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公開番号2025093608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209359
出願日2023-12-12
発明の名称施設内で検出された音響データを処理する装置、方法、およびプログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G05D 1/243 20240101AFI20250617BHJP(制御;調整)
要約【課題】施設内で検出された音響データを処理する装置を提供する。
【解決手段】施設内を移動して集音することができるロボットにより検出された音響データを取得する音響データ取得部と、前記ロボットに対して前記音響データに含まれる、異音検知の対象機器の音の音圧がより大きくなる位置を探索させるロボット指令部と、前記音圧がより大きくなる位置の探索結果に基づいて、前記対象機器の音を集音する集音位置を決定する集音位置決定部とを備え、前記ロボット指令部は、前記音圧が閾値を超えたことに応じて前記ロボットによる探索を終了させる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
施設内を移動して集音することができるロボットにより検出された音響データを取得する音響データ取得部と、
前記ロボットに対して前記音響データに含まれる、異音検知の対象機器の音の音圧がより大きくなる位置を探索させるロボット指令部と、
前記音圧がより大きくなる位置の探索結果に基づいて、前記対象機器の音を集音する集音位置を決定する集音位置決定部と
を備える装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記ロボット指令部は、前記音圧が閾値を超えたことに応じて前記ロボットによる探索を終了させる請求項１に記載の装置。
【請求項３】
前記ロボット指令部は、
予め定められた一定時間に亘り、前記ロボットにより前記音圧がより大きくなる位置を探索させ、
前記一定時間の経過後に前記ロボットによる探索を終了させる
請求項１に記載の装置。
【請求項４】
前記ロボット指令部は、前記ロボットと前記対象機器との間に遮蔽物がある場合に、前記対象機器との間に前記遮蔽物がない位置に前記ロボットを移動させる請求項１に記載の装置。
【請求項５】
前記ロボット指令部は、前記ロボットの移動に伴い前記音圧が増加することに応じて前記ロボットの進行方向を維持し、前記ロボットの移動に伴い前記音圧が増加しなくなったことまたは前記音圧が減少したことに応じて前記ロボットの進行方向を変えることを前記ロボットに指示する請求項１に記載の装置。
【請求項６】
前記施設内の複数の機器のそれぞれについての機器データを記録する機器データベースに接続される機器データベース接続部と、
決定された前記対象機器の集音位置を前記機器データベースに登録する集音位置登録部と
を備える請求項１に記載の装置。
【請求項７】
少なくとも１つの機器の音を集音する処理において、前記ロボット指令部は、当該少なくとも１つの機器それぞれに対して前記機器データベースに登録された各集音位置に前記ロボットを移動させて集音させる請求項６に記載の装置。
【請求項８】
前記音響データに基づいて、前記対象機器の異常を特定する異常機器特定部を備える請求項１に記載の装置。
【請求項９】
前記対象機器の異常が特定されたことに応じて、前記施設内の前記対象機器または他の機器のうちの少なくとも１つに対して前記対象機器の異常に対処するための制御を行う機器制御部を備える請求項８に記載の装置。
【請求項１０】
施設内を移動して集音することができるロボットにより検出された音響データを取得する音響データ取得段階と、
前記ロボットに対して前記音響データに含まれる、異音検知の対象機器の音の音圧がより大きくなる位置を探索させるロボット指令段階と、
前記音圧がより大きくなる位置の探索結果に基づいて、前記対象機器の音を集音する集音位置を決定する集音位置決定段階と
を備える方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、施設内で検出された音響データを処理する装置、方法、およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１，２には「操作室からの運転員による指令によって、現場巡視ロボットを現場を自動巡視させ、現場映像と現場音声等をリアルタイムに取得し、操作室にて運転員が漏れなく機器の現状況を確認可能とする」（特許文献１の段落０００５）ことなどが記載されている。
［先行技術文献］
［特許文献］
［特許文献１］特開２０００－３９９１４号公報
［特許文献２］特開２０２０－１４９３４９号公報
【発明の概要】
【０００３】
本発明の第１の態様においては、施設内を移動して集音することができるロボットにより検出された音響データを取得する音響データ取得部と、前記ロボットに対して前記音響データに含まれる、異音検知の対象機器の音の音圧がより大きくなる位置を探索させるロボット指令部と、前記音圧がより大きくなる位置の探索結果に基づいて、前記対象機器の音を集音する集音位置を決定する集音位置決定部とを備える装置を提供する。
【０００４】
上記の装置において、前記ロボット指令部は、前記音圧が閾値を超えたことに応じて前記ロボットによる探索を終了させてよい。
【０００５】
上記何れかの装置において、前記ロボット指令部は、予め定められた一定時間に亘り、前記ロボットにより前記音圧がより大きくなる位置を探索させ、前記一定時間の経過後に前記ロボットによる探索を終了させてよい。
【０００６】
上記何れかの装置において、前記ロボット指令部は、前記ロボットと前記対象機器との間に遮蔽物がある場合に、前記対象機器との間に前記遮蔽物がない位置に前記ロボットを移動させてよい。
【０００７】
上記何れかの装置において、前記ロボット指令部は、前記ロボットの移動に伴い前記音圧が増加することに応じて前記ロボットの進行方向を維持し、前記ロボットの移動に伴い前記音圧が増加しなくなったことまたは前記音圧が減少したことに応じて前記ロボットの進行方向を変えることを前記ロボットに指示してよい。
【０００８】
上記何れかの装置は、前記施設内の複数の機器のそれぞれについての機器データを記録する機器データベースに接続される機器データベース接続部と、決定された前記対象機器の集音位置を前記機器データベースに登録する集音位置登録部とを備えてよい。
【０００９】
上記の装置において、少なくとも１つの機器の音を集音する処理において、前記ロボット指令部は、当該少なくとも１つの機器それぞれに対して前記機器データベースに登録された各集音位置に前記ロボットを移動させて集音させてよい。
【００１０】
上記何れかの装置は、前記音響データに基づいて、前記対象機器の異常を特定する異常機器特定部を備えてよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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