無線通信装置は、移動している鉄道車両に備えられている。無線通信装置は、前記鉄道車両内で通信端末を操作している人数を受信する車内通信部と、前記鉄道車両の速度及び前記鉄道車両の位置を示す列車情報、基準信号受信電力、及び信号対干渉雑音比を取得する取得部と、スループットを予測するためのテーブル情報又は学習済モデルを記憶する記憶部と、前記人数と、前記列車情報と、前記基準信号受信電力と、前記信号対干渉雑音比と、前記テーブル情報又は前記学習済モデルとを用いて、前記鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測する予測部と、を有する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、移動している鉄道車両において無線通信を行うときのスループットを予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１の通信システムを示す図である。
実施の形態１の無線通信装置が有するハードウェアを示す図である。
実施の形態１の画像処理装置の機能を示すブロック図である。
実施の形態１の無線通信装置の機能を示すブロック図である。
実施の形態１の鉄道車両で実行される処理の例を示すシーケンス図である。
実施の形態２の通信システムを示す図である。
実施の形態２の予測サーバの機能を示すブロック図である。
実施の形態２の通信システムで実行される処理の例を示すシーケンス図（その１）である。
実施の形態２の通信システムで実行される処理の例を示すシーケンス図（その２）である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１の通信システムを示す図である。通信システムは、鉄道車両１００及び収集サーバ２００を含む。鉄道車両１００及び収集サーバ２００は、アクセスポイント１０及びインターネット１１を介して通信する。アクセスポイント１０は、基地局でもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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