TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025105770
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025070719,2021095345
出願日
2025-04-22,2020-09-29
発明の名称
バリア性積層体、該バリア性積層体を備える包装容器
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250703BHJP(積層体)
要約
【課題】蒸着膜との層間の密着性に優れる多層基材を備え、高いガスバリア性を有する、バリア性積層体の提供。
【解決手段】本発明のバリア性積層体は、蒸着膜を有する多層基材と、シーラント層とを備え、前記多層基材は、少なくともポリプロピレン樹脂層と表面コート層とを備え、前記ポリプロピレン樹脂層は、延伸処理が施されており、かつ前記表面コート層が、極性基を有する樹脂材料を含み、前記蒸着膜が、無機酸化物から構成されており、前記表面コート層上に前記蒸着膜を備え、前記蒸着膜の前記表面コート層が設けられた面とは反対側の面にバリアコート層を備え、前記バリアコート層が、金属アルコキシドと水溶性高分子とを含むガスバリア性塗布膜(但し、無機層状化合物をさらに含むガスバリア性塗布膜を除く。)であり、前記多層基材と前記蒸着膜との間のラミネート強度が、15mm幅において、3N以上であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蒸着膜を有する多層基材と、シーラント層とを備え、
前記多層基材は、少なくともポリプロピレン樹脂層と表面コート層とを備え、
前記ポリプロピレン樹脂層は、延伸処理が施されており、
かつ前記表面コート層が、極性基を有する樹脂材料を含み、
前記蒸着膜が、無機酸化物から構成されており、
前記表面コート層上に前記蒸着膜を備え、
前記蒸着膜の前記表面コート層が設けられた面とは反対側の面にバリアコート層を備え、
前記バリアコート層が、金属アルコキシドと水溶性高分子とを含むガスバリア性塗布膜(但し、無機層状化合物をさらに含むガスバリア性塗布膜を除く。)であり、
前記多層基材と前記蒸着膜との間のラミネート強度が、15mm幅において、3N以上であることを特徴とする、バリア性積層体。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記ポリプロピレン樹脂層と、シーラント層とが同一の材料から構成され、
前記同一材料が、ポリプロピレンである、請求項1に記載のバリア性積層体。
【請求項3】
前記多層基材の総厚さに対する、前記表面コート層の厚さの割合が、0.08%以上20%以下である、請求項1または2に記載のバリア性積層体。
【請求項4】
前記表面コート層の厚さが、0.02μm以上10μm以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項5】
前記樹脂材料が、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエステル、ポリエチレンイミン、水酸基含有(メタ)アクリル樹脂、ナイロン6、ナイロン6,6、MXDナイロン、アモルファスナイロンおよびポリウレタンから選択される1以上の樹脂材料である、請求項1~4のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項6】
前記表面コート層は、水系エマルジョンまたは溶剤系エマルジョンを用いて形成された層である、請求項1~5のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項7】
包装容器用途に用いられる、請求項1~6のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のバリア性積層体を備えることを特徴とする、包装容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バリア性積層体、該バリア性積層体を備える包装容器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルからなるフィルム(以下、ポリエステルフィルムともいう)は、機械的特性、化学的安定性、耐熱性および透明性に優れると共に、安価であることから、包装容器の作製に使用される積層体を構成する基材として使用されている。
【0003】
包装容器に充填する内容物によっては、包装容器には高い酸素バリア性および水蒸気バリア性などのガスバリア性が要求され、この要求を満たすべく、ポリエステルフィルム表面に、アルミナやシリカなどを含む蒸着膜を形成することが広く行われている(特許文献1)。
【0004】
ところで、近年、ポリエステルフィルムに代わる樹脂材料の探索が行われており、ポリオレフィンフィルム、特にポリプロピレンフィルムの基材への適用が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-053223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、従来のポリエステルフィルム基材に代えて、ポリプロピレンの延伸フィルム(以下、延伸ポリプロピレンフィルムともいう)を使用することを検討していたところ、延伸ポリプロピレンフィルムの表面に蒸着膜を形成しても、満足するガスバリア性を得ることができないという新たな課題を見出した。
【0007】
そして、本発明者らが検討を進めたところ、該延伸ポリプロピレンフィルムに蒸着膜を設けたバリア性積層体を使用した包装容器では、ポリエステルフィルム基材を使用する従来のバリア性積層体には見られない特有の現象、即ち、延伸ポリプロピレンフィルムと蒸着膜との層間で剥離が生じていることを見出し、その現象がガスバリア性を不十分なものとしているとの知見を得た。
【0008】
そして、本発明者らは、延伸ポリプロピレンフィルム表面に、180℃以上の融点を有する樹脂材料を含む表面樹脂層を設けることにより、当該表面樹脂層上に、形成される蒸着膜の密着性が改善されると共に、ガスバリア性も向上するとの知見を得た。
【0009】
また、本発明者らは、延伸ポリプロピレンフィルム表面に、極性基を有する樹脂材料を含むコート層を設けることによっても、当該コート層上に形成される蒸着膜の密着性が改善されると共に、ガスバリア性も向上するとの知見を得た。
【0010】
本発明はかかる知見に基づいてなされたものであり、その解決しようとする課題は、蒸着膜との層間の密着性に優れる多層基材を備え、高いガスバリア性を有する、バリア性積層体を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大日本印刷株式会社
パウチ
10日前
大日本印刷株式会社
積層体および包装袋
11日前
大日本印刷株式会社
積層体および包装袋
11日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置及びプログラム
13日前
大日本印刷株式会社
エレベータ情報出力システム
5日前
大日本印刷株式会社
熱交換器及び熱交換器付き電化製品
13日前
大日本印刷株式会社
対話システム、端末及びプログラム
17日前
大日本印刷株式会社
光学シート、面光源装置および表示装置
12日前
大日本印刷株式会社
サーバ装置、情報処理方法及びプログラム
16日前
大日本印刷株式会社
加飾シート貼付方法及び加飾シート貼付装置
10日前
大日本印刷株式会社
食品販売システム、食品ケースおよび食品販売方法
6日前
大日本印刷株式会社
照明装置
11日前
大日本印刷株式会社
表示装置
11日前
大日本印刷株式会社
樹脂成型品
3日前
大日本印刷株式会社
金属板及びその製造方法、並びに、メタルマスクの製造方法
18日前
大日本印刷株式会社
撮影装置、コンピュータプログラム、および、写真検証システム
12日前
大日本印刷株式会社
積層体及び加飾物品
5日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報取得システム、ホログラム読取方法及びプログラム
11日前
大日本印刷株式会社
貫通電極基板および半導体装置
11日前
大日本印刷株式会社
蒸着マスクの中間製品の製造方法
11日前
大日本印刷株式会社
樹脂フィルム、積層体及び包装製品
3日前
大日本印刷株式会社
電子情報記憶媒体、鍵管理方法、電子情報記憶媒体用プログラム、および鍵管理システム
4日前
大日本印刷株式会社
光学シート、面光源装置および表示装置
12日前
大日本印刷株式会社
電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、セキュアチャネル開設方法、及びプログラム
13日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス、蓋体、蓄電デバイスの製造方法
13日前
大日本印刷株式会社
金属張積層板及び配線基板、並びにそれらの製造方法
3日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス、蓋体、被覆体、蓄電デバイスの製造方法
13日前
大日本印刷株式会社
ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料
16日前
大日本印刷株式会社
液体入り組合せ容器、容器セットおよび液体入り容器の製造方法
2日前
大日本印刷株式会社
コイルユニット、送電装置、受電装置、電力伝送システム及び移動体
5日前
大日本印刷株式会社
光学積層体、並びに、それを用いた偏光板、表面板及び画像表示装置
16日前
大日本印刷株式会社
非化学増幅型ネガ型レジスト組成物、並びに、当該レジスト組成物を用いたレジストパターンの製造方法及びモールド
11日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス用外装材の成形工程における品質管理方法、蓄電デバイスの製造方法、蓄電デバイス用外装材、及び蓄電デバイス
11日前
東レ株式会社
積層体
2か月前
東レ株式会社
積層体
10か月前
東レ株式会社
積層体
6か月前
続きを見る
他の特許を見る