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公開番号2025094436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023209967
出願日2023-12-13
発明の名称記録装置、システム、方法およびプログラム
出願人株式会社リガク
代理人弁理士法人Kighs,個人,個人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20250618BHJP(計算;計数)
要約【課題】監視対象装置のエラー原因を推定するための装置情報を記録する記録装置、システム、方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】装置情報およびエラー発生時にエラーが発生したことを示すエラー信号を出力する機能を有する監視対象装置50のエラー原因を推定するための前記装置情報を記録する記録装置100であって、前記監視対象装置50から複数の前記装置情報を取得する装置情報取得部110と、前記監視対象装置50から前記エラー信号を取得するエラー信号取得部120と、前記エラー信号に基づいて保持する前記装置情報を指示する保持情報指示部130と、前記保持情報指示部の指示に基づいて前記エラー信号が出力された時刻の前後の時間を含む所定時間の前記装置情報を記録する装置情報記録部140と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
装置情報およびエラー発生時にエラーが発生したことを示すエラー信号を出力する機能を有する監視対象装置のエラー原因を推定するための前記装置情報を記録する記録装置であって、
前記監視対象装置から複数の前記装置情報を取得する装置情報取得部と、
前記監視対象装置から前記エラー信号を取得するエラー信号取得部と、
前記エラー信号に基づいて保持する前記装置情報を指示する保持情報指示部と、
前記保持情報指示部の指示に基づいて前記エラー信号が出力された時刻の前後の時間を含む所定時間の前記装置情報を記録する装置情報記録部と、を備えることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記装置情報記録部が記録した前記装置情報に基づいてエラー原因を推定するエラー推定部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記エラー推定部は、前記装置情報記録部が記録した前記装置情報の入力に対して、エラー原因の可能性を示すスコアを出力する機械学習モデルを用いて、エラー原因を推定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記機械学習モデルは、複数種類の前記装置情報を入力として、前記入力に対応するエラー原因を出力とする教師データに基づいて作成されることを特徴とする請求項3記載の記録装置。
【請求項5】
前記エラー信号は複数種類あり、
前記保持情報指示部は、少なくとも取得した前記エラー信号に対応する前記装置情報の保持を指示することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項6】
前記監視対象装置は、X線を発生させるX線発生部と、試料を設置する試料台と、X線を検出する検出器と、を備えるX線分析装置であることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項7】
前記装置情報は、管電圧、管電流、真空度、フィラメント電流、放電回数、またはバイアス電圧のうちの2以上を含むことを特徴とする請求項6記載の記録装置。
【請求項8】
試料の分析をし、前記装置情報および前記エラー信号を出力する機能を有する分析装置と、
請求項1から請求項7のいずれかに記載の記録装置と、を備え、
前記監視対象装置は前記分析装置であることを特徴とするシステム。
【請求項9】
装置情報およびエラー発生時にエラーが発生したことを示すエラー信号を出力する機能を有する監視対象装置のエラー原因を推定するための前記装置情報を記録する記録装置に適用される方法であって、
前記監視対象装置から複数の前記装置情報を取得するステップと、
前記監視対象装置から前記エラー信号を取得するステップと、
前記エラー信号に基づいて保持する前記装置情報を指示するステップと、
前記指示に基づいて前記エラー信号が出力された時刻の前後の時間を含む所定時間の前記装置情報を記録するステップと、を含むことを特徴とする方法。
【請求項10】
装置情報およびエラー発生時にエラーが発生したことを示すエラー信号を出力する機能を有する監視対象装置のエラー原因を推定するための前記装置情報を記録するプログラムであって、
前記監視対象装置から複数の前記装置情報を取得する処理と、
前記監視対象装置から前記エラー信号を取得する処理と、
前記エラー信号に基づいて保持する前記装置情報を指示する処理と、
前記指示に基づいて前記エラー信号が出力された時刻の前後の時間を含む所定時間の前記装置情報を記録する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視対象装置のエラー原因を推定するための装置情報を記録する記録装置、システム、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
X線分析装置等の種々の装置において異常な事態が発生した場合、多くの装置ではエラーの表示がされる。例えば、エラー発生時にエラー番号が通知され、それを元にエラーの原因を把握する方法がある。しかしながら、エラー番号のみの通知では原因箇所の特定が難しい場合があり、そのような場合には装置自体や装置の制御部(PC等)に蓄積されたログを元にエラーの原因を追究している。
【0003】
特許文献1は、ユーザ側での測定作業の間に、三次元測定機の操作入力手段の操作履歴やエラー履歴等が操作履歴ファイルに記録され、測定画面履歴が測定画面履歴ファイルに記録され、作成された履歴ファイルは、故障発生時にサービスセンタ側に通信回線を介して送信される遠隔故障診断支援システムが開示されている。これにより、サービスマンは、現地に出向かなくても、履歴ファイルの内容を参照して故障発生の原因を正確に推定することができると記載されている。
【0004】
特許文献2は、試料に対し分析を行う分析装置であって、a)電源投入直後又は所定の指示に応じて、当該装置の各部の初期化及び各部の動作が正常であるか否かをチェックする自己診断を実施する初期化手段と、b)前記初期化手段による初期化及び自己診断が実施される毎に、その結果を運転履歴として、時系列順序が識別可能であるように不揮発性記憶手段に格納する運転履歴記憶手段と、c)分析実行時に装置エラーが発生したときに、その直前の運転履歴との対応付けが可能であるように、該装置エラーの種類を特定することが可能な情報をエラー履歴として前記不揮発性記憶手段に格納するエラー履歴記憶手段と、d)所定の指示に応じて前記不揮発性記憶手段に格納されている前記エラー履歴及び該エラー履歴に対応する運転履歴を読み出して表示又は印刷のために出力する出力手段と、を備えることを特徴とする分析装置が開示されている。
【0005】
特許文献3は、複数の構造要素と、出力手段(センサ)と、撮影手段と、第1記憶手段と、第2記憶手段と、制御手段とを有する自動分析装置であって、出力手段(センサ)は、構造要素にエラーが発生した場合、前記エラーを示す信号を出力し、撮影手段は、構造要素に対応して設けられ、構造要素を動画で撮影し、制御手段は、撮影された動画を第1記憶手段に記憶させ、出力手段による信号を受信した場合、受信時から所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データを抽出し、第2記憶手段に記憶させる自動分析装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-69467号公報
特許第4957587号公報
特開2013-148445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術は、履歴ファイルに操作履歴情報及びエラー履歴情報が常に書き込まれ続けるため、必要なエラー履歴情報のみを取り出すのに手間がかかる。また、エラー履歴情報としてエラー種別が書き込まれるものの、複数の原因によって起こるようなエラーの場合、その原因をエラー種別から推定することは難しい。
【0008】
また、特許文献2の技術は、装置エラーが発生する直前の情報が得られないため、エラー原因を推定することは難しい。また、特許文献3の技術は、従来のドライブレコーダーの技術を応用したものであり、故障箇所が装置の内部にある装置への応用は難しい。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、装置情報およびエラー発生時にエラーが発生したことを示すエラー信号を出力する機能を有する監視対象装置のエラー原因を推定するための装置情報を記録する記録装置、システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)上記の目的を達成するため、本発明の解析装置は、以下の手段を講じた。すなわち、本発明の一態様の記録装置は、装置情報およびエラー発生時にエラーが発生したことを示すエラー信号を出力する機能を有する監視対象装置のエラー原因を推定するための前記装置情報を記録する記録装置であって、前記監視対象装置から複数の前記装置情報を取得する装置情報取得部と、前記監視対象装置から前記エラー信号を取得するエラー信号取得部と、前記エラー信号に基づいて保持する前記装置情報を指示する保持情報指示部と、前記保持情報指示部の指示に基づいて前記エラー信号が出力された時刻の前後の時間を含む所定時間の前記装置情報を記録する装置情報記録部と、を備えることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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