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公開番号
2025094559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210181
出願日
2023-12-13
発明の名称
スラッジ水の処理方法、スラッジ水の再利用方法、及び、セメント成形体の製造方法
出願人
住友大阪セメント株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
C04B
18/167 20230101AFI20250618BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】スラッジ固形分の固結を低減しつつ、比較的長期間貯蔵することが可能なスラッジ水の処理方法、スラッジ水の再利用方法、及び、セメント成形体の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係るスラッジ水の処理方法は、スラッジ水を処理する方法であって、スラッジ水に二酸化炭素を含むガスを吹き込む吹込工程を含み、前記吹込工程において、前記スラッジ水に含まれる酸化カルシウムに対する前記二酸化炭素のモル濃度の比が、1.0以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
スラッジ水を処理する方法であって、
スラッジ水に二酸化炭素を含むガスを吹き込む吹込工程を含み、
前記吹込工程において、前記スラッジ水に含まれる酸化カルシウムに対する前記二酸化炭素のモル濃度の比が、1.0以上である、スラッジ水の処理方法。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記吹込工程において、前記スラッジ水に含まれる酸化カルシウムに対する前記二酸化炭素のモル濃度の比が、1.0以上20.0以下である、請求項1に記載のスラッジ水の処理方法。
【請求項3】
前記スラッジ水に含まれるスラッジ固形分の含有量が、スラッジ水全体に対して、20質量%以下である、請求項1に記載のスラッジ水の処理方法。
【請求項4】
前記スラッジ水が、水セメント比が35質量%以上65質量%以下であるレディーミクストコンクリートの洗浄排水から回収される、請求項1に記載のスラッジ水の処理方法。
【請求項5】
レディーミクストコンクリートの洗浄排水から骨材を取り除いて、スラッジ水を回収する回収処理と、
前記スラッジ水を撹拌する撹拌処理と、
前記スラッジ水からスラッジ固形分を脱水して分離する脱水処理と、
を行う排水処理設備において、
前記吹込工程が、前記回収処理、前記撹拌処理、及び、前記脱水処理からなる群から選択される少なくとも1つの処理において行われる、請求項1に記載のスラッジ水の処理方法。
【請求項6】
スラッジ水を再利用する方法であって、
請求項1~5の何れか一項に記載のスラッジ水の処理方法によって処理されたスラッジ水をセメント成形体の材料として再利用する、スラッジ水の再利用方法。
【請求項7】
セメント、骨材、及び水を含むセメント成形体の製造方法であって、
前記水が、請求項1~5の何れか一項に記載のスラッジ水の処理方法によって処理されたスラッジ水を含む、セメント成形体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スラッジ水の処理方法、スラッジ水の再利用方法、及び、セメント成形体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
レディーミクストコンクリート工場の運搬車、ミキサ等の洗浄に用いた洗浄排水から骨材を除いた水は、回収水と呼ばれる。回収水は、セメントから溶出する水酸化カルシウム、カルシウムシリケート水和物等の水和生成物を含む上澄水と、大部分が前記水和生成物から構成されるスラッジ固形分を含むスラッジ水と、に分けられる。
【0003】
スラッジ水は、コンクリートの練混ぜ水として再利用するため、上記工場内にて、スラッジ水槽に貯蔵された後、スラッジ水槽から配管を通して該工場内の製造設備等に配給される。
【0004】
ところが、スラッジ水を長期間貯蔵すると、スラッジ水に含まれるスラッジ固形分と水との水和反応が生じることによって、該スラッジ固形分が、スラッジ水槽乃至配管内で固結してしまう。そのため、スラッジ固形分の固結を低減するために、種々の方法が提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、安定剤として凝結遅延成分を含有する凝結遅延剤が添加され、練り水として利用される生コンスラッジ水の利用方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-171982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の方法のように、安定剤をスラッジ水に添加する方法では、スラッジ水を長期間貯蔵するという点において十分でなく、改善の余地がある。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、スラッジ固形分の固結を低減しつつ、比較的長期間貯蔵することが可能なスラッジ水の処理方法、スラッジ水の再利用方法、及び、セメント成形体の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るスラッジ水の処理方法は、スラッジ水を処理する方法であって、スラッジ水に二酸化炭素を含むガスを吹き込む吹込工程を含み、前記吹込工程において、前記スラッジ水に含まれる酸化カルシウムに対する前記二酸化炭素のモル濃度の比が、1.0以上である。
【0010】
本発明に係るスラッジ水の処理方法は、斯かる構成によって、スラッジ固形分の固結を低減しつつ、比較的長期間貯蔵することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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