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公開番号2025093117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208649
出願日2023-12-11
発明の名称真贋判定システム、真贋判定装置、コンピュータプログラム及び真贋判定方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250616BHJP(計算;計数)
要約【課題】より適切な撮影条件で対象媒体を撮影して真贋判定の精度を向上させることができる真贋判定システム、真贋判定装置、コンピュータプログラム及び真贋判定方法を提供する。
【解決手段】真贋判定システムは、真贋判定装置と、発光部及び撮像部を有する端末装置とを備え、端末装置は、対象媒体を撮影した時系列の画像を真贋判定装置へ送信し、真贋判定装置は、時系列の画像に基づいてホログラム画像を特定可能な撮影条件で対象媒体が撮影されているか否かを判定し、ホログラム画像を特定可能な撮影条件で撮影されていない場合、撮影条件を更新する更新情報を端末装置へ送信し、端末装置は、更新情報を用いて対象媒体を撮影した時系列の画像を真贋判定装置へ送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
真贋判定装置と、発光部及び撮像部を有する端末装置とを備え、
前記端末装置は、
対象媒体を撮影した時系列の画像を前記真贋判定装置へ送信し、
前記真贋判定装置は、
前記時系列の画像に基づいてホログラム画像を特定可能な撮影条件で前記対象媒体が撮影されているか否かを判定し、
ホログラム画像を特定可能な撮影条件で撮影されていない場合、撮影条件を更新する更新情報を前記端末装置へ送信し、
前記端末装置は、
前記更新情報を用いて前記対象媒体を撮影した時系列の画像を前記真贋判定装置へ送信する、
真贋判定システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記真贋判定装置は、
ホログラム画像を特定可能な撮影条件で撮影されている場合、前記時系列の画像に基づいてホログラム画像を特定し、
特定したホログラム画像に基づいて前記対象媒体の真贋を判定する、
請求項１に記載の真贋判定システム。
【請求項３】
前記更新情報は、
前記撮像部の焦点を調整する情報を含む、
請求項１に記載の真贋判定システム。
【請求項４】
前記更新情報は、
前記発光部のオン・オフを制御する情報を含む、
請求項１に記載の真贋判定システム。
【請求項５】
前記更新情報は、
前記撮像部の光軸からのずれを制御する情報を含む、
請求項１に記載の真贋判定システム。
【請求項６】
前記端末装置は、
前記対象媒体を撮影した第１時点の画像と、前記第１時点より後の第２時点の画像との差分画像を前記真贋判定装置へ送信し、
前記真贋判定装置は、
前記第１時点の画像及び前記差分画像に基づいて前記第２時点の画像を生成し、
生成した第２時点の画像に基づいてホログラム画像を特定する、
請求項２から請求項５のいずれか一項に記載の真贋判定システム。
【請求項７】
前記真贋判定装置は、
前記端末装置の発光部からの光を前記対象媒体に照射した状態で撮影した第１画像に基づいて第１のホログラム画像を特定し、
特定した第１のホログラム画像と第１正解画像との類似度を算出し、
算出した類似度と第１類似度閾値とに基づいて前記対象媒体の第１の真贋を判定する、
請求項２から請求項５のいずれか一項に記載の真贋判定システム。
【請求項８】
前記真贋判定装置は、
前記端末装置の発光部からの光を前記対象媒体に照射しない状態で撮影した第２画像に基づいて第２のホログラム画像を特定し、
特定した第２のホログラム画像と第２正解画像との類似度を算出し、
算出した類似度と第２類似度閾値とに基づいて前記対象媒体の第２の真贋を判定する、
請求項７に記載の真贋判定システム。
【請求項９】
前記真贋判定装置は、
前記第１の真贋の判定結果及び前記第２の真贋の判定結果に基づいて前記対象媒体の真贋を判定する、
請求項８に記載の真贋判定システム。
【請求項１０】
制御部を備え、
前記制御部は、
対象媒体を撮影した時系列の画像を端末装置から受信し、
受信した時系列の画像に基づいてホログラム画像を特定可能な撮影条件で前記対象媒体が撮影されているか否かを判定し、
ホログラム画像を特定可能な撮影条件で撮影されていない場合、撮影条件を更新する更新情報を前記端末装置へ送信する、
真贋判定装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、真贋判定システム、真贋判定装置、コンピュータプログラム及び真贋判定方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
クレジットカード、紙幣、株券、商品券や高級ブランド品などには、複製や偽造などを防止するための情報が記録された媒体が用いられている。このような媒体には、複製困難なホログラムのようなセキュリティ技術が利用されている。
【０００３】
近年、フラッシュライトや高画質の写真を撮影できる高性能のカメラ、高度な画像処理機能を備えるスマートフォンなどの携帯型端末が広く普及しており、特殊な技能や専門知識が無くても、このような携帯型端末が備える機能を利用することで媒体の真贋判定を行うことは合理的である。
【０００４】
特許文献１には、対象物にマーキングされた電子透かしコードを、情報端末に備えられたカメラで撮影して読み取り、読み取ったコード情報をサーバへ送信し、サーバは、データベースに蓄積した読取ログデータを解析して、対象物の真贋を判定する真贋判定システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１５－２２３１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１のようなシステムでは、カメラで撮影した画像をサーバへ送信するため、カメラの撮影条件が適切でないと、サーバは、適切でない画像に基づいて真贋判定を行うことになり、真贋判定の精度が低下するおそれがある。また、カメラで撮影する際の撮影条件が変動する場合も、最適な撮影条件で撮影されるまでの間、真贋判定の精度が低下するおそれがある。
【０００７】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、より適切な撮影条件で対象媒体を撮影して真贋判定の精度を向上させることができる真贋判定システム、真贋判定装置、コンピュータプログラム及び真贋判定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本実施形態の真贋判定システムは、真贋判定装置と、発光部及び撮像部を有する端末装置とを備え、前記端末装置は、対象媒体を撮影した時系列の画像を前記真贋判定装置へ送信し、前記真贋判定装置は、前記時系列の画像に基づいてホログラム画像を特定可能な撮影条件で前記対象媒体が撮影されているか否かを判定し、ホログラム画像を特定可能な撮影条件で撮影されていない場合、撮影条件を更新する更新情報を前記端末装置へ送信し、前記端末装置は、前記更新情報を用いて前記対象媒体を撮影した時系列の画像を前記真贋判定装置へ送信する。
【０００９】
本実施形態の真贋判定装置は、制御部を備え、前記制御部は、対象媒体を撮影した時系列の画像を端末装置から受信し、受信した時系列の画像に基づいてホログラム画像を特定可能な撮影条件で前記対象媒体が撮影されているか否かを判定し、ホログラム画像を特定可能な撮影条件で撮影されていない場合、撮影条件を更新する更新情報を前記端末装置へ送信する。
【００１０】
本実施形態のコンピュータプログラムは、対象媒体を撮影した時系列の画像を端末装置から受信し、受信した時系列の画像に基づいてホログラム画像を特定可能な撮影条件で前記対象媒体が撮影されているか否かを判定し、ホログラム画像を特定可能な撮影条件で撮影されていない場合、撮影条件を更新する更新情報を前記端末装置へ送信する、処理をコンピュータに実行させる。
（【００１１】以降は省略されています）

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