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公開番号2025094129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2025045486,2022129411
出願日2025-03-19,2021-03-30
発明の名称殺菌方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 55/02 20060101AFI20250617BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】殺菌剤による殺菌効果が低下してしまうことを抑制することが可能な、殺菌方法を提供する。
【解決手段】殺菌剤を加熱するヒーターHが介在された循環ライン53と、前記循環ラインに連結された主チャンバー42とを備える殺菌システムにおける殺菌方法において、殺菌剤を、ヒーターで加熱しながら循環ラインにより循環させる循環工程と、ヒーターで加熱された殺菌剤を主チャンバーに供給することにより、主チャンバーを殺菌する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
殺菌剤を加熱するヒーターが介在された循環ラインと、
前記循環ラインに連結された主チャンバーとを備える殺菌システムにおける殺菌方法において、
前記殺菌剤を、前記ヒーターで加熱しながら前記循環ラインにより循環させる循環工程と、
前記ヒーターで加熱された前記殺菌剤を前記主チャンバーに供給することにより、前記主チャンバーを殺菌する殺菌工程と、を備え、
前記殺菌剤は、前記殺菌システムを前回殺菌した際に使用した殺菌剤である、殺菌方法。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記循環工程において、前記殺菌剤は、前記主チャンバーに供給されない、請求項1に記載の殺菌方法。
【請求項3】
前記殺菌剤は、前記主チャンバーを前回殺菌した際に使用した殺菌剤である、請求項1又は2に記載の殺菌方法。
【請求項4】
殺菌剤を加熱するヒーターが介在された循環ラインと、
前記循環ラインに連結された主チャンバーと、
前記循環ラインに接続された制御装置と、を備える殺菌システムにおいて、
前記制御装置は、前記殺菌剤を前記ヒーターで加熱しながら前記循環ラインにより循環させ、前記ヒーターで加熱された前記殺菌剤を前記主チャンバーに供給し、
前記殺菌剤は、前記殺菌システムを前回殺菌した際に使用した殺菌剤である、殺菌システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記殺菌剤を前記ヒーターで加熱しながら前記循環ラインにより循環させる際、前記殺菌剤を前記主チャンバーに供給しない、請求項4に記載の殺菌システム。
【請求項6】
前記殺菌剤は、前記主チャンバーを前回殺菌した際に使用した殺菌剤である、請求項4又は5に記載の殺菌システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、殺菌方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、飲料をボトル等の容器に充填するシステムとして、飲料自体を殺菌するとともに、サージタンク、配管、充填ノズル等を殺菌して無菌状態にする内容物充填システムが知られている。このような内容物充填システムでは、例えば飲料の種類を切り替える際に、CIP(Cleaning in Place)をし、さらに、SIP(Sterilization in Place)をしている(例えば、特許文献1乃至3)。
【0003】
CIPは、飲料の流路やタンクに付着した前回の飲料の残留物等を除去するためのものであり、飲料の流路に、例えば水に苛性ソーダ等のアルカリ性薬剤を添加した洗浄液を流した後に、水に酸性薬剤を添加した洗浄液を流すことにより行われる。
【0004】
SIPは、飲料の流路やタンクを殺菌処理し、無菌状態にするためのものであり、例えば、CIPで洗浄した流路内に加熱蒸気または熱水を流すことによって行われる。
【0005】
また、内容物を充填するための充填装置が配置される充填チャンバー内も、浄化のためCOP(Cleaning out of Place)およびSOP(Sterilizing out of Place)が行われる(例えば、特許文献4乃至7)。
【0006】
充填チャンバー内には、各種噴射ノズルが配置されており、COPおよびSOPが行われる際には、これらのノズルから、アルカリ洗浄剤、過酢酸洗浄剤、過酸化水素水等の殺菌剤や無菌水等が、充填チャンバー内で順に噴霧状またはシャワー状に噴射される。この殺菌剤や無菌水のミスト、シャワー等によって、充填チャンバーの内壁面や充填装置(フィラー)等の機器の表面が浄化され、無菌化される。
【0007】
ところで、充填チャンバー内に噴射される殺菌剤は、殺菌剤原液に水を加えることにより作製される場合がある。しかしながら、殺菌剤原液に加えられる水内に予め菌が生残している可能性がある。この場合、殺菌剤内に菌が生残してしまうおそれがある。このように、殺菌剤内に予め菌が生残していた場合、充填チャンバー内に殺菌剤を噴射した場合であっても、殺菌剤内に生残する菌が充填チャンバー内に残存してしまう可能性がある。このため、殺菌剤による殺菌効果が低下してしまうおそれがあり、充填チャンバー内の殺菌が不十分になる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-331801号公報
特開2000-153245号公報
特開2007-22600号公報
特許第3315918号公報
特開2004-299723号公報
特開2010-189034号公報
特開2018-135134号公報
【0009】
本開示は、このような点を考慮してなされたものであり、殺菌剤による殺菌効果が低下してしまうことを抑制することが可能な、殺菌方法を提供することを目的とする。
【発明の開示】
【0010】
一実施の形態による殺菌方法は、殺菌剤を加熱するヒーターが介在された循環ラインと、前記循環ラインに連結された主チャンバーとを備える殺菌システムにおける殺菌方法において、前記殺菌剤を、前記ヒーターで加熱しながら前記循環ラインにより循環させる循環工程と、前記ヒーターで加熱された前記殺菌剤を前記主チャンバーに供給することにより、前記主チャンバーを殺菌する殺菌工程と、を備える殺菌方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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