TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025093298
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2024196419
出願日
2024-11-11
発明の名称
電気機械接合モジュール
出願人
キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト
代理人
弁理士法人浅村特許事務所
主分類
H02K
11/225 20160101AFI20250616BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】力をかける電気機械接合モジュールを提供する。
【解決手段】電気機械接合モジュール1は駆動ユニット10とタペット30とを備え、タペット30は、駆動ユニット10に取り付けられ、駆動ユニット10によって直線的に動かされ得、タペット30に取り付けられ、かけられた力Kを測定し、測定された力の測定値MWを生成する力変換器40を固定されたステータ20と共に備え、タペット30及び力変換器40は、ストローク長Lにわたってステータ20に対して直線的に動かされ得、タペット電子部品31とタペット・コイル32とを備え、タペット・コイル32は、直線運動の過程で、ステータ・コイル22に対して近接した配置を維持し、測定値MWを測定データMDとして、近接場遠隔測定法によってタペット・コイル32からステータ・コイル22へ伝送し、ステータ・コイル22は、ストローク長L全体にわたって延びている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
力(K)をかける電気機械接合モジュール(1)であって、前記電気機械接合モジュール(1)が、駆動ユニット(10)とタペット(30)とを備え、前記タペット(30)は、前記駆動ユニット(10)に取り付けられ、前記駆動ユニット(10)によって直線的に動かされ得、前記電気機械接合モジュール(1)は、力変換器(40)を備え、前記力変換器(40)は、前記タペット(30)に取り付けられ、前記かけられた力(K)を測定し、前記測定された力の測定値(MW)を生成し、前記電気機械接合モジュール(1)は、固定されたステータ(20)を備え、前記タペット(30)及び前記力変換器(40)が、ストローク長(L)にわたって前記ステータ(20)に対して直線的に動かされ得、前記タペット(30)は、タペット電子部品(31)とタペット・コイル(32)とを備え、前記ステータ(20)は、ステータ電子部品(21)とステータ・コイル(22)とを備え、前記タペット・コイル(32)は、直線運動の過程で、前記ステータ・コイル(22)に対して近接した配置を維持し、前記タペット電子部品(31)及び前記ステータ電子部品(21)は、前記測定値(MW)を測定データ(MD)として、近接場遠隔測定法によって前記タペット・コイル(32)から前記ステータ・コイル(22)へ伝送するのに好適である、電気機械接合モジュール(1)において、前記ステータ・コイル(22)が前記ストローク長(L)全体にわたって延びていることを特徴とする、電気機械接合モジュール(1)。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記ステータ・コイル(22)が、単一のステータ・コイル巻線(221)を備えることを特徴とする、請求項2に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項3】
前記タペット・コイル(32)が、前記ストローク長(L)に対して垂直な平面内の特定の領域において、前記ステータ・コイル巻線(221)を完全に取り囲むことを特徴とする、請求項2に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項4】
前記タペット・コイル(32)がトロイダル・コア・コイルであり、前記トロイダル・コア・コイルが中央貫通孔320を備えること、及び前記ステータ・コイル巻線(221)が前記タペット・コイル(32)の前記中央貫通孔32を通って突出していることを特徴とする、請求項2又は3に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項5】
前記ステータ(20)が変圧器コイル(25)を備えること、前記ステータ電子部品(21)が1次電圧(U1)を生成するのに好適であること、前記1次電圧(U1)が前記変圧器コイル(25)に印加されること、及び前記変圧器コイル(25)が前記1次電圧(U1)を2次電圧(U2)に変換するのに好適であることを特徴とする、請求項2から4までのいずれか一項に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項6】
前記変圧器コイル(25)がトロイダル・コア・コイルであること、前記変圧器コイル(25)が第1の変圧器コイル巻線(251)と第2の変圧器コイル巻線(252)とを備えること、並びに第1の変圧器コイル巻線(251)の数の第2の変圧器コイル巻線(252)の数に対する比が、前記1次電圧(U1)を前記2次電圧(U2)に変換することを特徴とする、請求項5に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項7】
前記ステータ電子部品(21)が1次電圧(U1)を生成するのに好適であること、2次電圧(U2)が前記ステータ・コイル(22)に存在すること、並びに前記ステータ・コイル(22)及び前記タペット・コイル(32)が、前記ステータ・コイル(22)の前記2次電圧(U2)によって前記タペット・コイル(32)に交流電圧(U3)を誘導するのに好適であることを特徴とする、請求項2から6までのいずれか一項に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項8】
前記ステータ・コイル(22)及び前記タペット・コイル(32)が、前記2次電圧(U2)を交流電圧(U3)に変換するのに好適であることを特徴とする、請求項7に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項9】
前記タペット・コイル(32)が、複数のタペット・コイル巻線(321)を備えること、並びにステータ・コイル巻線(221)の数のタペット・コイル巻線(321)の数に対する比が、前記ステータ・コイル(22)の前記2次電圧(U2)を前記タペット・コイル(32)の前記交流電圧(U3)に変換することを特徴とする、請求項8に記載の電気機械接合モジュール(100)。
【請求項10】
前記タペット・コイル(32)の前記交流電圧(U3)が、第1の搬送周波数(F1)を備えること、前記力変換器(40)が、力変換器線(43)を介して前記タペット電子部品(31)に電気的に接続され、前記力変換器線(43)を介して前記測定値(MW)を前記タペット電子部品(31)に伝送すること、前記タペット電子部品(31)が、前記測定値(MW)を測定データ(MD)に転換し、前記タペット・コイル(32)の前記交流電圧(U3)の前記第1の搬送周波数(F1)を変調することによって、前記測定データ(D)を前記1次電圧(U1)に導入するのに好適であること、及び前記ステータ電子部品(21)が、前記1次電圧(U1)の前記変調された第1の搬送周波数(F1)を復調し、これにより前記1次電圧(U1)から前記測定データ(MD)を抽出するのに好適であることを特徴とする、請求項7から9までのいずれか一項に記載の電気機械接合モジュール(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項のプリアンブルに記載の電気機械接合モジュールに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電気機械接合モジュールは、工業生産において、スタンピング、打抜き、リベット打ち、クリンチングなど、様々な組立て及び接合プロセスに使用されている。電気機械接合モジュールは、電気モータ、ネジ駆動部、タペット、及び力変換器を備える。電気モータは、ネジ駆動部に動作可能に接続されており、電気駆動部の回転運動は、ネジ駆動部により直線運動に転換される。タペット及び力変換器は、ネジ駆動部に取り付けられ、直線運動で移動する。タペット及び力変換器は、数百mmのストローク長にわたって直線的に移動する。電気機械接合モジュールは、効率的な生産のために、約400mm/秒の高速運動、10ストローク/分を超える高ストローク速度、及び0.01mmの高い繰り返し精度を示す。力変換器は、タペットによって加えられた数桁にわたる力を測定する。力変換器は、測定された力の測定データを生成する。測定データは、0.5%の測定精度を示す。
【0003】
かかる電気機械接合モジュールは、国際公開第2011009223A1号で知られている。電気モータ及びネジ駆動部は、駆動ユニットを形成する。駆動ユニットは、ステータを備える。ステータは固定されている。タペットは、ステータに対して直線的に移動することができる。タペットは、駆動ユニットとは反対側に向くタペット端部を備える。力変換器は、タペット端部に取り付けられている。
【0004】
文献、国際公開第2011009223A1号の教示によれば、タペットは、この目的のために、タペット電子部品及びタペット・コイルを備える。タペット・コイルは、ストローク長全体にわたって延びている。タペット・コイルは、単一の巻線を備え、タペットの溝に配置されている。ステータは、ステータ電子部品及びステータ・コイルを備える。ステータ・コイルは、U字型であり、直線運動の過程でタペット・コイルに対して近接した配置を維持する。タペット電子部品及びステータ電子部品は、近接場遠隔測定法(near-field telemetry)によってタペット・コイルからステータ・コイルへ測定データを伝送するのに好適である。これは、タペット・コイルとステータ・コイルとの間の誘導結合を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際出願公開第2011009223A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、文献、国際公開第2011009223A1号で知られている測定データの伝送を可用性の点で改善し、その設計を簡素化して、コスト効率よく実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、独立請求項の特徴によって解決される。
【0008】
本発明は、力をかける電気機械接合モジュールに関し、電気機械接合モジュールは駆動ユニットとタペットとを備え、タペットは、駆動ユニットに取り付けられ、駆動ユニットによって直線的に動かされ得、電気機械接合モジュールは、力変換器を備え、力変換器は、タペットに取り付けられ、かけられた力を測定し、測定された力の測定値を生成し、電気機械接合モジュールは、固定されたステータを備え、タペット及び力変換器は、ストローク長にわたってステータに対して直線的に動かされ得、タペットは、タペット電子部品とタペット・コイルとを備え、ステータは、ステータ電子部品とステータ・コイルとを備え、タペット・コイルは、直線運動の過程で、ステータ・コイルに対して近接した配置を維持し、タペット電子部品及びステータ電子部品は、測定値を測定データとして、近接場遠隔測定法によってタペット・コイルからステータ・コイルへ伝送するのに好適であり、ステータ・コイルは、ストローク長全体にわたって延びている。
【0009】
本発明による電気機械接合モジュールのステータ・コイルは、文献、国際公開第2011009223A1号の電気機械式結合モジュールとは対照的に、ストローク長全体にわたって延びている。
【0010】
本発明による電気機械接合モジュールは、いくつかの利点を有する。
a.タペットにおいて、ストローク長全体にわたって延びるタペット・コイルを配置するためのスペースがもはや不要であるという事実は、タペットが機械的安定を得ることを意味する。溝は省かれる。機械的安定を得ることが、力がかけられたときのタペットの屈曲を低減する。これはさらに、互いに近接して配置されているステータ・コイル及びタペット・コイルが、測定データの伝送を中断させ電磁結合モジュールの可用性を損なう、タペットの屈曲の結果接触し得る可能性を低減する。
b.タペットの溝を省くことにより、近接場遠隔測定法の過程における誘導結合の遮断も防止され、これは測定データの伝送をさらに改善し、ひいては電磁結合モジュールの可用性を向上させる。
c.このタペットはさらに、ステータ内において滑り軸受で案内され、文献、国際公開第2011009223A1号の教示によれば、案内面は、複雑でコストが高いタペット・コイルのエリアでも高精度で製造されなければならない。
d.そして最後に、ステータを径方向に取り囲むステータ上で、ストローク長全体にわたって延びるステータ・コイルの配置に、比較的多くのスペースが利用可能である。これは、ステータ上でのステータ・コイルの構造的に単純で費用対効果の高い配置を可能にする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
恒久電源開発の装置
7日前
キヤノン株式会社
電源装置
今日
株式会社竹中工務店
避雷設備
今日
トヨタ自動車株式会社
充電装置
9日前
北勢工業株式会社
保護管
14日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
7日前
ダイハツ工業株式会社
ロータ構造
14日前
株式会社ダイヘン
充電装置
14日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
7日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
7日前
株式会社デンソー
電気装置
16日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
7日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
7日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
14日前
個人
バネとクラッチを用いた波浪発電装置
16日前
因幡電機産業株式会社
充電システム
7日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
14日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
3日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
株式会社ダイヘン
電力システム
14日前
矢崎総業株式会社
電池切替装置
9日前
住友重機械工業株式会社
回転電機
3日前
株式会社IJTT
オイル冷却装置
7日前
三菱電機株式会社
ゲート駆動装置
14日前
日産自動車株式会社
光電変換装置
今日
三菱電機株式会社
束線器具
10日前
多摩川精機株式会社
逆起電圧可変モータ
2日前
スズキ株式会社
車両用モータ構造
7日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
今日
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
7日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
2日前
ニチコン株式会社
電源回路
8日前
株式会社明電舎
電動機
15日前
続きを見る
他の特許を見る